帰国子女の窓から

彩です。京都生まれ、パリ・東京育ち、学生時代は神戸・京都、今はふたたび東京。帰国子女目…

帰国子女の窓から

彩です。京都生まれ、パリ・東京育ち、学生時代は神戸・京都、今はふたたび東京。帰国子女目線の四方山を、気が向いた時に書いています。日常的に日仏英語を話しながら、天才音楽家フランソワ・デュボワのマネジャーとして奮闘中。アートと教育事業の経営者です。心身を調える太極拳(武当式)が好き。

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記事一覧

中学受験を即決したのは、感性

先週の「帰国子女の学校選び」記事で、わたしが"帰国子女的理由で“地元の公立中学に行きたくなくて、受験を決意したという話をしました。 きょうは、その話を少ししてみ…

帰国子女の学校選び:インターナショナル・スクールに入れるかどうかの悩みどころと、正しい答えの導き方

この『帰国子女の窓から』を書こうと決めたときに、この話題は絶対に書こうと思っていました。なぜなら、帰国子女の家族は、本人も含めて漏れなくこの大問題にぶち当たって…

作文が書けない子ども

日本に帰国したての頃、作文が書けなくて困ったという話を「母国語と母語の話」の記事で少し触れましたね。 きょうは、そのつづきをお話してみたいと思います。 2歳の誕…

【プロフィール代わりに】noteを書こうと思ったきっかけ

フランスからの帰国子女として日本に戻ってきてから、35年以上経ちました。 母国語=日本語、母語=フランス語、学習して身につけた=英語、の3カ国語を日常的に場面ごと…

母国語と母語の話

帰国子女とひとことで言っても、千差万別、様々なケースがありますので、わたしの場合を少しお話しましょう。 プロフィールにもある通り、わたしはフランス(パリ)の帰国…

アイコンの話

どこにでも飛んでいける、蝶にしました。 ひとつの土地や文化に囚われない帰国子女のイメージに、あっているかなと思ってのチョイスです。 枠からはみ出ているのも、帰国…

中学受験を即決したのは、感性

中学受験を即決したのは、感性

先週の「帰国子女の学校選び」記事で、わたしが"帰国子女的理由で“地元の公立中学に行きたくなくて、受験を決意したという話をしました。

きょうは、その話を少ししてみます。いやあ、ほんとに即決でした(笑)

フランスの現地校から、日本の公立小学校に3年生で編入してきたわたしは、子供特有のすばらしい適応能力を発揮して、ローカルな学校生活に馴染もうと、日々を過ごしていました。

そんなある日のことです。

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帰国子女の学校選び:インターナショナル・スクールに入れるかどうかの悩みどころと、正しい答えの導き方

帰国子女の学校選び:インターナショナル・スクールに入れるかどうかの悩みどころと、正しい答えの導き方

この『帰国子女の窓から』を書こうと決めたときに、この話題は絶対に書こうと思っていました。なぜなら、帰国子女の家族は、本人も含めて漏れなくこの大問題にぶち当たって、もう本当に無茶苦茶悩むからです。

悩んだ結果の良し・悪しをざっぷり被ってしまうのは子供たち本人で、親としてもそのあたりの責任重大さを感じて、余計に悩むところだと思います。

帰国子女の場合、経済的に許される状況にあれば、日本の学校(公立

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作文が書けない子ども

作文が書けない子ども

日本に帰国したての頃、作文が書けなくて困ったという話を「母国語と母語の話」の記事で少し触れましたね。

きょうは、そのつづきをお話してみたいと思います。

2歳の誕生日に渡仏して以来、8歳半までずっとフランスの現地校に通っていたわたしが、初めて日本の学校を経験したのは、帰国してから編入したとある千葉の片田舎の公立小学校でした。渡仏前に所有していた千葉のマンションに”とりあえず”住んで、家のまん前に

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【プロフィール代わりに】noteを書こうと思ったきっかけ

【プロフィール代わりに】noteを書こうと思ったきっかけ

フランスからの帰国子女として日本に戻ってきてから、35年以上経ちました。

母国語=日本語、母語=フランス語、学習して身につけた=英語、の3カ国語を日常的に場面ごとに使いわけて、仕事や生活を楽しんでいます。

見た目も日本人で、一応の行儀作法も日本式を身につけているので、日本語のみで話をしている限り、わたしを帰国子女と見抜く(?)ことはできないもしれません(笑)

トリリンガルはたいへん便利で、だ

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母国語と母語の話

母国語と母語の話

帰国子女とひとことで言っても、千差万別、様々なケースがありますので、わたしの場合を少しお話しましょう。

プロフィールにもある通り、わたしはフランス(パリ)の帰国子女です。両親とも日本人で、2歳でパリの空港に降り立ち、8歳半までそこで育ちました。

その後、日本に帰国して高校まで東京で過ごしました。親の仕事の都合で、ふたたび、海外に出るであろうとずっと言われていたのですが、様々な巡りあわせで、結局

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アイコンの話

アイコンの話

どこにでも飛んでいける、蝶にしました。

ひとつの土地や文化に囚われない帰国子女のイメージに、あっているかなと思ってのチョイスです。

枠からはみ出ているのも、帰国子女ならではの特徴ですよね。

だけど、枠を飛び出すのは帰国子女に限らずのことで、生きていれば誰にでも起っていることだと思います。

わたしにとっては、枠を飛び出す生き方がとても心地よいです。けど、枠外に足をおくと自分の軸がしっかりして

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