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<事例紹介>~サラリーマンから個人事業主へ転身した人たち         <会社が個人事業主として働くスキームを構築。定年間際で新制度にエントリーし個人事業主への道を踏み出す(その5)>

(その4から続きます)

<解説>

Nさんの勤務されていた電通の個人事業主募集のニュースは、その当時(2021年)は大きな話題になりました。

その制度に定年直前でエントリーされたお一人がNさんですが名前の通った大企業に長年勤務されたサラリーマンゆえの踏み出しの難しさをお話されています。

定年間際になるとどうしても行動は保守的になりがちです。

「電通にこうした制度ができたから転身できたのだろう」 と思いがちですが、実際に電通の大看板を捨てて個人事業主へ踏み出した方は、約6000人の従業員の中でわずか230人弱です(募集条件がありますので、全従業員が応募できたわけではありません)

Nさんの場合も、50代に海外赴任から戻られたときから自分でキャリアを考える必要性を痛感され準備を始めています。

こうした準備なくしてはこうした制度にタイミングよくエントリーはできません。

プランドハップンスタンス理論(キャリアというものは偶然の要素によって8割が左右される。 偶然に対してポジティブなスタンスでいる方がキャリアアップにつながる理論)でいう偶然を活かすためにはこうした事前準備が必要です。

なお、Nさんも関与されている 「ライフシフトプラットフォーム」 では個人事業主的な活躍推進のために電通以外の企業との連携や、(トライアル段階ですが)電通だけではなく他企業出身の個人事業主へもプラットフォームを導入するなど新たな取り組みを始めています。

個人事業主的な働き方に興味を持つ方、一度ホームページ(ニューホライズンコレクティブ合同会社)をご覧になると参考になると思います。


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