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読書感想文 2022/05

6月になっていた。5月に読んだ本をまとめていなかったので、ここでおさらいしてみることにする。

いわゆる"プロ経営者"という人が書いた本である。数社を渡り歩いただけあり、各社での話が書いてあるし、従業員への心構えなど、組織を預かる者として大事なことが凝縮されている。今の自分は人の上に立つような立場ではないが、人と人とが接することへの普遍性はあると思う。どんな立場になったとしても、そうした姿勢を忘れてはならないはずだ。

専門書(入門書)と小説の間に位置するこの本。非常に読みやすく、時事問題についても触れているため、お金のことに興味を持つきっかけとしていいと思う。ターゲットを決めて書くと、かえって万人にウケる内容になるという逆説を見事に体現している。

コピーライターである著者だが、一言でいうと「カッコ悪い部分を洗いざらい書いた」といえる一冊。職業の響きからして、華やかな世界をイメージしがちだが、やっていることは非常に地道なことの積み重ねである。というか、"華やかな"と思えるのは、そういうイメージ戦略(見せ方)を取っているだけで、実際は違うことが多い。どんな世界に身を置いても、一つひとつのことを丁寧にやる以上に大切なことなどないような気がする。

Kindleは2か月無料なので、もう1か月使えるが、読んでみようと思った本をきちんと買ったほうがいいような気もしている。1か月じっくりと考えてみようと思う。

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