RETRO少年の懐古録

またの名を平成の江戸/2020~2022:第1野生小説家時代/2024~現在:第2小説…

RETRO少年の懐古録

またの名を平成の江戸/2020~2022:第1野生小説家時代/2024~現在:第2小説家時代

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(未)【長編】殺戮の飛影

〇戦士カノイの過去 戦士「カノイ」……「雷龍」という名で知られる。都会の裏街に潜み、野生戦士や情報屋など、闇の組織の手先として働いていた。     しかし、かつては戦士連合本部の精鋭戦士にまで成り上がったほどの人物だった。それも、世界で初めて、空鱏の襲撃を退けた英雄である。    そんな強者が、どうして一線を退いたのか。   その理由は、カノイの過去にある、世にも凄惨な事件にある。    ――― ――― ―――  地獄獣種「空鱏」……  ――― ――― ―――    かなり昔

    • 【中編】恋(完結済)

      〇巻頭「とある戦士の恋」 ……  ……  ……  彼女は俺の憧れだった。  彼女は精鋭戦士。  そして俺は、ただの平の戦士。    階級が上の彼女には、頭が上がらない。  でも、彼女は俺と対等に接してくれた。  俺達戦士はいつ、どんな怪物、怪戦士に出くわして、どんな残酷な死に方をするか分からない。   常に命と肉体を最大限懸けることになる戦士の仕事は、時に「この世の地獄」と称される。  だが、俺は楽しかった。  彼女が一緒なら、どんな地獄でさえも、俺には天国に思えた。

      • (未)【長編】史上最悪の猛毒

        〇お尋ね者怪戦士

        ¥50,000
        • 【長編】高校の七人「ミライとシンジ」

          「ミライ……君は生まれついて、ほぼ聴力を持たなかった。だから、周りとの違いに、心を砕くこともあったと察する」 「……」 「自分語りをしてしまうが、俺は……!」    そうして明かされたのは、シンジの凄まじい半生だった。   「たった1晩!それも1時間にも満たない間の話だ! 俺は父と母も、学校の友人も、みんな失った!」 「……」   「分かるか。当たり前にあったモノが、ある日突然なくなってしまう。俺には、耳も目もある。だが、それゆえに、今でも思い出す。溺れ死ぬ母の断末魔と

        (未)【長編】殺戮の飛影

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        • 第三地下小説家時代
          7本
        • 【長編】高校の七人
          6本
        • 【過去ログ】第一野生小説家時代
          49本
        • 第二地下小説家時代
          14本
        • 雑記
          3本
        • 創作怖い話
          16本

        記事

          【長編】高校の七人「過去録~シンジの嫌な記憶~」

           幼い頃、、、  シンジは虐められがちだった。   子供たちの中で、カーストが低かったのである。  ぐずぐず泣いているシンジを見かねた亡き祖父は、知り合いの格闘道場に、半ば放り込むようにシンジを入れた。  その道場……  実は、極道の戦闘員養成所だったのである。  もちろん祖父はそれを知っていた。  暴力団規制法の施行により、現代でこそ排斥されつつあるが、祖父の時代には、ヤクザは一般的なモノだった。  表社会・裏社会で、法の陣営が交代する時代だったのである。 「組長、

          【長編】高校の七人「過去録~シンジの嫌な記憶~」

          【長編】高校の七人「部活選択」

           栄桜第一高合格後、、、  シンジはクラスで孤立した。この環境そのものを否定していたのだから、同級生と仲良くつるめるわけはない。  授業中は、先生とコミュニケーションを取らざるを得ない状況になるが、基本的にクラスメイトとかわすのは「おはよう」「お疲れ」「じゃあね」……一日に、ほぼそれだけ。  だが、コミュ障というわけではない。  言いたいことは、きちんと言語化し、人の目を見て話が出来た。  しかしながら、その眼の奥にある闇には、人を怖がらせるものがあったのである。  ―

          【長編】高校の七人「部活選択」

          【長編】高校の七人「シンジと言う男」

          〇中学3年のシンジ 栄桜第一高1-B組、男子生徒の1人、その名を「シンジ」。  この春入学した男である。  しかし、彼は少々異端な男であった。  栄桜第一高は、普通科だろうが、スポーツ科だろうが、グローバル科だろうが、国内でも屈指の人気度を誇る。ゆえに、320人の枠と言えど、倍率は毎年4を超える。それゆえ、この学校に通う生徒は、必ずと言っていいほど、この学校を第一志望としてきた。  シンジはそうではなかったのである。  何故か。  ――― ――― ―――  シンジは

