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上司が部下に対して苛立つ原因は、定量化で解決する。という話

「1月は行く」「2月は逃げる」とはよく言ったもので、2021年も3月に突入してしまいました。「3月は去る」事が無いように、今回も生産性が向上できるような内容をお届け致しますので、今回もお付き合い頂けると嬉しいです。

これまでは「定量マネジメント」とは何か。どうやって実行するのかといった観点でお話しさせていただきました。
※詳しくは下記のnoteにて解説しておりますので、ご確認下さい。

では実際に「定量マネジメント」を導入すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。
そのメリットは多岐に渡りますが、そのうちの1つに、”組織全体の時間の使い方が効率化する”ということがあげられます。組織全体がうまく時間を使えている状態とは何か。具体的な事例を用いながらお話しさせていただきます。

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1.焦りや、苛立ちの減少

焦りや苛立ちはどんな時に感じることが多いでしょうか。
様々なケースがあるかと思いますが、
「部下がどれだけの売上をあげるのかがわからない」
「部門の売上着地が読めない」
など、先の見通しが立たないときに感じることが多いのでは無いでしょうか。定量マネジメントは、この先の見通しを立たせることが可能です。

定量的なマネジメントを行っている場合、マネジメント層は成果までに必要な行動を把握することができるので、部下が成果をあげるために必要な行動を適切に指示することができます。
どの行動を、誰に、どの品質で届けることができれば、何%の確率で成果に達することができるのか。
これが把握できていると、数値目標に対する焦りや部下に対する苛立ちを感じることが少なくなります。

2.顔色を伺う残業が無くなる

昨今では働き方改革が進み、多くの企業で見直しがされている残業ではありますが、皆様の企業ではいかがでしょうか。

残業にもいくつか種類がありますが、顔色を伺う残業は最も生産効率の低い残業です。

「成果が出ていないから遅くまで残業をする」
「上司の機嫌が悪いので、上司が帰宅するまで残業する」

部下の立場からすると、このような状況で我先に帰宅するのは困難を極めます。しかし、この残業は成果をあげるためのものではなく、言わば接待の性質をもつ残業なので効率という観点で考えると、排除すべき残業です。
成果がでていないなら遅くまで残業するのは当然だ。という意見もありそうですが、この状態は、「成果が出ていないから、努力を評価してもらおう」という意思が介在します。つまり、どうすれば成果が出るかはわからないが、とりあえず行動量でカバーしようという状態なのです。これでは未来永劫、早く帰宅できる日はありません。
定量マネジメントが導入されていると、成果までの道のりが明確なので、必要な行動の実行・適切な振り返りが可能であるため、このような無駄な時間の使い方を排除することが可能です。

3,モチベーション高く仕事をする人が増える

マネジメント層としては、部下にモチベーション高く、スピード感を持って仕事に取り組んでもらえるというのは、一種の悲願のようなものであるのでは無いでしょうか。

この状態を作ることができるのが定量管理なのです。
そもそも、従業員がモチベーション高く、楽しく仕事をしてもらうにはどうすれば良いでしょうか。様々な意見があるかと思いますが、普遍なのは”成果が上がっていること”であるといえます。やはり人は評価されることに喜びを感じる生き物であるので、成果をあげるというのは重要なファクターの一つなのです。

定量管理ができている状態というのは、言わば仕事の攻略本が手に入ったということと同義であり、誰しもが成果を上げやすい環境を作ることが可能なので、従業員はモチベーション高く、少しでも早く仕事をしようという状態にすることができます。

まとめ

・先の見通しを立たせることが、苛立ちや焦りを無くすことに繋がる
・顔色を伺う残業は、最も非効率な残業の一つ
・”仕事の攻略本”こそがモチベーションの源泉

今回も最後までご精読頂きありがとうございます。
より詳しくお話しを聞きたいという方がいらっしゃいましたら、無料相談も行っておりますので、下記ページの資料請求ボタンからお問い合わせください。




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