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【製本のある暮らし】 ¥124,000のノート1冊、¥33,500のノート2冊受注。あなたはレッドオーシャンで泳ぎますか?



手仕事に限らず、仕事には共通の思いがあります。
想像・やりがい・充実感、これらが揃うことで生活は幸福感に満ちたものになります。


ここでの想像とは、お客様の顔であったり、サービスのあり方、プロダクトの形や機能といったものを頭で思い描くことを指します。これが出発点となり、行動が始まり、仕事がスタートします。この時にワクワク感があれば嬉しいですね。
想像した目標に向かう時、これが自分でたてた目標ならば非常なやりがいを感じます。やりがいの末、目標としたものの結果が出た、お客様の笑顔が頂けた、プロダクトが完成し称賛された。
そしてそれに見合う利益を手にすることが出来た時、充実感に満ち溢れ、また次への原動力となります。


このサイクルが出来る事で、生活は幸福感につつまれ、自然に笑顔が生まれ、その氣がまわりの人々にも伝播していきます。理想です。


しかし、現実にはそうなりません。必ず競争であったり、上下関係が生じて窮屈な思いをすることがほとんどで、私達は常日頃そういったストレスの中で働いています。そういったストレスが無いに越したことはありませんが、すべてを排除することは出来ませんし、一方で必要な競争や上下関係といったものもあります。出来ることなら、競争や上下関係は必要最小限であって欲しいものです。


そういったストレスの必要最小限の場こそがブルーオーシャン。果てしなく続く穏やかで青い海。心地よい風と波の音を聞きながら、その先にある想像・やりがい・充実感に想いを巡らせる。そんな海で泳いでみませんか?


逆に、上から圧をかけられ、果てしなく続くであろう競争に晒され、戦い続ける。例えるなら、血で血を洗うような場所、真っ赤な海、そこがレッドオーシャン。


貴方はレッドオーシャンで泳ぎますか?




表題の金額のノートは、数年前、実際に私がご依頼を受け、製本・販売をしたノートです。
まさに、想像・やりがい・充実感が結晶した形です。私は無意識のうちにブルーオーシャンに立っていた。その事に気が付き、そしてそれら全てはすでに自分の中に存在していたことを自覚しました。


なぜそのようなことを引き寄せられたのか?、そして手製本で作ったノートに付いた値段の意味をお話ししたいと思います。



目次
1、はじめに。(ノート受注のあらまし)

2,高価格ノートを作るには。

3,技術は未熟でも大丈夫。

4、都会よりも地方。

5,成功はすでに自分の中に在る。



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4,335字

¥ 3,000

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