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Reunionライトノベル

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Reunionのライトノベルのアーカイブです。
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#ヴィジュアル系

ライトノベル第四章一話【徐々に見えてくる三人との距離】

 俺は奏と律、美琴という固定のサポートメンバーと出会うことができた。今までと違い、これか…

Reunion
4年前
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ライトノベル第三章七話【次はもっと最高のライブに】

「よし。この調子でもう一曲やろうぜ!」  律が流れを変える言葉を発する。美琴のことを迎え…

Reunion
4年前
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ライトノベル第三章六話【これからのサポートドラムはおまえだ】

「マジかよ・・・。」  しんっ・・・と静まるスタジオに律の声が響き、それぞれが我に戻る。 …

Reunion
4年前
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ライトノベル第三章五話【最高の演奏】

 週末の連休明けに美琴から連絡が入る。俺は、近いうちに時間を作れないかと返事をした。美琴…

Reunion
4年前
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ライトノベル第三章四話【美琴を信じて】

 美琴と出会ってからしばしの時間が経過していた。ローディの仕事をしながらのため、なかなか…

Reunion
4年前

ライトノベル第二章一話【奏との一日】

 連絡待っているから・・・と奏に言われてから二日が経過していたが、俺は連絡をしなかった。…

Reunion
4年前
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ライトノベル第二章二話【忘れていた想い】

 奏は有言実行するタイプのようで、本当に俺と行動を共にし始めた。張られているのでは?と思うくらい、いいタイミングで相楽さんのスタジオで遭遇し、そこから俺の後をつけ回してくる。  はじめはウザさが半端ないし、文句だけは人一倍だったが、俺のすることに反対することはなかった。それが次第に居心地がよくなり、そして曲作りにしても練習にしてもやりやすさに変わっていく。 「なあ、この曲のここのフレーズなんだが・・・。」  自然とそんな言葉を口にしていたことに驚いた俺は、途中で言葉を飲み込む

ライトノベル第二章三話【過去の自分と同じ境遇の男】

 ロビーに出ると受付にいる相楽さんと目が合う。 「気が合ってるようじゃないか。」  今では…

Reunion
4年前

ライトノベル第二章四話【次のライブに向けて】

 平日の日中、偶然予定が空いていた俺と奏は時間を合わせて相楽さんのスタジオで合流し、その…

Reunion
4年前

ライトノベル第二章六話【犬猿の仲?】

 翌日、相楽さんのスタジオで本番ライブを想定した通しリハーサルをすることになった。もとも…

Reunion
4年前
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ライトノベル第二章七話【理想の音楽の実現・・・と思いきや】

 ライブ当日。DOOMSDAYがはじめてのライブをした箱よりも集客数が多い箱で、5組のバンドと対…

Reunion
4年前

ライトノベル第二章八話【ライブ後の和んだ雰囲気の中で】

「ヒヤっとしたぞ。」  打ち上げの開口一番に奏が律に向けて言う。 「ああ? なにが? オレ…

Reunion
4年前

ライトノベル第二章九話【取り戻しつつある大切なモノ】

 ライブ成功の余韻がまだ残る翌日の昼下がり、俺は相楽さんのスタジオに顔を出した。中に入る…

Reunion
4年前

ライトノベル第三章一話【DOOMSDAYの新たな作戦】

 いつものように相楽さんのスタジオで奏と律と三人、曲のイメージや次のライブに向けての案などを出し合いながら、音の調整をする。既存の曲をもう少し難易度を高くアレンジをする。即興でやって見せる奏、対抗心を燃やす律。意見が割れて口論が続くこともあれば、あっさり決まることもある。いつまでも「あの時のライブは最高だった」という余韻に浸ってはいられない。それがリアルに感じられるようになったのは、あるひとつの動画だった。前回のイベント関係者が、俺たちのステージを録画し、その一部をネットに公