再発見と書きかえ

「再発見と書きかえ」というタイトルのCDを聴いて以来、「再発見と書きかえ」を日々のテー…

再発見と書きかえ

「再発見と書きかえ」というタイトルのCDを聴いて以来、「再発見と書きかえ」を日々のテーマとしてきました。

マガジン

  • アイドルとレジェンド

    「アイドルを探せ」と「レジェンド探索」を集めてみました。 写真はビスコンティの「ベニスに死す」の大道芸人。

  • 「再発見と書きかえ」さまざま

    写真は映画「ウイークエンドラブ」の主役。原題は「A Touch of Class」。

  • コーヒーダイエットの記録

    わたしのレコーディングダイエット法。おもにコーヒーを使ったもの。サイホンでコーヒーをたてるレクター博士。

  • Lecon de Cafe コーヒーのレッスン

    「小さなコーヒー店のための相談室」アーカイブ

  • 「笑うバロック」バックナンバー601-700(予定)

    インターネットの発展でバロック音楽聴取の環境が幅広くなりました。観ながら聴いて書きとめて、思わず笑いがこぼれたらメモしています。

最近の記事

インカ唱法の末裔の名前

「Yma Sumac」と綴って、「イマ・スマック」。わたしがラジオで初めて聴いたときは、「ユーマ・スマック」と言われていました。わたしには「ユーマス・マック」と聴き取れ、以来「Yma Sumac」に辿りつくまで、どれほどかかったことでしょう。 実際の発音も様々なら、それを聴き取った日本語のカナ表記はさらにバリエーション豊かに。 いつも「イルガチェフ」のことを思い出します。「イルガチェフェ」とか「ユルガチェフェ」とか。要は「椿三十郎」の「赤い椿」「白い椿」みたい。 ウィキ検

    • 100分de「関心領域」感想を補足

      NHKの「100分de名著」。2024年2月はローティの「偶然性・アイロニー・連帯」という本でした。 「関心領域」を想い出しつつ、気になるところをスクラップ。 わたしがもっとも気になったのは、戸田恵子の朗読セットがコーヒー店だったことです。サービスマンまで登場。「カフェの役割」を暗示させます。 「寛容の度合いを増大させる」ことが「クラブ⇒いつものお店」にはできそう。 言葉を使って命名することの恐ろしさの例。 ルワンダが事例でした。 「モヤモヤを言葉にすることが哲学に残された

      • コレクション メッツァのコーヒーはふつう

        WOWOWの疫禍企画のよう。 ヘルシンキのかもめ食堂が、原村のペンションメッツァに。 八ヶ岳は非密です。 光石研の「むかしの男」はコーヒー豆をかじります。 カリタの3穴ドリッパーで。 大胆な太さの湯でご愛嬌第1投。「息してる?」「いま大事なところだから」と言葉を交わす、むらしはよい感じ。かもめ食堂が2006年なので、20年近く経て、ペンションメッツァでは普通にコーヒーが淹れられています。 クレジット。原村界隈らしい。 コーヒー協力は、東府中 COFFEA EXLIBRIS

        • コレクション つばめはマクロスで粉に挽く

          NHKのドラマ「燕は戻ってこない」。 数年前ホラードリップを見せてくれた黒木瞳が、ホラーグラインド。 桐野夏生は苦手。賞金稼ぎのような受賞歴。 部屋の賞状額を眺めながら、代理母をなじる黒木とダブりました。 2000万で消えてもらう、とミルでガーッと。

        インカ唱法の末裔の名前

        マガジン

        • アイドルとレジェンド
          97本
        • 「再発見と書きかえ」さまざま
          295本
        • コーヒーダイエットの記録
          97本
        • Lecon de Cafe コーヒーのレッスン
          146本
        • 「笑うバロック」バックナンバー601-700(予定)
          76本
        • 「笑うバロック」バックナンバー201-300
          100本

