再発見と書きかえ

「再発見と書きかえ」というタイトルのCDを聴いて以来、「再発見と書きかえ」を日々のテー…

再発見と書きかえ

「再発見と書きかえ」というタイトルのCDを聴いて以来、「再発見と書きかえ」を日々のテーマとしてきました。

マガジン

  • Lecon de Cafe コーヒーのレッスン

    「小さなコーヒー店のための相談室」アーカイブ

  • 「再発見と書きかえ」さまざま

    写真は映画「ウイークエンドラブ」の主役。原題は「A Touch of Class」。

  • コーヒーダイエットの記録

    わたしのレコーディングダイエット法。おもにコーヒーを使ったもの。サイホンでコーヒーをたてるレクター博士。

  • 「笑うバロック」バックナンバー501-600

  • 「笑うバロック」バックナンバー401-500

最近の記事

コーヒー店訪問 乱数のコーヒーは一期一会

シャネルの5番は、 フランス語で「シャネル・ヌメロ・サンク」、英語で「シャネル・ナンバー・ファイブ」となるようです。ラッキーナンバーは、思い込みや暗示のようなものでしょう。ただ信じれば、思いもよらぬ価値を生み出すこともあります。シャネルからは強い意志を感じます。 そのお店で、「222」はブルンジのコーヒーでした。 たのんだルワンダは売り切れ。メニューに小さく表記された「焙煎度合」で浅煎り過ぎないものを選びました。たしか「中煎り」と書かれていたのでルワンダ・レメラをたのみまし

    • 読書の感想 ダブル受賞なのに少し退屈「木琴デイズ」

      「木琴デイズ・平岡養一天衣無縫の音楽人生」は第36回サントリー学芸賞と第24回吉田秀和賞のダブル受賞作ということ。しかし、わたしは一気に読めるほど夢中になれませんでした、なぜかしら? サントリーのサイトに川本三郎の選評がありました。(下に採録) 「きちんと木琴の歴史を辿りたい」「評伝は、何よりもまず対象への敬愛がもとにならなければ」全くその通りだと思います。 文章から楽器そのものや演奏に対する想像が及ばず、ノレない感じ。平岡という人物もちょっと健康的に過ぎるような気がします。

      • コレクション ウインナコーヒーのクリームはしょせん他人事

        ウインナコーヒーにどれくらいの甘さのホイップクリームをどれくらいのせるか、お店によって工夫し甲斐のあるところだと思います。 甘党の弁護士は、甘いものに釣られ懐柔され喫茶店を助けます。「このパフェおろそかには食べんぞ」と。でも10万は払えますか?とも。 クリームの量が思いのほか弱腰ではないかしら。

        • 笑うバロック(681) ラモーの甥について

          「ラモーの甥」の「ラモー」があのラモーだ、とは知っています。この本がディドロによって書かれた、ことも知っています。そして、この本の舞台に設定されているのが、「カフェ・ド・ラ・レジャンス」であること、も、まあ知っています。 ただし、それだけ、です。 何が書かれているのか?いやさっぱり。 むかしむかし、とある手練れのピアニストが「クライスレリアーナ」を弾き、見栄を張ってホフマンの名前を口走ったところ、あなたも読みましたか、と誤解され恥ずかしい思いをしました。 知らないモノは知らな

        コーヒー店訪問 乱数のコーヒーは一期一会

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        • 21世紀・バロック音楽名曲選100
          36本

        記事

          笑うバロック(680) 女流の時代、その2チェロは歌いガンバは語る

          続けて意欲的な録音に耳が釘付けになりました。 ライブと違って記録が残る録音は、演奏者が様々なアイデアの中から既存の録音とは差異があり残す価値があり、聴く人びとを説得できること、が問われます。「自由にしかし逸脱せず」は99.9の同質性を踏まえながら、わずかな差異を再聴取につなげられるかどうか、がポイントになりそう。 で、ビバルディのホ短調チェロ・ソナタ。いまや世界中の弦楽器教室で勉強中の人びとを楽しませている、はず。 バロック音楽を中心に据えている演奏家は「始まりであり終わり」

          笑うバロック(680) 女流の時代、その2チェロは歌いガンバは語る

          フジローヤルR105使用の方から質問

          メンテナンスについて。 「珈琲大全」のイラストを引用してお話ししました。

          フジローヤルR105使用の方から質問

          笑うバロック(679) 女流の時代

          「光る君へ」を鑑賞。 遠い記憶を思い出しました。 歌は歌う、日記は記す、物語は物語るから物語という。 とりかえばや風なカササギ語りが語られます。 西暦1000年前後のこと。書の競演の趣もあります。 おかしな想像ですが、羽田成田の空港トイレを使うと、外国人でなくても日本の1000年前の大河ドラマの風俗が説得力をもって迫ってきます。2020年東博きもの展を見たり、翌年中村かほるさんの琵琶を聴いたり、そうした後では余計。 それで、ふと。別な時と場の女流に興味が。 そんなに深い意味

          笑うバロック(679) 女流の時代

          笑うバロック(678) 俺の楽譜

          パフォーマーとして目立つ動きをするひとたちは以前からいました。 バロック音楽では楽譜を見る人見ない人、見ている楽譜を見せるひと。 ブリュッヘン編曲の無伴奏チェロ組曲の楽譜を買ったとき、低音用のヘ音記号譜で驚きました。当時なんとかト音記号が読めるか読めないかの人間にはハードル高いこと。楽譜を追うこともできません。そこでやむなく、少しずつト音に書き直しました。まだ楽譜用の入力ソフトはプロ仕様しかありません。久しぶりに五線譜ノートを購入しました。 これが思いのほか、よい勉強でした

