記事一覧
西村賢太「苦役列車」
作者、西村賢太の19歳時の実体験をベースにした私小説。
中卒で家を出て、日雇い労働をしてその日暮らしをする主人公19歳貫多が、久しぶりに職場で友人ができてウキウキする話。(結構荒いまとめ)
貫多のダメ人間破壊衝動性質や、劣等感の裏返しの皮肉めいた言動などが、ワキノと行動原理の方向性自体は似てる気がして、ズサズサと刺さるもんがあった。(貫多の方が圧倒的にヤバい奴だし、貫多は割と酷い環境に生きてたの
俺はロックなんか聞かない
(村上龍「コインロッカーベイビーズ」の感想文を装ってただの自分語りを書いています。ご注意を!)
村上龍「コインロッカーベイビーズ」を18歳ぶりに読んでいる。現在24歳なので、初めて読んでからもう6年経った。久しぶりに手に持って、サラサラした講談社文庫の表紙を触ったら、初めて読んだときに、馬鹿みたいにのめりこんで読んで、この本をお守りみたいに大事にしてたことを思い出した。そしてパラパラ読み進めてい