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noouchi
#33 君と会えたから
この本を読もうと思ったきっかけは、以前父に喜多川泰という作家の本を薦められたことだ。
この本は恋愛小説でもあり、家族の絆を描くお話でもあり、どのように人生と向き合うべきかを教えてくれる本でもある。
病や死と向き合わなければならない場面も出てくる。
一冊の本にここまで、いろいろな要素が詰め込まれている本は私は出逢ったことがなかった。
ネタバレになってしまうので、まだ読んでいない方ご注意を!
お父さんと実際に呼ばれていたのは、手記だったという点が一番悲しいけれど一方で素敵だなあ。と思った。
私も自分の子どもをいつか授かる日が来たら、そのようなオリジナル本を残してあげたいと思った。
本の内容と話は逸れるが、現在私は入院中である。
だからこその感性というか、いつもと違う向き合い方でこの物語に出逢えたのかもしれない。
折り鶴が彼女が本当に現実に生きていた証であるとするならば、私の生きた証って何だろう…そう考えさせられる本だった。
また喜多川泰の別のお話も読んでみたいと思う。
同様に、本作も元気になったらまた読み返したい本の一冊だ。
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