【教育/短期大学】上智大短大部が募集停止を公表【ニュースからの学び】
上智大短大部も募集停止を公表…短大はこのまま「絶滅」を待つ運命なのか?
というニュースを読みました。
概要としては、
有名私大系列の上智大学短大部が2025年度以降の募集停止を公表している。2025年度以降には、その他にも多くの短大が募集停止を公表している。
ということです。
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ニュースによると、
「10年前の2014年度には353校あった短大が、2023年度には303校となり、さらに2024年度も、実践女子大学短大部(東京)など20校近くが募集停止している」そうで、
学習院女子短大を皮切りに、立教女学院短大などが続き、2023年度には青山学院短大が、さらに上智大学短大部も2025年度以降の募集停止を公表しているなど、有名私大系列の短大ですら例外ではない
となっています。
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私が学生の頃には、余程の有名どころ・偏差値の高い短大でないと、「短期大学は四年生大学に行けなかった人たちの受け皿」というイメージが確かにありました。
ですから、現在の短大がこのイメージのままですと、少子化が進み大学進学を志す人数の総数が減少している現在の状況であれば、四年制大学よりも先に存在意義を問われる(=淘汰される)ことは当然と言えます。
しかし、現在ですと短期大学にもメリットが増えてきました。
例えば、短大の場合は学生が希望するカリキュラムが、二年間で修了出来るということです。
4年制大学の場合には、学生によっては実際に必要としていない科目(例えば第二外国語や一般教養など)も、卒業のためには授業を受けなくてはいけない場合が多いです。(これが4年制大学のメリットでもあるのですが…)
ですが、短大の場合には、在学期間が短いので目標達成(=資格取得など)のために、最短で必要な単位のみ履修が必要な場合が多いです。
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また、短大のほうが柔軟性がある(ように思える)ところも魅力的です。
例えばですが、すでに地方の短期大学(4年制大学も含む)では、生涯学習の講座を開設しているところも多いです。
皆さんも、大学の掲示板などを確認すると様々な一般向けの講座が開設されていることが分かって面白いと思います。
もちろん、専門学校との線引きなどの必要はありますが、リスキリングや生涯教育の場としての役割を持つことが出来れば、短期大学のニーズはあり続けると思います。
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