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#さんとしょ に並べた1冊 その3 - 投資は「きれいごと」で成功する

僕の育った尼崎にできる「みんなの図書館」 #さんとしょ  さん。

1月28日のオープンまであと8日です。

この「さんとしょ」さんの1箱本棚オーナーなんです、僕は。

その僕の1箱本棚がこちらです。

11冊の本を並べたのですが、今日ご紹介するのは上の写真の左から5冊目です。

2010年3月からずっとお世話になっている(毎月、コツコツとお金を託し続けている) #鎌倉投信  さんで運用部長を務められていた新井和宏さんの本です。

#鎌倉投信  さんの本を1冊はどうしても並べたい、そう考えていました。どの本にしようか、と悩みました。

#さんとしょ にお越しになる人はどんな人たちになるのか、正直なところ、クリアなイメージは持てていません。「(株式)投資にはあまり馴染みの無い」人に手に取ってもらいたいということでタイトルのキャッチーさでこの本を選びました。

どちらの本にしようか、と大いに悩んだもう一冊がこちらです。

外資金融では出会えなかった日本でいちばん投資したい会社(著・鎌田恭幸さん)

著者は 鎌倉投信の社長、鎌田恭幸さん。

Amazonのページをご覧になるとわかりますが2011年に出版された本で、どうやら絶版になっているように見えます。

正直に言います。

この本は手元に置いておきたかったんです。

「いい会社をふやしましょう!」これが鎌倉投信の合い言葉です。

「いい会社」とは、規模の大小や、上場の有無は関係ありません。これからの日本に必要とされる会社か否かです。
社会に必要とされる限り、企業は存続し、価値も高まります。そんな「いい会社」へ投資をすれば個人の幸せや富が形成されて経済発展につながり、更に「いい会社」は成長します。

・・・

人は仕事において、生き方において、お金の使い方において社会をより良くすることができます。

・・・

少額でもまごころの込もったお金が集まり、信頼に根差したお金の循環ができれば、社会の生き金としてそれに係わる人々に責任感を醸成し、組織に自律と秩序をもたらします。本来あるべき金融のレバレッジとは、金融工学による技術的な手法を言うのではなく、信頼と信頼の連鎖から生み出される価値の創造です。

・・・

いまこそ、投資本来のあるべき姿、すなわち本質的な企業価値を大切に育てる実体を伴った投資が求められています。

本の冒頭「はじめに」からの引用です。

久しぶりに読み返してみてグッと来るものがありました。

「価値」「循環」「信頼」そして「未来」(その言葉こそありませんが”これからの日本に必要とされる”がそれに当たると感じます)。投資の本質はこれらの言葉が示しているように思いました。

今日発行された鎌倉投信のメルマガ。その中で鎌田さんはこう述べられていました。

こうした大きな変化の時に、求められる投資とはどのようなものでしょうか。
単に自分の利益だけを目的とするものではなく、13年前の冊子に書いたような視座、金融市場にゆだねる運用から未来をつくる意志ある投資が価値を持つと感じます。

ここで登場した「13年前の冊子」とは、初めての受益者総会®︎で配布されたものです。冊子のタイトルは「第1回 「結い 2101」受益者総会に向けて 直販型の公募投資信託だからできる個人参加型の金融像」です。

先日、僕もこの冊子を頂きました。この受益者総会に参加させていただいたのですがこの冊子の行方、わかりませんでした(自宅のどこかにあるはずですけど)。

この冊子も読み直してみました。

冊子の9頁にはこんな言葉がありました。

投資家一人ひとりがお金の行く先に関心を持ち、投資、すなわち、お金の循環を通じて「いい会社」をふやし、より良い社会創りに参加する、そういう「結い」の思想を底流にもった投資信託にしたいと思っています。

自分の投資先の会社に関心を寄せること、知ろうとすること、それだけで十分に関わっている、関係者になっていると僕は思います。「未来をつくる意志」がそこにはある、と。

#さんとしょ  に並べている新井さんの著書の底にも同じものが流れています。

株式投資は長く続けてナンボです。時間の関数なんです。だから「きれいごと」が大事だ、僕はそう思っています。

さんとしょ を訪れた一人でも多くの人に本を手に取ってもらいたい、そう願っています。

明日はどの本になるか、お楽しみに!

既にご紹介済みの #さんとしょ  に並べた1冊



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