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エビ焼売にカニラベルワイン こういうワインが中華料理屋さんに欲しい

柚子〆鯖太巻の悲劇から立ち直るべく、もう一つのおかずのエビ焼売に箸をつける。〆鯖太巻の悲劇のベアリングはこちら。

仕事あがりの遅めの時間で、4個入り518円が半額に。

干しエビか、焼売には鮮烈な赤色がところどころに。練り込まれた鶏肉の軽快な脂、旨みが程よい。牛肉ほどの重層的でなく、豚肉ほどジューシーでなく、焼売の中にエビと同居しても、エビを押しやらない。むしろエビに足りない脂の旨みを補足し、口内での完成度が高まる。トップのエビに加えて、中にもエビの身のプリプリと。干しエビの凝縮した旨みが詰まっていて、エビ感をしっかりと感じさせてくれる。トップのエビだけで中がスカスカかと疑ってしまうが、ひと口食べてエビのプリプリが入ってきて疑念を一掃。さすがスーパーの中華惣菜コーナー。

合わせたのはカリフォルニアのスパークリング。アヒルラベルが可愛い。ダックホーンのもの。瓶内二次発酵のシャンパン的スタイル。
そしてもう一つ、カニラベルのイタリア ロンバルディアのワイン(リースリング品種)。カニラベルは同じ甲殻類のエビもいけるはずだ。

過去に551のエビ焼売にオーストラリアのシャルドネがなかなか良い相性だった。関西でちょっと遊んで、伊丹空港で飛行機を待っている間に購入。そのままエビしゅうまいは空輸し、東京でワインと実食した。

まずは、カリフォルニアのスパークリングワインに。

ダックホーン・ヴィンヤーズ, デコイ, ブリュット, キュヴェ, スパークリング・ワイン, アメリカ, カリフォルニア NV, 12.5%, 2,904円
Duckhorn Vineyards, Decoy Brut Cuvee, Sparkling Wine, California

デコイ・ブランドのスパークリングがついに登場。製法はシャンパーニュと同じ瓶内二次発酵方式。 ピノ・ノワール、シャルドネ、ピノ・ムニエ使用。
香りには軽めにりんごのコンポートもあるが厚すぎず程よい、ブリオッシュ、ヘーゼルナッツの奥行きも、微かにバニラ香。
味わいにはやや明瞭なこぎみよい酸味、充実の果実味、余韻の旨み、素晴らしいバランス。シャンパンに近いスタイルで余韻もしっかり複雑。トスカニーで購入。

エビ焼売にワインを合わせる。瓶内二次発酵の深み、旨みが干しエビに寄り添いステキ。四つ星が迷う。相性: ★★★☆☆

続いてカニラベルのワインに。

マーレ・マンニュム, クラボ, リースリング, イタリア, 2021, 13%, 1,573円
Mare Magnum, Riesling, Crabo, Provincia di Pavia, IGT, Italy

ワインについては先日のNoteに。香りには青リンゴ、白桃、にライムの果皮、ボリューム豊かで表現力豊か。トロピカルなニュアンスを含みリッチな口当たり。1,600円の圧倒的コスパ。トスカニーで購入。

エビ焼売に。ワインのトロピカルなタッチがどこまで合うか期待半分、心配半分だったが、焼売に合わさりエビの風味をガツンと立ち上げる。ほんの少し入った鳥のミンチの脂にリースリングの甲高いタッチが絶妙。
ワインはスクリューキャップで開け閉め簡単。果実味のほんのりトロピカルなタッチは、スパイスや脂の強い中華料理にも負けずによく合いそうで、こういうのがワインリストにあると客としては嬉しい。お店で経費を加味して出しても3,000円台に抑えられるのではないかな。数日かけて飲んでいるがヘタらず力強いのでグラスワインにも最適。相性: ★★★★☆

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