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過去の抜け殻

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いろいろあって言葉を綴り。 迷いながら置いてきた、記憶の抜け殻
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記事一覧

◆アダムの時間

◆アダムの時間

流れる時間は少しお休み

その仮面は外しましょうか。
名前も素性も聞きませんが、その背中にいっぱいの想いを少し話しませんか。ちょっと重たそうですね。ええ。良ければの話です。

もう何年もの昔から人からどう見られてるかってオドオドして隠れて隠して騙して泣いて。素直を見せないよう生きてきたけど不器用でどうにも何無くて、そんなとき。悪魔の取引で、心を無くしたピエロのピノキオの仮面を被ってしまった。どうせ

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◆青と月のトリビューン

◆青と月のトリビューン

それは生まれた時から青くて、青くて、蒼くて。透きとおる青い道に歩く私、少し楽しげに口笛を吹いては早足に進む時は、きっとスキップなんてしようと思って始めたわけじゃないのに、脚が奏でに合わせて歩きだす。
何かが始まる気がしてたまらないと朝日が囃し立てては背中を押す暖かな陽の光に、ちょっと仲間が居るような安心感と言うか抱擁に任せておくのも素敵だねって、独りで微笑みそんな日に会えたのとにアリガトウって囁い

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◆コスモナウト

◆コスモナウト

グラスの先の向こう

指先で弾けばリーンと鳴るかもと思うと、今するには勿体ないんじゃないかと自問自答してる時間に、たぶん昔からこんな事を感じては、溢れんばかりの長い人生を生きるのに、誰も居ないカウンターに久しく使われていないグラスに光の反射を眺めながら、何かが起こりそうで期待もしてるんだけど、いつも通りの時間しか知らないと思うと飽きて来たと勝手にストーリーを書いてみては、いつか君に話そうかと大層な

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タイトルなし

こんな日は
暑ささえも
眩い光さえ

いつか見た
面影抱いて
眠りたいよ

繋がる橋さえも
届かない思いさ
たとえ1日の空
瞬きさえ惜しむ

こんな夜は
涙の雫さえ
流れぬよう

あの日見た
温もり感じ
眠りたいよ

隔たる川の闇
見えぬ先の事
分かり合えぬ
虚しさ感じて

遥か満天の星空に
想いに涙する夜へ
星に願いを…

でも、今日だけは
星の願いを…

2008 edition.

流浪

流浪

海に流され
波に揺られて
辿り着く場所は何処

夢に夢見て
見えぬ思いは
辿り着く世界は何処

耳に届くのは鳥の鳴き声
肌に触れるのは波の雫
体に感じるのは陽の光

闇に脅され
振り続ける雨が
行くべき道とは何処

悲しみの空
振り上げた手に
いま貴女は居ない

言わぬと決めた言葉に
行かぬと決めた場所と
無くした心と

秋桜の栞

秋桜の栞

秋桜の花びら
ゆらゆら舞い上がって
貴女の所届くかな。

薄ピンクの
時が止まるような
思い出ゆらゆら。

手のひらに一枚
私の想いも乗せて
遠くに望む海の色。

いつかまた
出会える日が来るかな
もう卒業ですね。

また、どこかで。
お別れだけど、また明日。

ショートショート 第2話(あの日の事)

ショートショート 第2話(あの日の事)

To:
Subject: こんばんは

こんばんは、お元気でしたか

風も少し寒さを感じる季節
いかがお過ごしですか

もう秋ですね。そうそう、
あの日の空、覚えてますか
秋空のキャンバスを藍に
二人で歩いた並木道

銀杏の葉は黄色に染まり
ゆらゆらと舞いながら
あなたの肩に降りてきて

過ぎ去るそよ風の音と
落葉達のコーラスに
モノトーンの世界へと
二人を招いてくれたね

秋は
時と木々と貴女を

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一日千秋、宛てのない空想写真(2頁)

一日千秋、宛てのない空想写真(2頁)

