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#081 コスパ重視のオーオタとして、TechnicsのワイヤレスイヤホンEAH-AZ40M2と、finalのワイヤレスヘッドホンUX3000を推薦したいっ!

 おお!普通のブログみたいなタイトルだ(笑)いきなりどうした?という気もしますが、書きたかったんですよ。わたくし、そもそもnoteに登録した動機が「イヤホンマニアのはしくれとして、ポータブルオーディオ業界と、それを取り巻く界隈にモノ申したい!」というものだったのです。

※この記事から始まる一連の投稿です(読まなくても大丈夫です)

 数記事書いて満足したら終わりの予定だったのですが、いろんな方がエッセイや詩などを発信されているのを読んで、自分も書きたいと思って今に至ります。

 先日、職場の上司から聞かれたんですよ。「 ”低音がよく出る” ワイヤレスイヤホンが欲しいんだけど、やっぱりBOSEがいいのかな?」って。この、”低音がよく出る” というワードが出た途端に、ああきっと、自分がほんとうにいいと思っているイヤホンより、もっと無難なものというか、マス向けにウケる音色(アタック感のある低音!)の製品を勧めた方がよいのだろう…と消沈してしまう。

 BOSEか、BOSEを検討する予算があれば、
SONYの同じくらいの値段のと、iPhoneで使うならAirPods Proと、それぞれ聴き比べてみるといいですよ、といってお茶を濁してしまう。いつもこれだ。

 でも実は、その半額以下の価格で、もっともっといい音が手に入る。そのいい音、というのは「過度に強調された帯域がなく、聴き疲れのしない自然な音色」のことだ。楽曲本来のバランスを崩してズンズンシャカシャカするチューニングとは一線を画す、音楽に誠実な製品というものが、ちゃんとあるのだ。(もちろん個人の感想です…ちなみにAirPods Proは比較的バランスのいい音が出ると思う。第1世代しか使ったことがないけどね…)

 というわけで、いつもの病みエッセイ風のノリとは全く違うが、進めさせていただきたい!

■おすすめのワイヤレスイヤホン

・Technics(Panasonic) EAH-AZ40M2

 販売開始して間もなく入手し、今でもなお私の中で絶賛が続いているイヤホンです。

 ニュートラルバランスから少しだけ低音を押し出したチューニングです。SONYやBOSEに対抗するなら、いくらか無個性でつまらない音という感じもしますが、それを堂々と発売するところにTechnicsの良心を感じるのです。長く愛用できる音と、店頭で試聴してインパクトのある音(疲れるやつ)とは違うのです。この製品は前者のスタンスをとりながらも、後者の留飲も下げさせる絶妙な音作りをしていると思います。

 マルチポイントで3台同時接続できる(これを書いている現在、3台接続できるのはTechnics製品だけです)ので、リモートワークに使うイヤホンとしてもオススメです。私はこれで、仕事用スマホ・音楽再生用スマホ・私用スマホを同時接続しています。

 ノイズキャンセリングやアプリ対応など、よりグレードの高い機種と同等の機能性があり、かつ(ここが重要なのですが)タッチセンサーの誤動作が起こりにくい絶妙なデザインになっています。

 アプリ、本体ともに動作の安定性がきわめて高く、音質はもちろん、総合的な完成度においても他社より一歩進んだ製品だと思います。とにかく不満となる箇所が見当たりません。ジャンルを問わない無難な音色と、上位機種並みの機能性が魅力の製品です。

 ノイズキャンセルの強さに関しては、さすがに上位機種に譲ります。ノイキャン重視の場合は、イヤーピースをコンプライに変えると上位機種と遜色ない程度には遮音性が上がります。下記リンクの商品は、実際に私が使っているイヤーピースです。おすすめです。

■おすすめのワイヤレスヘッドホン

・final UX3000

 今いちばん使っているのはこれですね。とにかく便利で、音質的にもかなり好みのヘッドホンです。

 マルチポイントで2台同時接続ができるので、仕事用スマホと音楽再生用スマホを接続して仕事をしています。より高音質で楽しみたいときは有線接続でアンプに繋いで聴いています。また、案外珍しい事なのですが、この製品は有線接続中にノイズキャンセルも使えるという、なんとも便利な仕様です。また、イヤホンと違ってバッテリーも良く持ちます。

 唯一の欠点は、ワイヤレス&ノイズキャンセルONの組み合わせで、ノイズが乗ることですね。(ノイズキャンセラーが稼働すると「サー」などのノイズが発生する機種は珍しくないのですが、UX3000は「ピー…チリチリ…」という感じで、かなり気になりました)このノイズは私には耐えられないレベルなので、ノイズキャンセルの使用は有線接続時のみにしています。

 広がりのある低域が醸す、空気感・臨場感のある音色が特徴です。どんなジャンルでも楽しく聴けますが、特に良いのはクラシックとジャズですね。ロックやフォークなど、アコースティックな音源はだいたい合うと思います。

 玄人向けというか、一度ハマると抜け出せない、深みのある音がしますね。そう、型番から期待する通りの「finalの3000」の音が、ヘッドホンになったものです。finalの3000系については、全機種紹介の記事も作成していますので、ご興味があればこちらもご覧ください。

 BOSE・SONY・Appleの高額モデル(4万円くらい)を検討されている方は、ご紹介した2機種も併せて検討してみてください。

 個人的には、それらを検討するご予算があれば、本稿でご紹介した2機種を両方買っちゃうほうが、満足度が高いかもしれないよ?と思っているくらいです。2機種とも、ジャイアントキリングな価格性能比を持っていると思います。

それではみなさま、よいポタオデを。

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