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「笑うバロック」バックナンバー601-700(予定)

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インターネットの発展でバロック音楽聴取の環境が幅広くなりました。観ながら聴いて書きとめて、思わず笑いがこぼれたらメモしています。
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記事一覧

笑うバロック(676) バルカン・バロック

マリーナ・アブラモビッチの動画を鑑賞しました。 TED Talksのスピーチ。 その中で「バルカン…

笑うバロック(675) マイティソーのバッハ

インスラの第九を視聴していて、見覚えのあるティンパニ奏者を見つけました。テデウムの太鼓を…

笑うバロック(674) サウンド・オブ・ファミリー

20世紀の最後のころ読んだ本。 佐藤俊樹著「不平等社会日本」。 わたしは30半ば、少し厭世的に…

笑うバロック(673) ベスト・オブ・小澤バロック

小澤バロックはこれだけのようです。とはいえ、カラヤン、バーンスタインなども推して知るべし…

笑うバロック(672) ゲーム・オブ・平安バロック

紫式部のうしろでリュートが鳴っていたので検索。 詳しい情報はわかりません。ウードではあり…

笑うバロック(671) 二刀流のスカルカ

ギヨンのラメント集のCDのカバー写真を撮影したスカルカのチェロ組曲を聴きました。好印象。魔…

笑うバロック(670) 「夢の競演」を楽しむ

コンスタンティノープルのライブ、楽しそう。2022年カナダ公演。 聴きほれ見惚れました。 動画についたリーダー、タバシアンのあいさつ。 タバシアンは、イラン出身、14歳でケベックへ移住し古代ペルシャ音楽を学び、1998年にモントリオールで設立したアンサンブル「コンスタンティノープル」。タバシアンが芸術監督を務め、中世とルネサンス、ヨーロッパ、地中海と中東の伝統を受け継ぐ広範な音楽を制作。 この公演の手練れの者たち。管楽器、打楽器。 そして弦楽器。ここではビオラダモーレ

笑うバロック(669) マッツォッキの「苦い涙」 [64候補]

ハナの、制限あけで演奏された記録をいくつか鑑賞しました。 ひとつはコンスタンチノープルと…

笑うバロック(668) 裸体のカバーアート・理想的形態の研究

もちろんクラークの名著のパロディです。 バロックオペラの動画を拝見していると、時として大…

笑うバロック(667) ビーバー、ヴェストホフとヴァルターで「3『゛』」 [63候補]

「゛(だくてん)」は、----かつては「◌゙」のほかに点が3つ、4つのものや、丸を2つ書く記号も…

笑うバロック(666) ペネーロペに感謝

ポッペアの最後のデュエットが印象的で、そちらを聴くことが多かったのですが、ウリッセも同様…

笑うバロック(665) 「ルどぅしら~ん」ダンブリュイ [62候補]

オノレ・ダンブリュイ(c.1650-1700)「私たちの森の快い静けさ」 Honore d’Ambruys - Le doux …

笑うバロック(664) クリスティーナの旅

後半生ローマで暮らしたスウェーデン女王の周辺の音楽を聴きました。 すこし悲劇的に見えるカ…

笑うバロック(663) パワービッグスを偏見と先入観で

プロレスラーのような名前だと思いました。ですから偏見と先入観しか抱けません。LPレコード初期のオルガニスト兼ペダルチェンバリスト。思いのほかポートレートが見当たりませんでした。たとえば偉そうに腕組みしている写真とか、どこかの政治家のように横柄に足組している写真とか、まったく見当たらず。パトリオット風カバーくらい。 きちんとした奏者を茶化すのは気が引けますが、普段からバロック音楽を聴くときは、まず通俗的な見方からはいります。 素浄瑠璃が中心の女流、鶴澤津賀寿のインタビュー記事に