一日千秋、あの空に詩を書いてみた。
何気なく撮った空のスナップショット。
その日その時の詩を書いてみる。
空と想いは、宛てのない空想写真

◆初秋の星空(2頁)

ちょっと隅のベンチで座ろうか。
見上げた空は都会の光りで何も見えないけど、きっと、僕が見えなと嘆く星達は、空高くに瞬くと思っていたけど、思ったよりそばに有ったのかもしれない。想いと思うは違うように、心の向け先の掛け違い、、、その夜のこと

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一日千秋、宛てのない空想写真(1頁)

一日千秋、宛てのない空想写真(1頁)

一日千秋、あの空に詩を書いてみた。
何気なく撮った空のスナップショット。
その日その時の詩を書いてみる。
空と想いは、宛てのない空想写真

◆曇天の虹(1頁)
空間の接点と接点をつなげる架け橋は、それは思いと想いが分かっていたのに渡りださなかっただけなのか、途中で思い止めたのか、渡り終えるのを躊躇ったのかは時のすれ違い。
何もなかったなんて大人の都合の良い言い訳と言い聞かせて。自分は静寂に過ぎる止

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いつかの詩

いつかの詩

海辺のテトラに腰かけて、
静かな波に思いに耽る。

水平線に見える沈む夕日
横切るジャンボと浮かぶ船

青い空が広がり白い雲が
自由気ままに漂い歩く。

海岸線に続く白き砂浜に、
それぞれの時間が流れてる

素敵な時間を止めたくて
見えた心をキャンパスに

波際を歩く貴女を描く。

木漏れ日

木漏れ日

ポケットに手を入れ
何も無いこの道へと
東の空は薄明かりに
手に触れた言葉へと
弱虫だったんだね

そっと読み返す俺に
新しい事と古い事と
かさねて繰り返して
またポケットの言葉
寂しん坊なんだね

微かに聞こえる口笛
振り返れば明るい窓
広がる空は蒼の世界
変わらぬ光景と微笑
少しでも生きたい

弱いよ。そう僕は弱い。
木漏れ日の下で。

つづく

◆ふれた思い

◆ふれた思い

あの時、ふと、見上げた空から、
静かに、そして、しんしんと、
心の形をした、君の意識が
まるで、雪が舞い落ちるように、
そして、行き先を求めるかのように、
右へゆらゆら、左へふらふら、
僕の心内を、知ってか知らずか、
まるで、母親が子供の頬を摩るように
やわらく、あたたかく、
そして、愛情にあふれる、その手が
僕の塞ぎ閉じ、開くことの無かった
心の扉を、いとも容易く、
静かに、そして、優しく、解き

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◆今夜は、煙草の煙が貴女のヒールの音と街の喧騒に酔わされ目にしみる

◆今夜は、煙草の煙が貴女のヒールの音と街の喧騒に酔わされ目にしみる

窓ガラスに映る
夕陽色のビルの壁
夜の帳がネオンとなる

誰も知らない
誰も気付かない
誰も居なくて
迫り来る摩天楼

煙草の煙が漂い
目と胸に沁みる
夜の帳が空しさとなる

何も知らない
何も見たくない
何も要らなくて
迫り来る孤独感

ふぅ〜

灰皿に押し付けた煙草
消した火種
消えた火種
消える火種

その唇が愛しい

◆気狂いピエロ

◆気狂いピエロ

差し出された指先には、黄金色の輝きが放たれていて、大きな粒の光は眩く小さな粒の光はまるでソーダ水の泡がユラリユラリと空に登るように舞い上がる。
あなたの笑顔は片時も曇らずに僕へと視線を送り続けては、知らず知らずに僕は心の奥底から眠っていた感情さえ、意図も簡単に顔を出しては微笑みを返す僕が居た。
空を舞う人々の色の鮮やかさはまるで春の花びらの風との営みにも思うように、右や左と回っては登り・・・跳ねて

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