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【高校】埼玉県立の男女別学12高校共学化、各校で「反対多数」(追記あり)【共学別学】

埼玉県立の男女別学になっている高校の共学化について、アンケートでは各校で「反対多数」。

というニュースを読みました。

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埼玉県の県立高の共学化を「早期に実現すべきだ」とする県の第三者機関からの勧告を巡り、男女別学高全12校の保護者代表が30日、各校で集めた意見を大野知事と日吉亨・県教育長宛てに提出した。共学化の賛否を尋ねたアンケートでは、各校とも6割弱から9割が「反対」となったらしいです。

私自身、福島県出身で高校は男子校です。
ただ、その高校は現在は共学になっており、さらに来年度から中高一貫になる予定です。

そして、現在多くの仕事をしている宮城県でも、県立高校は男女共学になりました。(私立では男女別学の高校があります)

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福島県や宮城県、そして記事になった埼玉県だけでなく、学校は共学化しよう!という全国的な流れになっていますが、

それこそ、現在のような多様性の時代では、男子校・女子校は必要なのではないでしょうか。

もちろん、男女別学を強制するのは問題外ですし、受験生や保護者から支持を得られない(=定員割れなど)のであれば、その際には共学化する必要があると思うのですが、無理な進め方はしないほうが良いのではないでしょうか?

私自身の経験だけでなく、学習塾をお手伝いしている現在、間違いなく社会人として多くの学生と交流を持っていますが、各個人によって性別や性質による向き不向きはありますし、ある特技を伸ばす(尖らせる)には、少人数の集団が良く、わざわざ様々な人を集める・ごった煮のようにする必要は無いと思います。

しかし、私としても男子校・女子校のデメリットは充分分かりますので、男子校・女子校の括りは維持しながら、定期的に交流することで化学変化を起こすほうが良いのではないでしょうか。

そして、各自治体内に男女別学校と共学校を多数設置することで、様々な考えをもった学校同士切磋琢磨することこそ、これからの時代に適しているのではないでしょうか。

ただ、この考えが実践出来るのは、ある程度学生がいる場所である、関東など都会に限られるかもしれません。

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この記事によると、対象となった学校によっては9割以上が反対というところもあるようなので、押し付けのような外野の意見ではなく、実際に現場で関わっている方からの要望があった際に始めることが、共学化の進め方として良いと思います。

※2024年8月11日追記
学校法人白百合学園は、盛岡白百合学園中学高校を2026年度から男女共学にすると発表しました。共学化は、全国にある姉妹校や姉妹法人の中高7校で初めてであり、定員割れや共学志向の高まりが背景にあるということです。

仙台白百合学園は、私が仙台で学習塾の塾長だった頃、生徒としても講師としてもなじみ深い女子校です。

この学校にも影響が出るのかどうか注目です。



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今回の画像は【なな @ note と Kindleの応援団長】さんからお借りしました。ありがとうございます。

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