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その「仕事」は好きですか?

売ろうとする商品、売ろうとするサービス。
自分が「どんなもの」を「売りたい」
と思って仕事をしていますか?

仕事は、何かしら人と関わる。
どんなコンセプトを持って、人と
接していますか?

私は今している3つの仕事を見つめてみた。

派遣の仕事

派遣の仕事の場合は、目立つべきではない、と
思っている。
要求されていることは、言われた仕事をきっちりと
全うすることだと思っている。
この仕事は、受診者とのほんの短いコミュニケーション
を取ることで、受診者のこれからの健康に
役に立つのでは、と感じられる。
「自分が売りたいサービス」は、真面目に仕事をする、
ということ。それの対価が給料。

派遣の仕事は、その時だけの現場や派遣先が多いので、
派遣先で出会った人たちと関わることは少ない。
一期一会であることを念頭においている。

学生服販売店の仕事

小さな制服販売店の仕事は、対面販売。
制服をつくるために、採寸をする、というのが
一番の仕事なのだが、それだけではない。
子どもが幼稚園小学校に入り、または中学高校
になって、初めて足を踏み入れるお店。
つまり子どもがいないと、行かない店なのだ。
どんなにかっこいい制服を売っていても、
その学校に通わなければ、子どもはその制服を着ないし、
保護者もその学校のことについて知ることもない。

だから私は「その学校の知識を知る」のだ。
どんな校則があるのか、学校の雰囲気はどんな感じか。
その知識を提供することも、仕事のひとつ。
自分の好奇心を活かして情報を得て、それをお客様に
提供する。
「自分が売りたいサービス」は、制服自体の解説と
その学校の特徴。
制服を作りにくれば、その学校の修学旅行には、
何枚のシャツが必要か?まで説明する。
つまりは、新しいことを常にバージョンアップしていない
といけない。
お客様がコミュニケーションをとりやすいように
話しかけることは、大事である。

ニットインストラクターの仕事

編み物の先生の資格を取って、25年以上経つ。
今のスクールで教え始めて、約8年。
上手な方もいれば、初心者もいる。
年齢も、さまざま。ご高齢の方もいる。
みなさま、私を頼ってきてくださっている。
この仕事が一番、対面接客サービスを感じる。
みなさんの話を聞き、なにをどうしたいのかの
相談に乗っている。
自分の売りたいサービスは、「編み物の知識」。
幸い、教室の雰囲気もよく、私はいつも
恵まれている、と感じている。

どの仕事でも、私にできることはできるだけ
したいと思う。

健康診断に来られた方には、ストレスなく
気持ちよく受診していただきたい。

制服を作りにきた方には、中学3年間、あるいは
高校3年間着用する制服なのだから、ストレスなく
着用できるよう、きちんと採寸して、お客さまが
知りたい情報あれば、教えてあげたい。

編み物は趣味の場。
趣味はストレスなく楽しんでほしい。
私がしてきた数々の失敗や成功を生かして、
生徒さんの作品が美しいものになるように
手助けしたい。

お客様にストレスを与えない。
それが私の仕事のコンセプト、基本の考えである。



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