        記事

          動画の感想 小さなコーヒー店では毎日起こっている

          マリーナ・アブラモビッチのTEDのスピーチを鑑賞して。 気になったところをスクラップしました。 6時間の滞在体験をする施設。白衣に着替えて、「水の飲み方」を学びます。 MOMAではただ対面します。 米を数えます。 スピーチの最後は、2分間会場隣席の他者の目を見続けます。 締めくくりは「わたしを信じてくれてありがとう」でした。 どの表現も、既視感がありました。 小さなコーヒー店を開いたひとたちの覚悟と似ていると思いました。

          動画の感想 小さなコーヒー店では毎日起こっている

          笑うバロック(676) バルカン・バロック

          マリーナ・アブラモビッチの動画を鑑賞しました。 TED Talksのスピーチ。 その中で「バルカン・バロック」の紹介も。 「バロック」という言葉は、美術と音楽ではずいぶん違いがあります。ですがバルカン半島はバロックにとって、すこし特別なところという印象なので。 動物の骨から血肉を剥ぎ取り消毒する「浄化」パフォーマンスらしい。 臭気も強いパフォーマンスだったらしい。

          笑うバロック(676) バルカン・バロック

          ヴィッキー・アレッシオの訃報

          検索すると映画「ウイークエンドラブ」のファンは数名ですがおります。わたしももう一度観て笑いたいくち。不謹慎な映画なのですが、大げさな修羅場もなく、それぞれが元の生活に戻っていきます。ヴィッキー・アレッシオは「ウイークエンドラブ」のグレンダ・ジャクソンの役名。 グレンダ・ジャクソンが亡くなった折に発表されたポルトガル語の「クラウディア」誌に載ったエッセイを豪傑訳しました。 下の写真はイギリスを代表するオスカー女優たち。筋金入りの4人。グレンダは2本筋。 最後の作品は「大い

          ヴィッキー・アレッシオの訃報

          われらがガリレオ先生の「human chemistry」入門

          コーヒー屋やカフェのマスターをされている方へ。 あなたは、お客様が考えていること、感じたこと、来店の前後に行動したことを知りたくありませんか。この本には、目の前の素晴らしいお客様が、何を考えながら、どこから来て、店で何を感じ、その後どこへ行くのか、が克明に記録されています。 まず、お客様の立場から、お店に対してどう語りかけ、どう感じたかが書かれています。お客様の行動や言葉は、お店を経営するオーナーのお店に関わるすべての姿勢の鏡像です。鏡に映る自分自身はひとりですから、たった一

          われらがガリレオ先生の「human chemistry」入門

          「ロボット」について

          老人と介護ロボットの悲惨な映画「素敵な相棒 フランクじいさんとロボットヘルパー」を観たので、ロボットにはロボットということで、チャペックの戯曲「ロボット」を読みました。ガリレオ(福山雅治主演のシリーズ)を観て、ふとガリレオ(ブレヒトの戯曲)を想い出すように。この映画は前年に「最強のふたり」が公開され、その流れで「ちょっぴり切なくて、愉快な友情物語」風に宣伝されたように記憶しています。残念ながら後輩「ミーガン」のレベルにはいたっていません。 チャペック作品、改めて検索したら、

          「ロボット」について

          映画の感想 「関心領域」となりのルドルフ

          うかつな勉強をしたので、すっかり主人公ヘスを副総統ヘスと勘違いして観ていました。副総統は、単身赴任で家族はオシフィエンチムに住んでいたのか、たしかに副総統以下幹部の家族が話題になることはあまりありませんから----と、そんなわけはありませんでした。 昨年夏の「シモーヌ」のときと同じ誤解観賞。 でも一方では、誤解観賞も悪くないと。思いのほか興味津々に観ようとします。それでも、映画「関心領域」は退屈で眠くなりました。 映画の世界ではナチものは格好題材です。観る機会が多い。ドラマ

