腰痛を解消するには腹横筋

腰痛の人は腹筋が弱いから腹筋を鍛えた方がいい、腰の筋肉を鍛えると腰痛が改善されると言う事を聞いたことはありませんか？

腰が痛くて病院に行っても多くのお医者様には『腹筋と背筋をして鍛えてください』という事を言われる方が非常に多いです。僕も昔ヘルニアを発症させて腰痛に悩んでいたころは腹筋と背筋を鍛えるために体育の授業でもやるような上体を起こして行う腹筋と上体を反るようにして行う背筋をしていました。

確かに腰を痛めてしまう原因に筋力の低下は考えられるので腹筋と背筋を鍛える事は重要なことだと思います。しかし昔ながらの上体を起こして行う腹筋や上体を反るようにして行う背筋は腰痛を促進してしまう可能性があります。腰痛を改善するためには正しい腹筋・背筋運動を行う事が大切です。

上体を起こすようにして行う腹筋運動は主に腹直筋といわれる筋肉でお腹が割れているように見える筋肉です。この腹直筋は体を丸めるようにするとき使う筋肉なので姿勢を維持したり体幹を固定するために使う筋肉ではないため、腹直筋を一生懸命鍛えても見た目は良くなるには効果的ですが腰痛を改善するためには効果がイマイチです。

腰痛を改善するためには腹横筋といわれる筋肉を鍛える必要があります。腹横筋はインナーマッスルといわれる筋肉で外側にある筋肉が腹直筋なら内側にある筋肉が腹横筋なります。腹横筋は名前の通り筋肉が横向きについていてコルセットのように背骨を安定させるようにお腹周りについています。腹横筋を鍛える事で自然のコルセットを身につけることが出来るので腰痛に悩むことがなくなります。

腹横筋を鍛えるには以前にお話させて頂いた呼吸をしっかり行うだけで十分に鍛えることが出来ます。呼吸を改善するだけで腰痛が治るというのは腹横筋が鍛えられるからという事でもあります。腹横筋のトレーニングは鍛えてる感じや筋肉を使っている感じはあまり得られないので意識することは難しいかもしれませんので筋肉を意識するよりは呼吸法を正しくできるようにしていきましょう。

体を改善するためには少しやったら大丈夫ではなく継続して行っていく事が大事です。毎日ではなくてもいいのでまずは週に1回、定期的にできる回数や頻度から始めていきましょう。