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そこかしこにいる呆れた人たちと同じには、日本人としてなりたくない。神様は必ずバランスをとっている。

書家なのにジムの話ばかりの今日この頃。

イベントもないし、作品を買おうという人もいない。
どうしたものかと暗くなる気持ちをジムに行ってボディコンバットをやることでなんとかバランスをとっているのかもしれない。

心のバランスと取るのは難しい。
外から見えづらいから周囲が気が付かないことも多いだろう。
例の猛威を振るう彼のせいで自殺者が増えたりしていないことを願いたい。

彼のせいで心のバランスが崩れているのか、元々の国民性であんなに横暴なのか、単に個人的にわがままなのかわからないが、呆れた人はそこかしこにいる。

ボディコンバットのクラスが行われる部屋は、ステージを中心にして真ん中に黄黒の縞々テープが張られていて、予約名簿の偶数奇数でいちいち左右に分かれることになっている。予約には40人の人数制限がある。

入口でインストラクター自身が名簿を見ながら、予約してきた会員を「(偶数の)あんたあっち、あんたは(奇数で)こっち」というふうに振り分けるのだ。開始時間がくれば締め切られ、予約していたとしてもクラスには入れない。時間が始まってしまえばインストラクターはステージに上がるから名簿のチェックができないので当然のことである。

床にはシールが貼られていて、会員は振り分けられたエリアの中のどのマークを選んでも構わないが、選んだマークを中心にして動かねばならない。

と前置きが長くなったが、今朝のことだ。

入り口でインストラクターにチェックをしてもらい、奇数に振り分けらえた俺は右側のエリアに向かう。

いつも陣取る最後尾の列の一番奥のマークが一つ空いていた。
しかし俺は一つ前の列にした。

と、最後尾にいたピンクのシャツを着たおばさんが、「おいおい」とでも言うように話しかけてきた。あの国の人だ。もっと「遠くへ行け」という。

「は?」と思うだろう?

そのピンクおばさんは自分の周囲に人が来ないように、下のマークに従ってそこにいた人に対してでも、「あっちへ行け」と勝手に指示をしていたのだ。

半島の国の人だ。出身国で英語の発音に癖があるからその辺は分かる。

自分勝手というか、横暴というか、呆れるくらいのわがままさだ。そこは彼女の私的エリアではない。どうしてそんなことが公共の場でしかも真顔でできるのだろう。

「俺はそのマークの所にだって立つことができる。」と最後尾の一番奥の開いていたマークを指さしてそのピンクのおばさんに言ってやった。

「No, No, No」と半島の人の話す英語の発音で眉間に皺を寄せながらそのおばさんは言った。そんな近くには来て欲しくないのだ。

が、俺はもう関わり合いたくなかったので無視をした。
その場も動かなかった。

無視をしたところでイラっとした気持ちは収まらなかったが、都合のいいことに間もなくボディコンバットのクラスが始まった。

架空ではあったがパンチを繰り出しやすくなった気がした。

クラスでは、終わって帰るときに、自分の居たエリアに汗なんかが飛び散っているのを各自拭いてくれと、アナウンスでお願いされている。

こういうのも、きちんと危機意識と責任感を持って、床を拭いていく人間と、そんなの全く無視してさっさと行ってしまう人間がいる。

ご想像の通り、ピンクのおばさんはクラスの終わりと同時にさっさと出て行ってしまった。


神様はどこかで必ずバランスをとっている。
俺はそう思っている








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