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あまりの幸運を不審に思ってちょっと考えてみたが 思い当たる節は一つしかない。 朝から「うん」がついちゃっていたのだ。

このことを書いたかどうか今一つ記憶が薄いのだが、
いろんなところで話をしていたりすると、書いたような気もしてくる。
歳はとりたくないものだ、と昔大人が言っていたのを、今になると成程なと思ってしまう。そういうことが少なくなくなってしまった。

言うまでもなくここはオーストラリアでオーストラリア人が沢山住んでいる。オーストラリア人でない人も沢山住んでいる。

その中に日本人も多少住んでいる。ただ他国と比べて割合的にはそんなに多くはないはずだ。総領事館のホームページを見てみたが詳細は見つけられなかった。申し訳ない。

それでもシドニー北部、ノースショアとよばれる地域は日本人の多めなエリアで、中でも書道教室のあるチャツウッドには日本人の姿は割とある方だ。

という認識があれば、多少行動に抑制が求められるよ、という話…なのだと思うがそうじゃないかもしれない。いつも適当なのだ。申し訳ない。

不本意ながら…と言うのか言わないのか、本意ではないからやはり不本意なのだが、朝から「肛門がグロかった」と人が話すのを耳にすることになる。和訳ではない。そのまま日本語だ。

これを油断というのであろう。
ワーホリなのかな、学生なのかな。
若い男女の二人組だ。
昨夜見たエロDVDの話をしている。

「おいおい、勘弁してくれよ、俺は日本語わかるよ。」
と肩をポンポンと叩いて伝えるわけにもいかない。
「チャツウッドって思ってるより日本人いるよ。日本語なら話しても他人は理解できないから何を言っても大丈夫、って思わない方がいいよ」
と道端で偉そうに説教じみたアドバイスをするのも違うだろう。

二人のやや後ろを同じ方向に歩いている俺は静かに彼らの話を聞く他ない。

油断真っ最中の彼らは割と大声で話しているので
それを大人しく聞いている俺はどっぷりその話に浸かってしまった。
聖人ぶるつもりもないから聞く分にはいいのだが、なんというか朝っぱらからの話題のチョイスとしては”みっと”…もない(こうもんだけに…)。

なんて日だ!とかなんとか思っていたら、
ランチの差し入れをいただいた。

ランチを平らげ、さあ仕事がんばるぞ…とかなんとか思っていたら、
なんと今度は夜の分の差し入れもいただいた。

一体何の日だ?とかなんとか思っていたら、
なんと今度はお菓子の差し入れまでいただいた。

あまりの幸運を不審に思ってちょっと考えてみたが
思い当たる節は一つしかない。

朝から「うん」がついちゃっていたのだ。
(こうもんだけに…)

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