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最近の若者はミエナイチカラを受け入れていてすごい

最近の10代・20代の若者は、ひと昔前の時代の人間と比べて、見えない力を受け入れていると感じる。

見えない力というと怪しげに聞こえるかもしれないが、自分の潜在能力というか、自分をコントロールするのは自分と、自分自身に責任を持って生きている人が多いように見える。

実際に20代前半の新入社員らの話を聞いたり、世の中の教育の実態を知ったり反応を見ていると、不自然なものでもないように思えてくる。

自分は自分でコントロールできる

テレビ番組の中で実感するシーンがあった。

記憶が定かではないが、恐らく日テレの「行列のできる法律相談所」だったような気がする。(フジテレビの「さんまの東大方程式」だったかもしれない)
とにかく、明石家さんまがいくつかの番組で言っているエピソードがある。それは、
「風邪をひいたときは、みかんを食べて太陽に向かって走れ」
これで風邪は治るというものである。

この言葉に、科学的根拠はあるのかとか、誰かにそう教えられたのかと問われると、明石家さんまは、
「(自分で)そうしたら治るって決めてんねん」
と言ってのけた。

これに対し、(若い女性ばかりの)客席から
「あー」
という納得したような声が漏れた。

そのお客さんの反応に対し、フットボールアワーの後藤(陣内智則だったかもしれない)が
「いや "あー" やないで」
と、「何納得しとんねん」という感じで突っ込んでいたシーンがあった。

この時に、このお客さん達と出演者(40代以上ばかり)の間には「見えない力」への考え方の世代ギャップがあるのだと感じた。
つまり、自分を言い聞かせるとか、思い込ませるというような、ある種「見えない力」を受け入れているのである。

「自分はできる」というようなアファメーションであったり、ネガティブな表現はせず、ポジティブシンキングを意識して、声に出したことは実現するという考え方も受け入れ、実践している人もいる。

なぜこのようなギャップが生まれたのか

この類の「見えない力」については、自己啓発系の一種のブームでもあり、近年広く認識されるようになってきている。その範囲は若者に限らない。むしろビジネス書や社内研修・ビジネスセミナーなどでよく取り使われており、30代以上でも知識として持っているも多い。

成功者の声や、「7つの習慣」「原因と結果の法則」など、自己啓発系の本やセミナーが一気に流行った時期があり、その頃から学校の特別授業などにも取り扱われるようになった。
ブームと共に成功例が出るにつれ、そのような教育に携わる30代以上が、学生にも教えるようになったことが大きいだろう。
イチロー本田圭佑などの例も後押しして、作文などを通して夢を実現化するために具体的なイメージと目標意識を強くできるように教えを受けたことがある人もいるだろう。同じく、ITリテラシーやお金の授業というものを受けた人もいるかもしれない。

但し、この辺りの教育はどうしても特別授業として取り扱われるため、教育者の関心次第で必ず受けられるものではない。
若者と言っても教育の差はあり、考え方も差がありそうである。

文化も変わってきている

最近では、LGBTなどの理解も増え、全体的にマイノリティーに寛容になってきている。メンタルヘルスの面などの理解も増え、弱者への理解も広がっており、メディアのコンプライアンスなどもひと昔前と比べて大きく変化している。

また、漫画やアニメの影響も大きいと思われる。
エヴァンゲリオンから影響は派生しているように思いますが、ある時から少し奇抜でダークな描写のアニメや漫画が増えた。SFやファンタジー、ホラーや推理ものとも言えないような、サバイバル系やパニック系、頭脳戦、心理戦というような新しいブームがある。デスノートカイジ進撃の巨人などは分かりやすいところかもしれない。また、以前のような明らかに異世界のつくり話という感じではなく、少し現実に近いリアリティのある描写が増えたことで、読者や視聴者の没入感が増し、潜在能力のような力も身近に感じられているのかもしれない。

若者はすごい

実に不思議な世代だとも思う。
ひと昔前の世代に比べて、より合理性を求める世代でもあるはずである。
しかし、何かをする場合に理由がはっきりして納得しないと動かない面があったり、世の中的にも合理的であることを求られるようになった一方で、科学的に証明しづらい「見えない力」の部分の信用は濃い。

いや、合理性から納得が得られるのではなく、納得をすれば合理的と見なすということなのかもしれない。そしてその納得は信じるかどうかということなのかもしれない。
ときに頑固さも見える若者だが、それは物事を信じて納得するか葛藤の最中なのかもしれない。

とにかく、何も考えずに言われたことだけする人間ではなく、自分で考え自分に責任を持ち始めている世代なのかもしれない。
年金問題や、大企業が力を弱めていることもあり、若い世代は自分を守るのは自分という意識が強いこともあるのだろう。

だから実は表に出ている行動は、思った以上に深く考え、パワフルなマインドを持った上での行動なのかもしれない。

さいごに

教育の差はどうしても出ているように見える。
パワフルな人はパワフルさを保って向上するが、行動になかなか移せないという人にとっては、そのような向上心の強い人との差は広がる一方で、格差が生まれやすくもなっていると言える。

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