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【ざっくリサーチしき #24】 リサーチに求められる共通スキル

リサーチをおこなう際に必要なスキルのざっくり知識

ビギナーの方々に、ざっくりとした知識をお届けするシリーズ の第24弾。

前回書いたように、定性調査、定量調査、アンケート調査、インタビュー、ビッグデータ、インサイト調査などなど、世の中には色んなリサーチの考え方や手法があり、ジェネラリストもいれば、各エリアのスペシャリストもいます。

しかし、リサーチという営みに関わる以上、共通で求められるスキルがあります。

今回は、その共通で求められるスキルについて、ざっくり解説します。


リサーチに求められるスキル

リサーチの大きなフェーズ

  1. 設計する

  2. 集める

  3. 解釈する

  4. 決める

  5. 動かす

各フェーズにおいて求められるスキル

  1. 設計する
    ・課題抽出スキル
    ・仮説創出スキル
    ・リサーチ設計スキル

    →解決すべき根本的な課題を見抜くことができ、仮説を立て、
     その上で、その課題を解決するためのリサーチを適切に設計できる

  2. 集める
    ・データ収集スキル
    ・データ分析事前設計スキル

    →どのようなデータを、どの程度、どのような粒度で収集するかを、
     目的およびこの後のフェーズでの分析計画を立てた上で決めることができ、
     実際に集めることができる

  3. 解釈する
    ・データ理解スキル
    ・情報解釈スキル

    →収集したデータについて、課題や仮説、分析計画に基づいて分析し、
     データの特徴やグループ間の違いを理解できる
     その上で、データを情報化し、解釈や示唆・提案まで出すことができる

  4. 決める
    ・情報活用スキル

    →理解・解釈した内容やその応用から出る複数のアクションなどから、
     取るべきアクションや採用すべきアイデアを決定できる

  5. 動かす
    ・情報展開スキル
    ・アクション推進スキル

    →決定した取るべきアクションなどを、カウンターパート・現場のメンバー・
     顧客などに広げ、必要な人に積極的に動いてもらうことができる


今回は、リサーチの各フェーズとそこで求められるスキルについて解説をおこないました。

プロのリサーチャーは、すべてのスキルを習得・活用できるようになっているのが理想です。

しかし、そのプロにリサーチをお願い/手伝ってもらう方々は、その必要はありません。

ただ、上記を覚えておくと、依頼しているリサーチャーの実力や知識などが少し理解できるようになるかと思いますし、「この部分を期待している」ということを伝えやすくなると思います。

ぜひブックマークなどして、必要な時にすぐにチェックできるようにしておいてみてくださいね。

各スキルには、より具体的な内容や手法が含まれています。

より詳細を知りたい方や、実際にリサーチを検討されている方で相談されたい方を、ぜひ、お気軽にお声かけください。

ご相談は、もちろん無料です!

本記事も読んでいただき、ありがとうございました。


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