#さんとしょ に並べた1冊 その5 ー ゆっくり、いそげ 〜カフェからはじめる人を手段化しない経済〜
僕の育った尼崎にできる「みんなの図書館」 #さんとしょ さん。
1月28日のオープンまであと6日です。
オープンが近づくこの「さんとしょ」さんの1箱本棚オーナーなんです、僕は。
その僕の1箱本棚がこちらです。
11冊の本を並べたのですが、今日ご紹介するのは上の写真の左から3冊目です。
影山知明 さんの著書、
ゆっくり、いそげ
~カフェからはじめる人を手段化しない経済~
です。
2015年6月につくった記事です。
記事のタイトルにある「本日のスープ」とは、僕が尊敬する2人の投資家、m@さん、まろさんと当時リレー形式でつくっていたエッセーです。現在は更新が止まっていますが2014年から約5年続けました。月次レポート研究所 に、まろさん(吉田さん)にはご参加してもらっています。ご興味あれば↑のページにお越しください。
この本、『ゆっくり、いそげ』と出会ったきっかけをくださったのがm@さん。
m@さんのこの記事を読んですぐに買い求めました。
本と出会って7年、もうすぐ8年。この本に出会ったことで自分が変わった、時間とともにゆっくりと変わっていったように思います。投資とはどういうことなのか、自分らしい投資とはどんなものか、そうしたことを自分で考えるきっかけをたくさん与えてくれた一冊です。
この本には「投資」のテクニックのようなことは何一つ書かれていません。そもそも「投資」の本ではありません。でも、この本を何度も読んで、僕は何に投資するのか、その際に何を大切にするのか、大きく変わっていきました。
特に何度も何度も読み返した、というか、今でも読み返してみると釘付けになるのが第7章。
第7章のタイトルは 「時間」は敵か、それとも味方か
読み返すたびに自分の記憶、意識、考え方に刻み直すのがこの2つの文。
だからこの本はどうしても必ず自分の1箱本棚に並べたい、そう思っていました。
昨日読んだこの平山さんの記事。「ゆっくり、いそげ」を思い起こしました。
「ゆっくり、いそげ」で語られる「特定多数(不特定多数ではなく特定です)」や「作り手と受け手との間のコール&レスポンス」とつながっているなあ、と感じられました。
しっかりとつくられたモノ、コト(それらは「作品」と呼ぶにふさわしい)を、作り手の想い、心遣いと丁寧に向き合う。関心を寄せる、言葉に耳を傾けてみる。それを時間をかけて積み重ねていくことで語りたいコトがたまっていく。機会があればそれをちゃんと自分の言葉で語ってみる、語りつづけてみる。それを続けていれば良い、かどうかはわからないけれど、個性のある語り手になれるのかもしれない、そんなことを思いました。
「ゆっくり、いそげ」を読んでいなかったら、たぶん、平山さんのnoteを知ることも無かったと思います。平山さんに限らず「ゆっくり、いそげ」が導いてくれたんじゃないか、と自分勝手に解釈しているコトは本当に沢山あります。
まだ「ゆっくり、いそげ」に出会っていない人が、この本と出会ってどんなことを感じられるのだろうか。そこにとても興味があります。「さんとしょ」でこの本の存在をはじめて知った人に、その人の未来に何か影響を与えることはあるだろうか、と。
こんなイベントの告知が!
ついさっき読んだ記事です。
「さんとしょ」さんのルーツ、「みんなの図書館さんかく」館長 土肥さんの記事。
このイベントに「ゆっくり、いそげ」の著者、影山さんが登壇されるそうです。
なるほど、そうか!そうだったのか!と大いに納得できました。
非常に魅力的なイベントです。平日だからなあ、、、ちょっと考えてみよう。
以上、「さんとしょ」の僕の1箱本棚に並べた1冊、『ゆっくり、いそげ』をご紹介しました。
明日はどの本になるか、お楽しみに!