ライトノベル第三章一話【DOOMSDAYの新たな作戦】
いつものように相楽さんのスタジオで奏と律と三人、曲のイメージや次のライブに向けての案などを出し合いながら、音の調整をする。既存の曲をもう少し難易度を高くアレンジをする。即興でやって見せる奏、対抗心を燃やす律。意見が割れて口論が続くこともあれば、あっさり決まることもある。いつまでも「あの時のライブは最高だった」という余韻に浸ってはいられない。それがリアルに感じられるようになったのは、あるひとつの動画だった。前回のイベント関係者が、俺たちのステージを録画し、その一部をネットに公