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フリーランスという働き方が幸せ~って感じる理由がわかったぞ!

これは100%私の偏見なのだけど、「フリーランスの働き方が幸せ」って言う人は多いのに、「サラリーマンの働き方に幸せを感じる」と言う人は少ない。ってか、私は知らない。

いや、向き不向きがあるのはわかるんです。

フリーランスに向いている人と、サラリーマンに向いている人。

私はどっちかというと、サラリーマンの方が向いていると思う。何もかもひとりで仕事と向き合っているよりも、組織にいた方がやりやすいなって感じることがあるし、そっちの方が力を発揮できるように感じるから。

それでも、フリーランスの働き方には満足していて、幸せだなって思うことが多いのです。

4月からは組織の一員として働くことが決まっていて、個人事業は規模を縮小して続けていきます。

サラリーマンの方が向いていると思う私だけど、フリーランスの自由な生活を失うのは正直とってもイヤ!!!

パート勤務なのでフルには働きません。だけど、この居心地のよさを味わっていられるのは今だけだー-と思わずにはいられない。

フリーランスって、決してラクな働き方じゃないはず。だって、営業、制作、事務、経理…ぜーんぶ自分でやらなきゃいけないんだもの。それでいて、サラリーマンに比べて制度的に恵まれていないことも多々あります。

それなのに、どうしてこんなに幸せを感じるんだろう。

この疑問、とある本を読んだらするするっと解けました!

「幸せ」な環境ってどんなもの?

脱!しあわせ迷子 ―世界の幸福国を旅して集めた幸せのヒント―』は、筆者の堂原さんが世界をめぐって幸せを探しにいくお話です。

いちご + コーヒー + 読書 = 超幸せ

世界幸福度ランキングの高い国に行ってみれば、「幸せ」ってどんな状態かがわかるのではないか、と会社を辞めて23ヵ国を周る旅に出発。

それぞれの国でそこに住む人たちとコミュニケーションをとりながら、「幸せ」について考えをめぐらせていきます。

「幸福度が高い」とされている国で「ここの人々は幸せではないと思う」と言う人に会ってとまどったり、貧しい環境でも「幸せだ」と言う人がいたり。

最終的に筆者が導き出した「幸せのヒント」は、

・自分で選び、自己決定できる環境があること
・家族や人間関係が良好であること

でした。

これー-----!
フリーランスの働き方そのものー-----!!
だからか!!

「自由」は「幸せ」だ

何を仕事にするのか、どんな人を相手に仕事をするのか。
いつ働くのか、どれくらい働くのか。
ぜーんぶ自分で決められるのがフリーランス。

「時間も場所も自由な働き方」とよく語られるフリーランスだけれど、「自由=幸せ」ってちゃんと結び付けて考えたことなかったかもしれない。

言われてみれば「そりゃそうだよね」としか思えないから不思議。自由と幸せが、こんなに直でつながっているものだと意識していなかった、っていう感じかな。

自分で選べるって、とても幸福度の高い行為だったんですね。

んで、働く相手も自由に選べるから、人間関係も良好。そりゃ、幸せだよねー。納得!

ちょっと話がずれるけれど、転勤族の生き方に不満がたまるのは、その不自由さからだよね。
住む場所や時期を一方的に会社に決められてしまう。

もし、好きなときに好きな場所に異動できるシステムだったら、「転勤族最高!」ってなるのかもしれないね。

競争は不幸のはじまり!?

この本で印象的だったのが、ドイツでのエピソードです。

幸せランキング上位の北欧を経て、オランダからドイツに足を踏み入れたとたん、なんだか少しせかせかしていると感じた筆者。

ドイツの世界幸福度ランキング(国連)の順位は17位でかなり高い方だけれど、それまでの国で感じた「ゆるさ」がなくなって「緊張感」が出てきたと。

この緊張感は「競争」から生まれるものなのではないか。経済大国のドイツでは、競争を勝ち抜くことが有効なのだろう。

この国に来て以降、ずっと「競争は必要なのだろうか」と問いかけを続けながら旅をすることになった。見えてきたことは、”幸せ”という概念と”勝つ”という概念は異なるということだ。

『脱!しあわせ迷子 ―世界の幸福国を旅して集めた幸せのヒント―』

うん、うん。たしかに「勝つ=幸せ」とはならないよなぁ。

そう考えると、会社って常に競争を強いられる場所だったな、と思い当たった。私は銀行員だったので、営業のノルマが課せられる。ミスをすれば減点される。そして、各支店で順位がつけられる。

では反対に、競争のない世界とはどんなものなのか。

それは、他人と比較せず、徹底的に個を伸ばすこと、オンリーワンを目指すことなのではないか。一人ひとりの個性や特技は、誰ともかぶることはないはずだ。それを見つけることが、争いも起こらず、誰もが一番幸せになれるのではないか。

『脱!しあわせ迷子 ―世界の幸福国を旅して集めた幸せのヒント―』

これも、まさにフリーランスの生き方だよなぁとしみじみ考えちゃいました。

フリーランスになって知ったのは、誰一人として全く同じ仕事をしている人はいないということ。

みんなそれぞれに、自分のできることで誰かの困りごとを解決しています。だから、自分の仕事をひとことで表せない人のなんと多いことか!

私だって、わかりやすく「ブロガー、ライター」と名乗っているけれど、やっていることを細かく説明していったらとてもひとことでは言えないもの。

フリーランスで人と比較できる数字って「収入」くらいかなぁ。もちろん人と比べ出したとたんに苦しくなるから、「比べるのは過去の自分!(成長していることに目を向けろ)」ってのが、フリーランス必須のマインドとしてよく挙げられている。

フリーランスって、自由で、競争せずに生きられる方法だったんだな。

いつだって「自分で選べる」人生を

なんだかフリーランスに未練たらたらのように見えるけれど、外に働きに行くことも私が決めて選んだことです。

ブランク10年でいきなりフルタイムで働く自信はない。
せっかく築いた個人事業も手放したくはない。
家庭の状況的に、社会保険が手厚い方が助かる。
組織でまた働いてみたい気持ちが出てきた。

このあたりのことは、こちらのnoteに書きました。

その結果、週5のパート勤務と個人事業の組み合わせに落ち着きました。仕事内容も興味のある分野だし、給料にも満足している。

新しい働き方に挑戦することにワクワクしているんです。

「自分で選べること」は幸せのヒントのひとつ。

選んだものが自分に合わなくなったら、また選び直せばいい。

その時その時で、自分にとって最適な方法を選び続けていくのが、幸せな人生を送るひとつのカギだから。


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