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ヒルドイドの自己負担額が上がる!保湿は高齢者にも重要な問題!

こんにちは!
おじいちゃんおばあちゃん大好き♪老人ホーム勤務の看護師松本です😊

高齢になってくると、水分の摂取量も少なくなり、油分も減少することから皮膚の乾燥が気になります!

入浴介助の時に服を脱いでもらう際、皮膚が乾燥していることで粉が舞うってこともしばしば・・・

そのため、私の勤めている施設ではヒルドイドとワセリンをMIXさせた軟膏を入浴後に全身へ塗るようにしています。

そのため、皮膚の状態が良くなった方も多く利用してきました。

その中で、気になるニュースを見つけたので、お話していこうと思います。


【厚生労働省】「ヒルドイド」10月から自己負担額アップ!

実は、ヒルドイドの問題は以前からも話が出ていたことでした。
乳幼児やアトピー性皮膚炎の患者さんに処方されることが多い保湿剤の1つが「ヒルドイド」です。

ただ、成分が良くて美容にもいいとインターネットで情報が出回り、美容目的で利用し始める人が多く、病気などで本当にヒルドイドが必要な患者さんに薬が手に入らないってことで問題になっていました。

厚労省は10月から、特許が切れた先発薬のうち、後発薬の発売から5年以上が経過したものや、後発薬への置き換え率が50%以上になったものの自己負担を引き上げる。先発薬と後発薬との差額の4分の1を保険適用外とする。4月19日付けの事務連絡でヒルドイドを含む対象品目を示した。

ヒルドイドは皮膚薬大手マルホが製造・販売する。3割負担の人がクリームのヒルドイドを300グラム処方される場合、窓口負担は現行より774円増えて2439円となる。ヒルドイドはインターネット上で美容目的で紹介されることがあり、健康保険組合連合会(健保連)は2017年、保険適用外とすることの検討を求めていた。

引用:保湿薬「ヒルドイド」、10月から自己負担増 厚労省 - 日本経済新聞

この日本経済新聞の記事を見てわかるように、厚生労働省が2024年の10月に値上げをすることを発表しています。

ただ、ヒルドイドが治療として医師が必要と診断した場合は、追加の負担はないようです。

ドラックストアでも市販薬として販売されてはいましたが、クリニックに行って保険を使って処方をしてもらう人が多かったため今回の値上げに繋がっています。

「ヒルドイド」高齢者では皮脂欠乏症で使用される

どんどん年を重ねていくと、皮膚の潤いを保つ物質が減っていきます。
そうなると、乾燥によってひび割れや痒みが出るため、皮膚トラブルに悩む高齢者は多いです。

一番は皮脂量の低下が原因で、高齢者の皮脂欠乏症は「老人性乾皮症」とも言われています。

高齢者の場合、皮膚が乾燥しているだけだと放置していると湿疹や痒みがひどくなり、治療する時にステロイドなどの薬を処方される方が多いです。

免疫力の低下や糖尿病など別の病気の影響もあり、治療に時間がかかったりスキンケアは高齢者にとって大切になってきます。

そこで保湿効果がありよく使用されるのが「ヒルドイド」になります。

まとめ

いかがでしたか?
治療として使われている薬を、別の用途で使用する人が増えることによって本当に必要な人に薬が届かないのは問題です。

SNSの普及により、いろんな情報が手に入るのですが、ある意味良い方にも悪い方にも影響しますね😓

正しい情報なのかどうなのか判断がわかりにくいと思いますが、安易に信用して情報に流されるのも違うなって思ったので私自身も気を付けていきます!

また気になった情報も上げていきますね😊


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