闇をみる(ヤバい格差)
闇はそこら中に転がっている。
油断しているときにやってくる。いや、やってくると表現よりは、近くにあることに気づくってところかしら。
今から話すのは、昨日の記事で取り上げた出来事の直前についてだ。
はい、これは読まなくていいからスキは押してね。ついでにフォローもしてね。
営業同行のため、めっちゃ怖いボスを駅へ迎えに行く1時間前。私はとある得意先の社員とコンビニで話していた。
というのも、私は配達を済ませてからボスを迎えに行くスケジュールとなっていたのだ。得意先の社員(以後ミノルとしておこう)が現場で使う予定の材料が足らなくなってしまったようで、その日中に用意できないと工期に間に合わないらしい。
😨どうやらやばい!とにかくやばい!という状況だったので、ボスと合流する前に届けてあげたのだ。
ボスとの合流場所である駅との間にあるコンビニでミノルに商品を渡し、少し談笑する。
お互い大変ですねぇ〜って世間話。そしてお互いの仕事にうんざりしているという旨の愚痴をこぼしあう。ちなみにミノルは私と同い年だ。
ミノルが言う。
「もう俺、今の会社しんどいから辰屋さんのところに転職しちゃおうかな〜笑」
ミノルがさらにいう。
「〇〇さん(アタイの会社)なら少なくとも手取り30はカタイでしょ笑」
何を言ってるかわからないアタイ。
「え、それより全然低いですよ。むしろその半分ぐらいだ。」
ミノル返す。
「え!!!嘘でしょ!!全国的なメーカーなのに??それしかもらってないの?」
衝撃を受けるアタイ。
詳しく聞くと、アタイの給料はミノルが転職前に高卒で勤めてた会社より低かった。
「それじゃ生活できないでしょ😓」
……
……
そうだわ
言われてみるとそうだ。
栄え(蝿)ある我が社ではどいつもこいつも金がねえ金がねえ言っている。たぶんミノルの給料は、我が社では俺の上司クラスだろう。
それが普通だという。
我が社が異様に安いことに今気づく。
衝撃。
皆さんにわかりやすくスポーツで例えると、”星輝ありさ”の必殺技、ブラジリアンキックがテンプルにクリーンヒットしたかのような破壊力。
(例えがわからない?うるせえ黙れ)
揺れる脳。
1時間後に思いを馳せる。なぜ俺はこんなことをしてるんだ、俺はなぜ生活できないようなお賃金(おちん〇ん)のためにこわ〜いこわーいオッサンと二日間もドライブデートしなければならないのか。
俺は泣いた。(心で)
ミノルは私が謙遜していたり、冗談を言っていると思っていたので、出来たてほやほやアチアチの給与明細を見せてやった。
かわいそうですって。
お礼に俺も彼の明細を見せてもらった。
確かに彼の言葉通り、めっちゃ高かった。(高いというかマトモな賃金だった)
そう、俺は生活なんて出来ていなかったんだ。
金がかかる趣味も交際相手も友人もいない独り身だから、たいして金がかからなかっただけ。
死んでいないだけ。
俺は泣いた。
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