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ポートレート撮影 作例の紹介 (滾る感情を吐き出す)その14:揺れるなにかは写るのか

■ 感情の揺れは写真に写るのか

ポートレート作例のご紹介、第14弾です。
モデルは第10弾、第13弾と同じ知人女性です。

最近では、本業の映像制作業において、企画・プロデューサー業以外にも、ディレクションや撮影する案件もあり、さまざまな葛藤や悩みという感情の揺れを抱えたままポートレート撮影当日を迎えることになってしまい(ただの睡眠不足ともいいますが)、モデルさんに迷惑をかけてしまわないかと心配だったのですが、ご本人曰く、「楽しく撮影できた」とのことだったので、胸を撫で下ろした次第です。

はじめてモデルさん側からのリクエストでロケ地を決めたのですが、それも思いのほか撮影がうまくいった要因かもしれません。

ところで、「撮影者の感情や人生がシャッターを押す指先に乗る」などど格言めいたことをいう写真家やカメラマンがいますが、本当ですかね? noteやInstaで作例をアップしている方で、類似のコメントをしている方をよく見かけるのですが、私には信じられないのですよ。
昨今、映像と写真は同じ機材を使うこともありますが(私もCine機であるFX3で写真を撮ってますし)、そもそも映像界隈では聞いたことがないです。ジャンルによって指先に乗るものが違うなんてことありますかね? シャッターとRecボタンだと違うってこと?

などと、寝不足のアタマで考えながら、シャッターを押し続けました。

■ 撮影機材紹介

<使用機材>
Camera:SONY FX3
Lens:SONY FE 24-105mm F4 G OSS
    ASAHI Super Takumar 55mm F1.8
Maunt Adapter:K&F CONCEPT M42-E Ⅳ PRO
CFExpressA:NEXTORAGE NX-A1PRO 160GB
SDXC:SONY UHS-II TOUGH SF 560GB
Filter:TOKYO GRAPHER OPF 480-L
Moniter:Hollyland Mars M1 Enhanced 
Rig:SmallRig 4184、3577
HDMI:SmallRig SuperSlim 4K 2956B
Strap:Peak Design SLIDE LITE
Camera Bag:Manfrotto Advanced Active Backpack III
Tripod:Ulanzi TT09 VideoGo F38

これまでの撮影では、レンズをSuper Takumar 55mm F1.8に変えて撮影する際、本体のバリアングルモニターだけではMF合わせが見ずらく、狙った箇所にピントが合っていないことがありました。
そこで、今回は万全を期して(?)、Hollyland Mars M1 Enhancedを外部モニターとして使いました。

Hollyland Mars M1 Enhanced は映像の送受信ができるモニターですが、今回はあくまで外部モニターとしての使用です。輝度は1000nitsですので、屋外でも見やすくピント合わせが快適でした。カメラボディとほぼ同サイズなので、少し大袈裟ではありますが。

トップハンドルとサイドハンドルは装着せず、角度調整可能なマウントアダプターSmallrig 3577を介してホットシューに装着しています。
HDMIケーブルは、Smallrigの35cmタイプです。XLRハンドルの上にHollyland Mars M1 Enhancedを装着した際に接続するために購入したものなので、ハンドルを付けずに装着した場合は、少しケーブルが余る感じで美しくないですね。

こんな感じのセッティングで撮影に挑みました
K&F CONCEPT M42-E Ⅳ PROを介して、
ASAHI Super Takumar 55mm F1.8を装着しています

■ ポートレート作例

このモデルさんとの記事では、前2回とも「目力」に言及しているのですが、今回の撮影でも「目力」を意識せざるを得ませんでした。普段のポートレート撮影では、顔の角度や目線の位置など、かなり細かく指示を出しており、カメラ目線はあまり要求しないのですが、今回の撮影ではいつにも増してカメラ目線を要求してしまいました。

キャプションのないカットは、レンズ:SONY FE 24-105mm F4 G OSSに、フィルター:TOKYO GRAPHER OPF 480-Lの組合せです。
最後の一葉のみASAHI Super Takumar 55mm F1.8で撮影したものです。

Lens:ASAHI Super Takumar 55mm F1.8

いや、ほんとにカメラ目線が多いな・・・。

■ 最後に
ポートレート作例紹介第14弾をご覧いただき、ありがとうございます。

最初の記事でご紹介したように、このアカウントでは、映像・デジタルコンテンツ制作会社の代表兼プロデューサー/プランナーが、自らポートレート撮影のカメラマンとしてクライアントワークを受注することを初期目標に設定し、新規事業化を目指すべく、ポートレート撮影の作例をあげていきますので、よろしくお願い致します。

そして、こちらのnoteと同じく、ポートレート撮影の作例をあげていくInstagram アカウントも開設しました。是非ご覧になってください。
https://www.instagram.com/resonance_portrait/
よろしくお願い致します。

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