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笑うバロック(678) 俺の楽譜

パフォーマーとして目立つ動きをするひとたちは以前からいました。
バロック音楽では楽譜を見る人見ない人、見ている楽譜を見せるひと。

Olivier Brault and the Four Nations Ensemble perform La Folia from Opus 5 of Corelli. Loretta O'Sullivan (cello), Adam Cockerham (lute) and Andrew Appel, harpsichord.This live and unedited performance was part of a concert on the theme of The Grand Tour given under the auspices of Aspect Foundation for Music and Art in May 2019 in New York City.

ブリュッヘン編曲の無伴奏チェロ組曲の楽譜を買ったとき、低音用のヘ音記号譜で驚きました。当時なんとかト音記号が読めるか読めないかの人間にはハードル高いこと。楽譜を追うこともできません。そこでやむなく、少しずつト音に書き直しました。まだ楽譜用の入力ソフトはプロ仕様しかありません。久しぶりに五線譜ノートを購入しました。
これが思いのほか、よい勉強でした。とはいえ、とても自分にはさらえない、ということも実感しました。
のちのち、雑誌のインタビューで知りました。レオンハルト氏はソロリサイタルで使用する楽譜は基本「書き起こす」らしい、と。わたしの記憶では、インビュアー氏が編曲譜がレコードジャケットに載っていましたね、というと、あれは手違いで掲載されてしまった、と回答。
以来、なんとなく親近感をいだくようになりました。CDはあまり持っていないし、リサイタルも1回聴いたきりなのですが。

BWV1005~ラルゴ



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