【源氏⑥】源頼朝 超ボロ負けからのフェニックスV字復活! 少年ジャンプかっ!
歴史って知れば知るほどほんっとに面白い!
でも、いっぱい人が出てくるし流れも理解するのに時間かかる…。
歴史に少しでも興味を持った人にとって、ビジュアル化された「人物相関図」があれば、ちょっとは分かりやすくなるかな、との思いでつくっているnoteです。
今回のシリーズは源頼朝と源義経ブラザーズのお話。
前回の記事で20年間の流人生活を経てついに挙兵した源頼朝。
今回は初戦に勝利! →からの第2戦で超ボロ負け → かと思ったら、V字回復じゃー! の流れをご紹介します。
平清盛という超つよいラスボスに挑む頼朝がボコボコにされながらも強くなっていく。。。まさに少年ジャンプ的展開! アツいです。
伊豆で挙兵した頼朝、初戦に勝利!
義父である北条時政の支えのもと、伊豆でついに挙兵した源頼朝。
最初のバトルの相手は、山木兼隆(かねたか)!
平氏に従っている豪族です。
頼朝たちは山木兼隆の拠点に夜襲をかけ、見事、これに勝利。
ウオー!! 俺たちはやれるんじゃー!
と盛り上がります。
そんなに甘くはない… 第2戦でボコボコにされる
このままガンガンいったんで、平氏なんてこわくない!
と勢いにのる頼朝軍団ですが。
世の中、そんなに甘くはない。
人気が落ちてきたとはいえ、まだまだ世の中は平氏が圧倒的に力を持っている時代。
頼朝に付き従おう、という豪族、武士たちはまだまだ少なく「なに、平氏に逆らっとんのじゃ」というムードが大半。
頼朝軍に襲い掛かるのが、大庭景親(かげちか)率いる平氏軍。
頼朝軍団を数で圧倒する大軍団です。
この戦が、石橋山の戦いッッ!
結果的に、頼朝軍団はボロ負けしてしまいます。
北条時政の長男である北条宗時もこの戦で命を落としてしまいます。
妹の北条政子、弟の北条義時は悲しみに暮れたことでしょう…。
頼朝はこの戦場から命からがら逃げだします。
この逃亡劇で、またまたマンガ的シーンがあります。
マンガすぎるミラクル逃走中! 命びろいしたー
敵方の平氏軍であるはずの梶原景時(かじわらかげとき)が、頼朝を助けるのです。
石橋山の中を逃げ惑う頼朝たちは、平氏軍に追い詰められ、洞穴の中に身を潜めていたといいます。
頼朝たちを血まなこになって探す平氏軍。
梶原景時も頼朝捜索隊でした。
そして、梶原景時は洞窟の中で頼朝を見つけるのです...。
「おーーーーい!!! 頼朝がここにいるぞー!! みつけたぞー!」
と味方の平氏軍を呼ぶことはしない。
頼朝を見つけて討ちとれば大手柄のはずなのに、梶原景時がとったのは真逆の行動。
「頼朝さま、お逃げください」
と、見逃します。
味方の平氏軍には「ここにはいなかった。ほかを探そうッ」と告げ、立ち去ってしまいます。
何とか命拾いした頼朝たち。
ふぅーーーーーーーーーーーー あぶなかったーーーーーーーーーーー
でも、なんで?
と思ったでしょうね。
後に梶原景時は平氏の元を去り、源頼朝の軍に馳せ参じて見事に出世していきます。
おそらく梶原景時は平氏の世が終わりに近いことを予見し、ここで頼朝に恩を売っておくことで自身の後の立身出世を画策したのではないでしょうか。
この時の梶原景時のとっさの判断、すごいですよね。
彼のこの決断がまさに歴史を変えた、とも言えます。
そんなドラマチックな逃走劇を経て、源頼朝は伊豆を脱出。
海路で安房(あわ)の国、今の千葉県の南部にたどり着きます。
安房の国で頼朝、復活じゃー ラスボス平清盛はブチ切れ
安房の国で再起を図る頼朝のもとに続々と武士たちが参陣してきます。
石橋山の戦いでボロ負けした頼朝軍団ですが、それでも武士たちが集まってきます。
もう平氏の世は傾いていたのですね。
みんな、平氏の世が続くと自分たちに不利益が多いと考えていた。
なので、源氏の御曹司というスーパーブランドを持つ頼朝をかついで、平氏の世を転覆させることで自分たちが生き延びようと考えていた。
多くの武士が終結してどんどん力をつける頼朝。
それを京都で聞いた平氏のラスボス平清盛は。。。
頼朝、石橋山で死んでなかったんか、まだ生きとるやないかーーーい!!
とブチ切れします。
さて、次回は激怒した平清盛が平氏の軍団を頼朝に向けて派兵する富士川の戦い、です。
この戦いも、例にもれずマンガ的展開になります笑!
そして、ついに頼朝&義経ブラザーズが再会します。
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