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究極の愛の生命体

私は3年前にこっぴどく浮気されてから、一時期究極の愛を持つ生命体を探していました。こじらせてるネ💫

私の当時の究極の愛の定義は、
「最後まで2人で添い遂げること」
でした。
んなもんは、愛じゃないやい!という方もいると思いますがここは一つ。
もちろん当時と今では私の中の究極の愛の定義は変わっていますが当時は本とかも借りて調べていたので、形に残そうと思います。

まずぼんやり思ったのが仲良し夫婦の例えでよく用いられる「おしどり夫婦」。

どれどれ究極の愛をお持ちかな?
来世はおしどりになりたいナ❤️
とおしどりについて調べると、おしどりは普通に一年ごとで相手を変えるそうです。
ざけんな!と思いましたが、よくよく思い返すと芸能人でおしどり夫婦と言われてる奴らほど不倫してる気もします。
納得です。
また、おしどりはオスが求愛の時期にだけ羽が鮮やかになるそうです。
いますよね〜女の子の前だけ、でしゃばるチャラいやつ!そいつ絶対浮気するよ!?
納得です。
また、おしどりはツガイになるとメスに家を作らせ、卵が産まれたのを確認するとさっさと離れていってしまうそうです。
もはや、おしどり夫婦は悪口です。
亭主関白なんてもんじゃないです、クソクソ亭ウンコウです。令和でもこのスタイルを続けるなら炎上は必至ですね。

蛇足ですが、なぜおしどり夫婦と呼ばれるようになったかというと中国の故事で昔、王様が若い夫婦の女の方を奪うと、男が自殺し女は後追いしてしまったそうで埋葬するとそれぞれの墓から木が生えて枝が絡み合って、そこにおしどりのツガイが住んだことが由来だそう。ふーん。

次に考えたのがオオカミです。
オオカミは夫婦を引き離すとストレスで亡くなってしまうとどこかで聞いたことがありました。

たしかに旭山動物園で実際にメスが癌で亡くなってしまった際に、メスが帰ってくるかもしれないドアの前から一向に離れずそのまま食事もとらずに衰弱死してしまった事例がありました。愛が深い‥私、浮気された次の日は逆に寿司をめっちゃ食べました。逆に。

群れで狩をするスタイルですがライオンと違い、一夫多妻制ではなく一夫一妻制です。
いいよ〜かなり近いよ〜来世はオオカミだよ〜と文献を漁っているうちにだんだんと群れの事に詳しくなりました。
群れにはオスとメスでそれぞれ、序列が存在し稀なパターンを除き基本的には最上位カップルのみが子を産むそうです。ここまでは良かったのですが群れの中では序列が変わることもしばしばあるそうで、その場合は‥
浮気やん、家庭内NTRやんもう、ドロドロですやん。オオカミって昔から悪いやつの象徴だもんね。男はオオカミ、じゃあ女は‥?

そんなこんなで次に目をつけたのが、
ビワアンコウです。ビワアンコウは最も限りなく正解に近い生命体でした。なんとこの生き物、オスとメスが融合します。
深海の暗いところで、オスがメスを見つけるとメスに噛みつきそのまま離れず、やがて同化し脳みそがなくなり融合してしまいます。最後まで残り、使われるのは精巣のみです。

今、笑いましたか?
ビワアンコウを。
お前はなにか一つでもやり続けたことあんのかよ?愛する人を同化融合するまで噛み続けたことあんのかよ?
脳みそが溶けるその時までビワアンコウオスはメスを想っていることでしょう。
ステキ❤️

もはやその生態は、自分が精子なのかビワアンコウなのか判別が難しいですが、もしかすると我々人間オスもめちゃくちゃ省くと精子を運ぶための肉袋に過ぎないのかもしれません。めちゃくちゃ省き倒すと。
少し悲哀を帯びつつ、調べていくとある事実が判明しました。

色んなオスがメスに噛みつきます。
ダメ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜🙅‍♀️
メス1に対して2〜3つくことも稀ですが存在します。

融合という新しい可能性を我々に示してくれたのはありがたいですが、メスが言い寄られれば断れない元カノみたいな浮気者では、いくらメスから栄養をもらう精子袋のヒモ野郎(意味わかんないね)といえどもプライドがあります。来世はお断りです。見た目もきんもい。

しかし方向性は合っていたような気がします。気持ちなんていうデタラメなものに愛を預けるより、身体という物理ごと融合してしまうほうが信頼性があります。(そこに愛はあるんか?)

いよいよ私なりの解。
皆様お待ちかね、
究極の愛の生命体、その名もフタゴムシ。
寄生虫です❤️

このフタゴムシ、当然寄生虫ですので淡水魚、主にフナやコイに寄生しエラなどに張り付きます。
(恋に寄生しちゃうんだって❤️)

幼体のままコイなどに寄生しますがある一定の成長で止まってしまうのだそう。
そこから成長し大人になるためにはコイの中を這いずりまわって相手を探します。

ここからが愛の生命体の本領発揮です。
フタゴムシは終生交尾という特性を持っています。どんなものかというと交尾して合体すると死ぬまでそのままなのです。死が2人を分つまで交尾の状態のまま。
この状態で引き離すと死んでしまうそうで、まさに究極の愛の生命体。
2人で1人の生命体、比翼の鳥ならぬ比翼の蟲です。

みなさん、来世はズバリ、フタゴムシです!
天使か閻魔か、転生の希望を聞かれたら高らかに答えましょう。フタゴムシでお願いします!!と。

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