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「イケてるノベルティないな」と思っていた人事の私が出会った、ときめくノベルティ

素敵なノベルティが少なすぎるという悩み

前職で人事をしていた時のこと。
採用関連ツールとしてノベルティを作っていた。
そして思っていた。
「イケてるノベルティがなかなかない、、」

いわゆる会社ロゴを入れたペンとか、メモとか、カレンダーとかが一般的。
でも正直、どこも同じようなものばかり。
簡単に捨てられてしまうノベルティを作るのがどうしても嫌だった。
だって、無駄やん!

その時出会ったのが、今は友人のユウジミウラ
ミウラユウジですが、私はユウジミウラとよんでいる。
特に理由はないけど、イッセイミヤケ的な、世界を感じさせるので。

「普通のノベルティは作りたくないねん!センスが良くて大事にしてもらって、うちのブランドがちゃんと伝わるノベルティが作りたいねん!」

そんな私のわがままをぶつけ、ロゴを入れた可愛い靴下のノベルティを作成してもらったのが6年前くらいだろうか。

予算に応じて、簡易的なものから重めのものまで、センスのいいノベルティを色々作っている。



私は何かに狂気的なまでの熱を持っている人が大好きなんですが、彼のノベルティ愛も狂気的。
「早く世界に見つかってほしい」と、本人からしたらはた迷惑なセリフを彼に言い続けているが、そのくらいリスペクトしている。
興味がある方はこちらのnoteをご覧ください。

みんなイケてるノベルティが作りたい

で、そんなノベルティ愛に溢れるユウジミウラがビックサイトでリアル講演するというじゃないか。
これはいくしかない。

当日の会場は、想像以上の人だかり。


このEXPOでは彼以外にも登壇をしているけど、イラストのアイコンは彼だけ。ユウジ…すでに一人だけ尖りすぎだよ。

そして会場には彼が手がけた、ノベルティ&ギフトが並ぶ。

イヤラシイ書き方をするが、イケてるHRテック企業の名前がズラズラ…
すでに世界にみつかってるやないか、ユウジミウラよ…


ノベルティ研究家の講演から学んだこと


ノベルティ研究家であり、ノベルティオタクであり、ノベルティの変態であるユウジミウラの講演は想像以上に熱かった!
オーディエンスが何人も、首がもげるほど頷いていた。

お写真お借りします


さすがだよ、ユウジミウラ。

そんな中で、私が心に残ったポイントをメモ。

①ノベルティを新品のまま捨てたことがある人は「約58.8%」

いきなりの悲しい現実。せっかく作ったものが新品のまま捨てられる。
確かに私も、新品のまま捨ててしまったことあるよ。
地球に優しくないよね、もったいないよねという話。デザイン性や実用性がないノベルティは捨てられてしまう時代なのだ。

②ノベルティはモノから決めるな!

ノベルティを作る時、「モノから決めがち」だけど、ユウジミウラ曰く「モノから決めるな!」と。(こんな言い方はしない)
どういうことかというと「モノから決めると好みに走りがちになるから」とのこと。個々人の好き嫌いに走ると、肝心な「顧客」が置き去りになるということね。

③ノベルティはコンセプトが重要

モノから作らないとしたらどうするのか?コンセプトを決めよう!
「もらった人の心を動かすには?」から考える。確かにね。

その整理のために使うのは下記のフレーム。
1、キーワード(会社やサービスの優位性、強みは何か?)
2、体験(機能やイメージを追体験してもらうにはどうするか?)
3、アイテム(ここで初めてモノを決める)

例えば「速さが売り」のサービスを提供している会社さんは「どこよりも速く届く年越しそば」をノベルティとして作っていたりするらしい。
なるほどなあ。
自社の強みを言語化して、そこからお客さんに何を感じてもらいたいか、何を届けたいかをベースにして、最後にそれを表現できるアイテムを選ぶってことだね。遊びゴコロも大切。

④ノベルティは第2のセールスパーソンになる

ノベルティは費用対効果が見えにくい。例えば人事が採用活動のためにノベルティを作ったからって、「ノベルティ作ったから採用に繋がった」とは言い難い。ええ、、わかりますよ、、

そこでユウジミウラは「ノベルティをセールスパーソンとして使え!」という。(こんな言い方はしない)

例えば毎年ある企業が顧客開拓のためにノベルティを送り続けているとする。「送り続ける」という行為がいつしか「毎年届く」という文化になり、いつの間にかノベルティが「第二のセールスパーソンになる」とのこと。
なるほどね!
なので、部署横断で予算を取り、営業のための顧客向け、採用のための求職者向けなどシェアするやり方をとっている企業も増えているそうだ。
ノベルティ奥が深い!

⑤いいノベルティを作りたければメーカーと作るのもあり

多くのノベルティサイトにあるものは、海外で大量生産している。だから似たり寄ったりのものが多い。だからこそ「いい感じのメーカーと開発すると良い!」とユウジミウラは言う。
確かに彼も、素敵なメーカーさんとか、障がいのある方が働く福祉施設などとモノづくりをしている
エコだったり、サステナブルなノベルティだ。コンセプトが素敵。


今いったような話は下記にまとめられてる。
こんなにノベルティについて語っている人は、日本で彼だけだろう。


先日私も、あるソーシャルグットなサービスを提供している企業さんに「いい感じの創立10周年記念Tシャツを作りたいのだけど」と相談され、ユウジミウラに繋いだ。とある就労支援B型事業所さんとコラボして、素敵なTシャツを作り上げていた

地球にやさしく、人にもやさしい。
そんなやさしいノベルティやギフトが、これからの時代に選ばれていくはず。

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