          笑うバロック(678) 俺の楽譜

          好きな歌 訛りを誇れ「40杯のコーヒー」

          「40杯のコーヒー」という歌があることを知り、検索していたらこの人がでてきました。 待ち人来たらずコーヒーを40杯もおかわりしちゃったという訳詞に。 英語の歌詞はもっと「コーヒーカンタータ」の後日談風に聴こえます。 愛する人の帰宅を待って日がな一日コーヒーを40杯もお替りしちゃった、みたい。 この1曲ために購入したCDは本当に「宝石箱」でした。6枚組のCDボックス。 日本の民謡をいくつか。天真爛漫な下町の訛りだと思います。沢村貞子より好感。 「咲子さんちょっと」の「ちょっと

          好きな歌 訛りを誇れ「40杯のコーヒー」

          人気急上昇グラウンのビオラ協奏曲変ホ長調 GraunWV Cv:XIII:116

          にわかに人気が出てきたみたい----うそ。 ギャラントで聴き映えします。編成もこれくらいでいいのです。 ヨハン・ゴットリープ・グラウン ヴィオラ協奏曲 変ホ長調 GraunWV Cv:XIII:116 この動画に関しまして、ビオラ奏者がブログを書いています。 ビオラのロシャ氏はCPEのおまけとしてグラウン採用。でもグラウンが2曲とてもうれしい。CPEの協奏曲はアッツォリーニのような編曲が効果があると、わたしは感じています。大概チェロ版、チェンバロ版、ときにフルート版が

          人気急上昇グラウンのビオラ協奏曲変ホ長調 GraunWV Cv:XIII:116

          実演の記録 和洋古今混交の、ルソンをレパートリにする可能性がある

          実演記録が動画アップされていましたので鑑賞しました。 筝のLEO氏、マスクでも目立ちます。 ややテンコ盛りすぎないでしょうか。 哀歌のあと、応答のレスポンソリウムの代わりが現代作品という体かと感じます。ルソンのプログラムを再構成するアイデアは今までもありました。ルソンが歌詞の性質上、区切りが多いため、組み替えがしやすいと思われます。 テシュネ氏が代表なので期待して妄想が広がります。 「なにゆえにかくも都は荒れ果て」くらいをテーマに、ヨーロッパ編と、日本編は「六道」あたりを、

          実演の記録 和洋古今混交の、ルソンをレパートリにする可能性がある

          音楽の感想 ウルトラ「baroQue」

          「今、我々を取り巻く自然界の一部が、不思議な身動きを始めようとしています。そうです。ここは全てのバランスが崩れた、恐るべき世界なのです。 これから90分、あなたの耳はあなたの体を離れて、この不思議な時間の中に入っていくのです。」 猛暑下のラモー----下記の財団の助成公演になっていました。時代はかわったものです。メセナの時代が終わってずいぶんたち、篤志家のトリクルダウンの時代になったのでしょうか。 わたしも、貧乏だと言っている割に何とか実演に接する機会もこさえています。他

          音楽の感想 ウルトラ「baroQue」

          ポーランドの古楽祭Muzyka w Rajuの積極的グラウンとバウ有望(その2)

          テオドロ順調。ポーランドの古楽祭 Muzyka w Raju (ミュージック・イン・パラダイスのポーランド語のよう)も順調な様子。 2023年8月の公演「バロックにさよならを」動画鑑賞。 音楽祭たいへん意欲的。 腕利きのガンバ奏者を抱えています。どうも深く静かにグラウン全曲を狙っているみたい。グラウンの協奏曲が、プロのガンバ奏者の必要条件になってきました。 バウは2019年 イ長調GraunWV A:XIII:11 を。 2020年動画では、イ短調GraunWV A:XI

          ポーランドの古楽祭Muzyka w Rajuの積極的グラウンとバウ有望(その2)

          人気急上昇中グラウンのカンタータ

          にわかに人気が出てきたみたい----うそ。これで3例目くらい。 でもこのグラウンはあのグラウンです。受難カンタータ「イエスの死」(1755)を作曲したカール・ハインリヒ----とは綴ったものの、「イエスの死」も10種はないと思います。 CHグラウンの「作曲家自身が歌うため」の作品集。 一聴した感想としては、アコ・ビスチェヴィチの実力がよくわかりません。フランスのオートコントルとはずいぶん違う印象です。サンスーシギャラントなアリアなので、華麗な技巧が聴けるのでは----いやや

          人気急上昇中グラウンのカンタータ

          ポンさんの料理がファミリーフードです

          2019年4月。 ポンさんのカオソイ。どんぶりラーメンを思い描いていたら、裏切られました。相変わらずここのシェフはきちんとした料理しか作れない、のです。カレーは少なめですが、骨付きの鳥肉が3つ。それから季節の始まったマンゴーをいただきました。 奥ゆかしいポンさんの料理の深い奥行。 滋味深いサイコー。すましスープのセンヤイ。ひと匙ごとに体内の汚れが清められるかのようなスープ。もち米バナナ、ササゲ豆入り。 美味しいクイチャイ、ニラの揚げ餃子といった方がよいかも。つけタレも美味

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          コーヒー店訪問 知人のフェイスブック投稿を活用して指差し注文

          コーヒー訪問ヘルパーとしての目下の街場調査テーマは、「高級店」「高価格店」です。2020年4月訪問。 学生時以来、40年ぶりの健康診断を受けました。健診センターを出て、千代田通りを渡ったところにあるコーヒー店に立ち寄りました。 スマホで知人のFacebook投稿を見せて、指差し注文してみました。アッと、すぐ理解してくれたけれど、同時に名古屋店の写真と察知して名古屋から来たおのぼりさんと勘違いされました。 若いサービスマンの感じの良さに感心し、最後はつい美味しかったご馳走様と

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