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苦痛を解消するためにトレーニング

どうも!Rit Fisicoです!

私がトレーナーを志したきっかけについてお話をしていこうと思います。

学生時代テニス部に所属をしていました。

もともとは水泳を小学生の間は行っていましたが、4つ上の兄との間に埋まることのない差を感じて、兄弟で誰も経験していないテニスを中学生から始めました。

入部してすぐはひたすたに素振り。部活動の常識かもしれませんね。

入部してすぐは基本的には雑用をこなす日々です。

ボールを打て出した時は部活が楽しくて楽しくて、同級生と個人的に朝練をしたりしていました。

しかしそこから数ヶ月経った時なんかテニスが楽しくないんですね。

この感情はなんなんだと考えていた時にあることに気づきます。

『なんか肘が痛いなー』よく言われるテニス肘ですね。

この時はまだなんとなく練習の後半肘が痛いというくらいのもの。

その些細な痛みでも気になりだすと、とことん気になるものです。そして徐々に痛いは増していき、ひどい時はご飯を食べようと箸を持つだけでも痛いと。

そこで始めて病院に行って治療というかリハビリという名のストレッチなどをしていくわけですが、これまた面白いのが、これをやる日とやらない日では痛みの度合いが違うわけですね。

これは面白いと思い、そこからは治療をしにいくというより、担当するトレーナーさんの動きばっかり見るようになりました。

どういう話し方をしているのか、どういう感じで自分を観察しているのかなど、職業トレーナーというものが気になり始めます。

そこでのリハビリを経て私は楽しくテニスをやる感覚を徐々に思い出し、結果的には団体戦というもので全国大会に出場ができた訳です。

そして引退してからいろんなことを考えていると、あの時自分に起こったことはなんだったのか。

怪我をして、テニスの楽しさをなくし、リハビリを行い、復帰をする

その後テニスが楽しいという感覚より、リハビリやトレーニングによって自分の体が変化していくことに楽しさを作っていたんだという考えが一番腑に落ちたんですね。

それまで自分のトレーニングのいめーじといえば、マッチョになることや、アスリートがやるものというイメージでいました。いわば快感を感じるためのもの。

自分が目指す体型になることや、トレーニングすることで成績が上がるというような見え方でした。

しかし実際は違ったんだなと。苦痛を脱するためにすることもトレーニングなんだなと。

そのリハビリをする過程で、理学療法士さんがいる場所にもお世話になりました。

そこには学生の他に、ご高齢の方も何名もいらっしゃって、話しかけていただいて、その方達になんのためにトレーニングしてるんですか?と聞くと、膝が痛いのが嫌でねとか、ずっと自分の足で歩きたいからねなど、現状や未来の苦痛を取るためにトレーニングを行っている人を何名もいました。

そこで自分は、多くの人に喜びを与えたいということと同時に、苦痛を取ってあげたいと思うようになりました。

そこで自分が目指すべきはトレーナーだなと思い、トレーナーを目指し現在に至ります。

苦痛が取れているかは分かりませんが、苦痛を取り払える仕事というのはそう多くないと感じています。

この初心を忘れず今後も目の前のクライアントのご指導にあたろうと思います。

【トレーニングを必要から必然に】

Rit Fisicoでした!


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