見出し画像

「パラシュート」、飛んだかな??

8月5日土曜日。北海道大学FMI国際拠点にて、北海道・道総研・本学主催の子ども向け科学イベント「2023サイエンスパーク」が開催されました。

サイエンスパークでは様々な体験教室が開催されましたが、そのうちの一つ、「岩谷技研×北海道大学~「やってみる」から、はじめよう!~」にスタッフとして参加しましたので、その様子をお伝えします。

▼当日の様子(動画)▼

「やってみる」からはじめよう!は株式会社岩谷技研 代表取締役 岩谷圭介氏の講演と岩谷式パラシュート製作体験の2部構成で実施されました。
北大OBでいらっしゃる岩谷社長。現在は気球による宇宙遊覧を実現すべく、お忙しい日々を送っていらっしゃいますが、「子どもたちに”サイエンスの魅力"や"夢を追いかけることの素晴らしさ"を伝えて欲しい!」という我々の願いに、今回の体験教室出展を快諾してくださいました。


宇宙をもっと身近に感じるおはなし、沢山聞けました!

講演が始まった当初は緊張していた子どもたち。岩谷社長の問いかけにも「・・・」と控えめな反応を見せていましたが、「月ってどれくらい遠いか知ってる?」「ロケットって最後はどうなる!?」などなど、知っているようで知らないお話を、視覚的にも分かりやすく紹介してくださる社長のお話に、子どもたちだけではなく、周りの大人たちもすっかり魅せられていきました。講演終盤にはあちこちで「えぇ~!!」「すご~い!!」など、興味津々ワクワクな声が沸きあがっており、子どもたちのキラキラな瞳が印象的な時間を共有することができました。

宇宙について、色々なお話をしてくださった岩谷圭介社長
元気いっぱい、クイズに参加するこどもたち

「やってみる」の大切さを学ぼう!

講演の後は岩谷式パラシュート製作に挑戦!イベント名にもある通り、この体験教室の主眼は「やってみる」ことの大切さを学ぶこと。あえて、参加はお子様のみとさせていただきました。
とはいえ、最初から完成まで全てを子どもたちだけで成し遂げることは難しく、今回は最強助っ人陣にお声がけ。北大院生(実は大多数は博士学生、半数は留学生だったのですが、気づきましたか?)のお兄さん、お姉さんスタッフ10名がお手伝いをしてくれました。
説明書を見ながらまずは自分で考える・・・。説明書の絵と同じように切るにはどこを折る?切れ端はどちらを使う?説明書としばらくにらめっこをする子、サクサクとハサミを進める子・・・。進度はそれぞれバラバラでしたが、自分の力で、自分だけのパラシュートを作り上げていました。出来あがったものはそれぞれ色も形も異なりますが、どれも素敵なパラシュート、何よりみんな愛着が沸いたようでした。

材料集めの段階から、「やってみる」は始まっています!

お兄さん、お姉さんがサポートしました。(実は博士学生多数だったのです!)

飛ばしてみよう!パラシュート!

製作の後は実験です。実際にパラシュートが飛ぶかどうかをみんなで確かめました。「みんな、パラシュート飛ぶと思う?」の問いかけに「飛ぶー!!」と自信満々なこどもたち。さてさて結果はどうだったでしょう?
お父さん、お母さんが見守る中、パラシュートを投下していく子どもたち。
ひらひらとゆっくり落ちていくもの、シューっと素早く落ちていくもの。
落ち方もまちまちなのね、と思う大人はさておいて、元気いっぱいの子どもたちは「次のパラシュートつくる~!次はこうする~!」と探求心満々のご様子です。時間内に複数個のパラシュートを作り、次々飛ばして観察する子、一つのパラシュートにじっくり取り組む子、子どもたちの色々な個性が垣間見えたひと時でした。

「どうぞ~!」の掛け声で、みんな一斉にパラシュートを投下します。
それぞれが、自慢のパラシュートを投げて、実験しました。

実験を終えて

こどもたち全員がパラシュートを飛ばしたところで、体験教室は終了となりましたが、実験中も岩谷社長の周りには常に子どもたちの姿が・・・。みんな、宇宙について聞きたいことがあるようで、質問が後を絶たない様子でした。帰り際、子どもたちの口からは「次はこうして作ってみようかな?」や「家に帰って早く第2号を作るんだ!」などの声が聞こえ、パラシュート作りに苦戦していた子たちも、自分の力でやり遂げた充実感を感じてくれたかな?と思わずにはいられない様子を見せてくれました。

色々なパラシュートが舞いおりてきて、ステキです♪

最後に

お天気が優れない中イベントに参加し、元気いっぱいな姿を見せてくれた子どもたち、体験教室中も温かく見守ってくださった父兄のみなさま、この度はイベントにご参加いただき、ありがとうございました。
大人になると、ついつい先回りをして、手を出してしまいたくなりますが、改めて子どもたちの可能性や、ぐっとこらえて見守り「やってみる」を引き出すことの大切さに気付かされたイベントでした。大人になってもまだまだ学べることは沢山ある!とも感じられたイベントでした。
最後にイベント出展を快諾してくださった岩谷社長はじめ、岩谷技研スタッフのみなさま、イベント運営をお手伝いしてくれた学生スタッフのみなさん、イベント実施に関わってくださった全ての方々に、この場を借りて感謝申し上げます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?