          【長編】高校の七人「シンジと言う男」

          【長編】高校の七人「名門~栄桜第一高~」

           名門「栄桜(さかえざくら)第一高校」……  設置学科:普通科・スポーツ科・グローバル科  全校生徒:960人(1クラス40人×8クラス×3学年)  就職・専門学校進学をはじめ、国内の難関大学・医学部進学はもちろんのこと、海外の大学にまで進学者を輩出している。それだけではなく、名スポーツプレイヤーの育成にも携わってきた。文字通りの「文武両道」を貫く学校である。  しかし「名門」と呼ばれる学校も「文武両道」を謳う学校も、謳っているだけの学校を含めれば、腐るほどあるし、実際に腐っ

          【長編】高校の七人「名門~栄桜第一高~」

          【長編】恐怖の未解決事件

          〇巻頭 遠い夏……俺達の友人が消えた。  かくれんぼをしていたとき、忽然と消えてしまったんだ。    まだ、隠れてんのかよ。   一体……どこへ行ったんだよ。  一体……何があったんだよ。    もういいよ、  もういいよ。  もういいよ……  ――― ――― ―――   「深山ノ神隠し」とうたわれ、今なおオカルト・ブームの脚光を浴び、娯楽対象として扱われるこの事件だが、当事者の俺達としては、たまったモノじゃない。    誘拐された。  獣に食われた。  崖から転落した

          【長編】恐怖の未解決事件

          【長編】勇気一つと共に散れ(完結済)

          〇巻頭「追憶の夕暮れ」 ……  ……  ……   いつか、この世界を必ず平穏なものにしてみせる。  平穏にするために、もう争いごとは必要ない。  本当ならば、一度も起きて欲しくは無かった。  必要なのは、起きてしまった過ちを贖罪すること。  今、この時を生きる私は、これから先の未来の平穏のために……  天使のような笑みを浮かべた美しい少女が、黄昏の空と、沈みゆく夕陽を見上げて、夢を語っている。  何と崇高な夢だろうか……    時期は間違いなく、俺の少年時代……  場所は

          【長編】勇気一つと共に散れ(完結済)

          (廃)【長編】史上最悪の猛毒

           ――― ――― ―――

          ¥500

          (廃)【長編】史上最悪の猛毒

          ¥500

          【短編】愚塊

          「なあ、何であんたは生きてるんだ?」 「……」  ――― ――― ―――  青年の名はソラ……彼は、第六感と言っていいのかどうかは定かでないが、普通の人にはない感覚を持つ男だった。    他人の考えが手に取るように読め、また、自分の考えも、自由に発信できた。便利な能力だが、嗅ぎたくない匂いを嗅いでしまったり、見たくないモノを見てしまったりするように、彼もまた、不幸な思いばかりしていた。  それがきっかけで、喧嘩となってしまったり、気味悪がられたりしてきたのである。   『

          【短編】荒野の夜

          「今、隙間からお前を見ているぞ……」    ――― ――― ―――  荒野の街「クロムデザート」の英雄にして、名保安官と名高い男……「マック」が亡くなった。  死因は心臓発作……突然死であった。   「あのマックの死因が、心臓発作だと……?」  彼を敬愛する部下たちは、彼の死を悲しむどころか、納得がいかない。どんな死因でも彼らはその事実を受け入れられないだろうが、総員、それとは違った異変を覚えていた。    しかし、マックの死は突然死ではあったが、自然死ではなかったことを

          【短編】荒野の夜

          【短編】IH(Imaginary Hero)

           私は、いたって普通の女だった。  美人なわけでも、醜いわけでもない。  体形に恵まれたわけでも、体力があるわけでもない。  普通の学校へ行き……  普通の会社に勤め……  普通の生活を送る……  普通のこと……  それが、一番難しくて、一番幸せなことだって、当時の私は、知る由もなかった。  一寸先は闇……  まさか、あんなことになるなんて……  ――― ――― ――― 「ハアッ……ハアッ……ハアッ……」    私は、薄暗い夜道を全速力で走り、住居に転がり込んだ。  

          【短編】IH(Imaginary Hero)

          【長編】高校の七人 プロット

          〇プロット〇舞台「栄桜第一高校」 ・主人公「シンジ」の暗く悲しい生い立ち ・護身道部主将「リュウ」 〇学園裏シンジケートとの戦い ・シンジケート首領「カミヤ」 ・ラグビー部主将「ケンタ(喧嘩屋)」 ・空手部主将「カツキ」 ・化学部の天才「医学部志望」 ・法務部の天才「弁護士志望」 ・カミヤ死亡、その他幹部行方不明に。 ・シンジ、リュウ共に行方不明に。 〇裏との戦い ・シンジ、リュウ、全寮制のお嬢様学園「聖彩女子高」に逃亡。 ・裏で糸を引いてくれた古い仲間「サクラ」

          【長編】高校の七人 プロット

          【旧版】高校の七人

          〇題名「高校の七人」  七人の侍、荒野の七人、黄金の七人のオマージュ、またはパロディー  ――― ――― ―――

          ¥500

          【旧版】高校の七人

          ¥500