          映画の感想 「関心領域」となりのルドルフ

          コレクション 「老害の人」はサロン若鮎を開く

          NHKのドラマ「老害の人」。 内館ドラマは軽いノリでつい見てしまいます。 わたし自身の老害まき散らしを感じつつ、なかなか自重できません。 管理職に栄転した知り合いには、訊かれたことに必要なことだけ答える人になりなさい、なんて言っておいて、自分は得意なことを滔々と捲し立ててしまいます。ごめんなさい。 小さいけれどオーナー社長宅には、一時期は凝ったと思しきコーヒーの豆や道具の専用棚があります。 マンションで一人住まいする病院勤務の孫娘もコーヒーはペーパードリップの様子。家族内文

          コレクション 「老害の人」はサロン若鮎を開く

          「アイウェア メビウス」社長の「伝」なき「立志」

          もしコーヒーの生産地に赴くことがある方で、要メガネの方がいらっしゃるなら、icBerlinやMykitaをお薦めします。理由は----どうぞ検索して。 メビウスは、「アイウエア」の店と称しています。昔で言う「メガネ」屋さんなのですが、イメージが一新したので改めて検索調査しました。創業オーナーは、山田香代子社長。おそらくメガネの付加価値を高くした人のひとり。必要な人にとっては生活必需であり、一見、店舗周辺の地域との交流が重要視されそうなものですが、彼女は個人経営で渋谷に進出し

          「アイウェア メビウス」社長の「伝」なき「立志」

          読書の感想 「20」年代佐藤俊樹先生からの宿題

          「不平等社会日本」のあとがきにある佐藤俊樹先生と父親の対話の部分で、わたしはいつも涙がでてくるのです。 自分にもレベルは違え同じような経験がありました。わたしはこの本の分類では「B雇下」といえます。父はわたしが子どもの頃、「B雇上」から「全自営」に移行した人物に雇われ、茨城に住み込みで勤めに行っていました。この雇用主である自営事業主が交通事故で亡くなり「B雇上」から「B雇下」になりました。そうした家で育ったわたしは、アルバイトからそのまま就職という、簡単な道を進みました。

          読書の感想 「20」年代佐藤俊樹先生からの宿題

          青い花瓶をめぐって

          2020年の暮、青い花瓶を買いました。 何に惹かれたのだろうか思っていたのですが、自分の綴ったブログに答えが。 そんなものです。 能島先生の絵と似ているのです。と同時にそこに綴られている作家にも。 ルーシー・リーやボージャンにも。 心地よく騙された感じです。 もとはといえば、浅草橋の古道具屋を訪ねたこと。それさえしなければ、今回の散財はありませんでした。なぜ浅草橋に寄ったのか。 鶯谷のスペイン料理店が、料理バカで美味しいだけだったら、その人が入れ込んでいる器なんて見に行か

          青い花瓶をめぐって

          自宅でコーヒーを飲むときに使うマグ

          あえてこだわりをいえば、取っ手です。 なくても使用可能ですが、この耳のような翼のような張り出した造形は魅力的です。持ち上げるときもっとも重さがかかる部分で壊れやすい弱点になります。耐久度と機能性をバランスよく同居させる、努力と工夫が要求されます。なんとなくですが、使う側にも教養が望まれているような気がします。 以前は大阪のようびさんでマグを購入して、使用していました。 左上の長森慶のマグは口当たりもよく、取っ手のボタンのような飾りが親指の緊張感とホールドの安定感に心地よく。

          自宅でコーヒーを飲むときに使うマグ

          函入りに編集されたシリーズ

          ずっと以前は、岩波講座や筑摩書房の文学全集など、書棚を飾る書籍がありました。講談社の江戸川乱歩全集や小学館のバッハ全集あたりもデザインされた函入り。 食分野の得意な柴田書店も企画を進めました。 「COFFEE SHOP & SNACK MANAGEMENT」叢書。 統一デザインで、書棚を立派に見せてくれます。 もちろんわたし、ホンの一部しか目を通していません。まったく触れたこともないものもあります。 どんな構成だったのかタイトルを羅列します。 柴田書店刊「coffee

          函入りに編集されたシリーズ