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過去の抜け殻

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いろいろあって言葉を綴り。 迷いながら置いてきた、記憶の抜け殻
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◆コスモナウト

◆コスモナウト

グラスの先の向こう

指先で弾けばリーンと鳴るかもと思うと、今するには勿体ないんじゃないかと自問自答してる時間に、たぶん昔からこんな事を感じては、溢れんばかりの長い人生を生きるのに、誰も居ないカウンターに久しく使われていないグラスに光の反射を眺めながら、何かが起こりそうで期待もしてるんだけど、いつも通りの時間しか知らないと思うと飽きて来たと勝手にストーリーを書いてみては、いつか君に話そうかと大層な

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ショートショート 第2話(あの日の事)

ショートショート 第2話(あの日の事)

To:
Subject: こんばんは

こんばんは、お元気でしたか

風も少し寒さを感じる季節
いかがお過ごしですか

もう秋ですね。そうそう、
あの日の空、覚えてますか
秋空のキャンバスを藍に
二人で歩いた並木道

銀杏の葉は黄色に染まり
ゆらゆらと舞いながら
あなたの肩に降りてきて

過ぎ去るそよ風の音と
落葉達のコーラスに
モノトーンの世界へと
二人を招いてくれたね

秋は
時と木々と貴女を

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一日千秋、宛てのない空想写真(2頁)

一日千秋、宛てのない空想写真(2頁)

一日千秋、あの空に詩を書いてみた。
何気なく撮った空のスナップショット。
その日その時の詩を書いてみる。
空と想いは、宛てのない空想写真

◆初秋の星空(2頁)

ちょっと隅のベンチで座ろうか。
見上げた空は都会の光りで何も見えないけど、きっと、僕が見えなと嘆く星達は、空高くに瞬くと思っていたけど、思ったよりそばに有ったのかもしれない。想いと思うは違うように、心の向け先の掛け違い、、、その夜のこと

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一日千秋、宛てのない空想写真(1頁)

一日千秋、宛てのない空想写真(1頁)

一日千秋、あの空に詩を書いてみた。
何気なく撮った空のスナップショット。
その日その時の詩を書いてみる。
空と想いは、宛てのない空想写真

◆曇天の虹(1頁)
空間の接点と接点をつなげる架け橋は、それは思いと想いが分かっていたのに渡りださなかっただけなのか、途中で思い止めたのか、渡り終えるのを躊躇ったのかは時のすれ違い。
何もなかったなんて大人の都合の良い言い訳と言い聞かせて。自分は静寂に過ぎる止

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いつかの詩

いつかの詩

海辺のテトラに腰かけて、
静かな波に思いに耽る。

水平線に見える沈む夕日
横切るジャンボと浮かぶ船

青い空が広がり白い雲が
自由気ままに漂い歩く。

海岸線に続く白き砂浜に、
それぞれの時間が流れてる

素敵な時間を止めたくて
見えた心をキャンパスに

波際を歩く貴女を描く。

◆ふれた思い

◆ふれた思い

あの時、ふと、見上げた空から、
静かに、そして、しんしんと、
心の形をした、君の意識が
まるで、雪が舞い落ちるように、
そして、行き先を求めるかのように、
右へゆらゆら、左へふらふら、
僕の心内を、知ってか知らずか、
まるで、母親が子供の頬を摩るように
やわらく、あたたかく、
そして、愛情にあふれる、その手が
僕の塞ぎ閉じ、開くことの無かった
心の扉を、いとも容易く、
静かに、そして、優しく、解き

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◆今夜は、煙草の煙が貴女のヒールの音と街の喧騒に酔わされ目にしみる

