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笑うバロック(670) 「夢の競演」を楽しむ

コンスタンティノープルのライブ、楽しそう。2022年カナダ公演。
聴きほれ見惚れました。

動画についたリーダー、タバシアンのあいさつ。

伝統の間に音楽の橋を架けることは、20 年以上前に私たちが設立したアンサンブルであるコンスタンティノープルのまさに核心です。これが私たちが追求することに専念している使命であり、私たちを導く原則です。それは、今日から遠い昔、ここから、そして遠く離れた場所からの音楽を探求することです。

レオナルド・ダ・ヴィンチが想像した橋が、このプログラムの火付け役となりました。 彼がこの印象的な建築作品と結びつけようとした 2 つの文化圏の音楽がここで対話に入り、彼が夢見ていた橋に命を吹き込むユニークで表現力豊かなサウンドスケープを生み出しています。

神奈川県立青少年センター科学部の資料

私の同僚で親愛なる友人のマルコ・ビーズリーと一緒に、私たちはレオナルド・ダ・ヴィンチの時代から、インスピレーションを与える、音楽的、詩的な作品を慎重に選択してきました。 私たちの橋の基礎は、15 世紀から 16 世紀のイタリアのフロットレからジェノヴァの歌、オスマン帝国の器楽作品からハーフェズ、ルーミー、アミール ホスローのペルシャ詩に至るまで、当時の写本や印刷物から抜粋された作品や詩で構成されています。 次に、私たちはこれらの作品の間を行き来し、それらの間の通路を見つけ、単なるレパートリーの並置を超えた真の出会いと対話を生み出すために、文体の境界を定義しました。

そして、天才レオナルド・ダ・ヴィンチが 500 年以上前に想像し描いたこの橋は、このプロジェクトに貢献した 8 人の音楽家の間で起こった人間的かつ芸術的な出会いを通じて、音楽と歌の中で描き直され、建設されました。 このコンサートを聴いてくださる皆さん、そして両岸の住民の皆さんが、あらゆる意味で何度もこの橋を渡り、渡っていただければ幸いです。

タバシアンは、イラン出身、14歳でケベックへ移住し古代ペルシャ音楽を学び、1998年にモントリオールで設立したアンサンブル「コンスタンティノープル」。タバシアンが芸術監督を務め、中世とルネサンス、ヨーロッパ、地中海と中東の伝統を受け継ぐ広範な音楽を制作。


この公演の手練れの者たち。管楽器、打楽器。

ダブルフルートや、手にタンバリン足首に鈴は当たり前

そして弦楽器。ここではビオラダモーレはムーア人のビオラのことでしょう。

アンコールのタランテラ・ナポリタン

バロック音楽とそれ以前の音楽を楽しむ例のひとつ。
ヨーロッパの図書館に収蔵された写本、古く出版された楽譜。
教会の遺産や知られざる僻地の貴族コレクターまで。汲めども尽きぬお宝がまだまだ。
その上、記録されない各地の伝統音楽の多様性、また記録された音楽との関係の濃淡、競演の可能性。想像力のある者なら誰しも夢見る「レッドサン」の世界。(わたしの世代では、テレビで楽しんでいたチャンバラが西部のガンマンと対決するのは最高の想像でした。いまなら転生したら何某かしら)
捏造とは分かっていても、興奮したものです。
中学生の頃公開された「スターウォーズ」も、チャンバラがなければ見に行かなかったと思います。
最近の「イップマン」もその延長線上。勢い「グレートウォール」でもいいのです。
それがクラシックに親しむようになり、「ハーリヤノシュ」や「ノヴェンバーステプス」に広がっていきました。いつしか、説得力があればオーセンティックなのです、に賛成できるように。


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