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”幸せの国”デンマークのヒュッゲを味わう会、開催しました!

一緒に過ごす時間を作ろう、一緒に楽しもうとするのがデンマークの幸せの秘訣。ヒュッゲについて書き始めてから、あぁ、この気持ちを共有したくて書いているんだよな、としみじみ思っていました。

そんな思いが募って、先週「"幸せの国"デンマークのヒュッゲを味わう会」を開催しました!


デンマークのオープンサンドを食べながら、心豊かなライフスタイルを一緒に考えてみよう、という会です。東銀座のオフィスにて、今回は参加者の方13名+お手伝いと私、全部で15名+お子様1名での会となりました。ありがたいことに雨は降らず、夏らしい暑い日になりました。


ヒュッゲってどんなものだろう?という方、デンマークに興味があるけど行ったことがない方、出張で行ったことがあるけど文化を味わう時間がなかった方、留学経験のある方、、、いろんな方がいらっしゃいました。デンマークからかけついでいるライ麦パンに興味をお持ちの方も!


デンマークのヒュッゲを体験として味わってもらいたい、という思いで、まずはデンマークのお話から始めました。

ヒュッゲとは何か。友人や家族と一緒に過ごし、話して、ゆったりとした時間を感じることです。

ヒュッゲを感じるためには、「今ここ」に気持ちを持ってくること。

平日の夜ですので、みなさん仕事後の空気をまとって、会場に到着されました。日本人は特に心配性でもあるので、仕事の進め方や準備など、次のステップをこうしよう、変更があるかもしれないからこう準備しておこう、など、いろいろな計画や考え、心配事など、、、頭の中にはたくさんあります。
でもその気持ちをちょっと横に置いておく。今ここでは、みなさんと一緒にテーブルについて、食事と会話を共に楽しもう。自分でそう「決める」ことが、ヒュッゲには大切なんじゃないか、とお話ししました。


ヒュッゲの味わいの一つとして、デンマークのライ麦パン(Rugbrød ルブロ)をベースとしたデンマークの名物料理、オープンサンド(Smørrebrød スモーブロ)をご用意しました。
デンマークのビール、カールスバーグとともに。自家製エルダーフラワーのコーディアル(ソーダ割り)もご用意しました。

デンマークの友人にヒュッゲに必要なものを聞くと、「食べることを目的に集まるわけではないんだけど、ヒュッゲの真ん中には必ず食べ物があるんだよ。デンマーク人は食べるのが大好きだからね 笑」と言っていました。
美味しいものを一緒に食べるって、幸せなことですよね。そして食べている時にいろいろな話をする。一緒にテーブルに着いた人たちと、食事の時間を共に過ごすことを楽しむ、ということがヒュッゲには大切なんです。

なので私も着席して一緒に楽しみました!

そして今回はヒュッゲな過ごし方の例として、デンマークの誕生日の過ごし方をお話ししました。(私は昨年、自分の誕生日をデンマークの友人宅で過ごしました。そのお話は別途noteに書きたいと思います)


最後に感想をお聞きして、会はお開き。
「ヒュッゲを(学ぶのではなく)体感する、という貴重な機会でした」
「初めて会う人同士でも、すっと場に入れて楽しめる」
「対話と食事、からのヒュッゲを感じられた」
「素の自分を出せる場=ヒュッゲを感じられる場を大切にしたい」
などなど、嬉しい感想をいただきました!


最後に、ヒュッゲな時間の作り方として、ヒュゲリのご紹介をしました。

ヒュッゲは単語としていろいろ使われるのですが、形容詞形として、ヒュゲリ(Hyggelig)があります。友人と楽しい時間を過ごした後に、こう言ったりします。
(ヒュゲリは形容詞でヒュッゲなという意味です。日本語では違いが表現しづらいですが、形容詞だな、というニュアンスとして受け取っていただけたらと思います)

「ヒュゲリな時間だったね、ありがとう」

友達とほっこりする温かい時間を過ごせること(=ヒュッゲ)、それは人生にいいことだよね、この時間はとてもいい時間だったね、とお互いに認め合う意味合いがあります。

ある参加者の方が感想をnoteに書いてくれました!

いい時間、豊かな時間。自分一人のヒュッゲも素敵な時間です。でも、友達と、家族と過ごすヒュッゲなひと時。そんな時間を過ごせたあとに、ぜひ相手にも伝えてくださいね、とお話しました。


いい時間だったね、暖かい気持ちになった。
ありがとう。

そうすることで、ヒュゲリな暖かい気持ちが、他の人にも伝わっていって欲しいなと思っています。


来ていただいた方、私にとって、とてもヒュゲリな、いい時間になりました。ありがとうございました!

デンマークの幸せの秘訣、ヒュッゲな時間をもっと広めるためにサポートいただけたら嬉しいです! いただいたサポートはオープンサンドの試作など、デンマークの食文化研究に使わせていただきます。