◆今夜は、煙草の煙が貴女のヒールの音と街の喧騒に酔わされ目にしみる

窓ガラスに映る
夕陽色のビルの壁
夜の帳がネオンとなる

誰も知らない
誰も気付かない
誰も居なくて
迫り来る摩天楼

煙草の煙が漂い
目と胸に沁みる
夜の帳が空しさとなる

何も知らない
何も見たくない
何も要らなくて
迫り来る孤独感

ふぅ〜

灰皿に押し付けた煙草
消した火種
消えた火種
消える火種

その唇が愛しい

運命

私が誰だって事は
どうでもいい事なの

もちろん

あなたが誰だかも
どうでもいい事なの

もしも、
あなたが私で、
私があなたなら
振り向いてくれたかしら。

神様も罪ね

◆フルメタルジャケット

◆フルメタルジャケット

歩く度に広がる道端の花の香りを嗅ぎながら、赤めいた自身の化身が重なり合って生きるライフが1つ1つと増えてくやさしい人生なんて、まるでゲームのアイテムを掴むかのような難しさは幻で、現れると分かってたり隠されてるのを知ってたりと、そんな優しい人生なんてありゃしない…
エネルギー切れの体に癒しの魔法をかけてくれれば元気百倍気分爽快性欲満点、そんなに上手く変われやしない体の声は悲鳴にも悲しく、無情にも過ぎ

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ショートショート 第4話(見上げれば幸せ)

ショートショート 第4話(見上げれば幸せ)

そんな
貴女が好きだから
嫌われたって
無視されたって
見てくれなくても
いつも傍に居たい

そんな
貴女が好きだから
まとわり付いて
まとわり付いて
そっと擦り寄り
いつも傍に居たい

そんな
貴女が好きだから
心から抱いて
優しさに抱かれ
僕はもう夢中で
いつも傍に居たい

そんな
貴女が好きだから
寂しさの夜も
悲しみの朝も
苦しさの昼も
そっと遠くから
いつも傍に居たい

そんな
貴女が好

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ショートショート 第3話(時代)

僕が知る限りでのこの世界は、
ONとOFF、0と1のみで形成された
人間が作り出した仮想デジタル
電気信号という名の波形の波に
上り詰めては、下り落ちる
その波に乗る僕はアナロジー

デジタルなんて存在しなくて、
0と1の間にはアインシュタインも
笑顔で語ってくれそうな論理
そんな途中が存在するの、
その途中の途中の途中の途中…
実にアナログチックな世界

ほら、デジタル時計の文字盤は
1から2に

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◆迷子のバラッド

◆迷子のバラッド

2011年7月8日 2:12

覗き込んだ窓辺は汗ばむ初夏の走りに邪魔されて、
夜空の星さえ瞬きするのを忘れたのはいつの頃か、
優しさを包んだ言葉を考えて歩いた夜道も寂しく、
きっと暑さは熱さの厚さを思う程に心は篤くなる。

忘れたわけじゃないのに思い出せなくて悩むには、
きっと苦しみが心に閉ざす扉に封印したかの様に、
ありきたりの絵の具じゃ書き足りなくて悔しさは、
言わないで過ぎ去る時の流れは定

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ショートショート 第1話(ハートカクテル)

ショートショート 第1話(ハートカクテル)

ラジオのチャンネルを回しては止め
そして、また回す

ザーザーザー
・・・過ぎた・・・求めて・・・ザー
・・・見つめる・・・ザー・・・
ザー・・・おやすみなさい。

前略、君へ

何度繰り返せば
一緒の朝に、
おはようを言えるだろう

あの頃の僕は、
好きとか嫌いとか愛してるとか

良く分からなかった

手を繋いで一緒に帰り
電車の窓から出を振り
遠ざかる君は愛おしく
明日までの時間が何を
神様か

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◆夜鷹の星を見つめて

◆夜鷹の星を見つめて

昔の記憶に思いを伏せ
少し肌寒いバルコニー
夜の帳を眺めている

生きることに失墜しながら
望むことに落胆してもなお
すべきことに支配される。

社会の中の悪しき流れに犯され
望む希望を悪しき未来に閉され
そっと己の目を閉し昇り上がる

喉で蠢く甲虫 俺は生きたい
足蹴に笑う空 俺は成りたい
何も求めぬ俺 そっと居たい

叶わぬ望み...

もう何もいらない...
もう何もない...
もう何も..

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