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アイディアの作り方 ジェームス・W・ヤング by エシモの備忘録

アイディアの作り方
ジェームス・W・ヤング

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【この本から得たい知識】
自分の頭で考えず、ただの労働者として一日中同じことの繰り返しの人材はこれから職を失うと言われる今日この頃。長年のベストセラーからイノベーションを生み出すアイディアマシーンになる術を盗みたい!

「どんな分野で生きるにしても、まず学ぶべきは原理(ルール)であり、その次に方法である」

アイディアの2つの原理
1.アイディアとは既存の要素の新しい組み合わせである
2.事物の関連性を見つけ出し結びつける技術が求められる
ex)謎かけ
→この技術は習慣によって鍛えられる
常に自分の分野と関連づけられるか周りの景色を観察して生活すること。

アイディア作りの5つの手順
1.二つのタイプの資料を集めろ
⑴特殊資料 自分の分野の精密な資料
自分の商品に関するあらゆる資料や顧客情報、マーケティング資料などとにかく細かい部分まで資料を集めろ
⑵一般資料 一般教養や生活知識
アイディアを出せる人は共通して全てのもの、人に興味を持つ。牛も草を食べなきゃミルクが出ないように、アイディアもエジプトの歴史から最新テクノロジーまで、教養としての情報を収集し続けなければ生み出せない。

2.集めた資料を咀嚼せよ
集まった資料を自分の中でパズルのようにくっつけたり、離したりしてあーでもないこーでもないと組み合わせてみる。ありとあらゆるパズルを組み合わせまくって、もう出てこないよと絶望したらこのステージは終了

3.全て忘れるためにリラックスせよ
今まで考えてきた組み合わせを一旦全部忘れる。そのためにスポーツをしたり、絵を描いたり、アクティブな行動に集中して頭をリラックスさせる。

4.アイディアが生まれる
この段階まで来ると日常生活でリラックスしている時にアイディアが向こうから押し寄せてくる。お風呂に入っている時、トイレ休憩、枕の上、電車の中など、脳がぼーっとリラックスしている時に思いもよらないアイディアがピカーンッとやってくる。
→中国の三上だね。馬上・枕上・厠上
思考の整理学でも同じことが言われている

5.信頼できる人にアイディアを見せて手を貸してもらう
→妹にハリーポッターの原作を読んでもらったJ・Kローリングもこの時初めて人に作品を見せた

【エシモの所感】
これ、どこかで同じようなこと言われてたなと思ったら名著の「思考の整理学」だった。ヤング氏も一般教養の大切さを説いてる。やはり、歴史や文化からは人類の習性を学べるからアイディア創出にも大いに役立つんだろうな。この方法通りに進めれば必ず良いアイディアに出会えるとヤング氏は言う。でも、やり通せる人は少ないんだって。確かにどんなに良いアイディアが欲しくて、その方法が分かっても、これだけ難題なステップだと資料集めで諦めちゃう人が大半だろうね。
個人的に思ったのは、なんか革新的で儲けられそうなアイディアを出したいと思う前に、自分が興味を持つ分野、気になる問題、夢中になれる趣味とかに没頭するのが先な気もする。その分野に飛び込んでから、アイディアを必要とした時にはこの難しいステップを超えてやろうという覚悟が生まれるんじゃないかな。あとは全てのモノや人に何か得られる知識はないかと興味を持つというのは人生を豊かにする上でもマストなことかも!最後のステップの信頼できる人にアイディアを見せるという部分は勇気がいるよな。今ぼくは新しい本を作っているんだけど、やっぱり人に見せて反応をもらうというのは勇気が要るし、もしツマラナイとそっけなく返されたら今までの苦労が水の泡となって泣きそうになるだろうし…でも、勇気を出して読んでもらおうと思った。

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