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49:会社の存在意義①他人軸で考えないこと

私が新卒で勤めていたコンサルティング会社CDIの代表を務めていた、石井光太郎氏の『会社という迷宮 経営者の眠れる夜のために』(ダイヤモンド社)を読みました。
 
本書はビジネスハウツー本とは一線を画しているため、正直にいうと、少し難しいかもしれません。ただ、今まで生きてきた中で起こった、さまざま経験と照らし合わせながら、内容を咀嚼できる人には、ピッタリです。
もし、あなたが眠れぬほど、会社経営に悩んでいるのであれば、ぜひ、読んでみてください。
 
実は、私もたまに眠れぬ夜があります。経営者であろうが、会社員であろうが、個人事業主であろうが、仕事や会社のことについて、ぐるぐると頭で考えてしまうこともあるでしょう。最近の私は、「会社」というテーマについて、いつも思考をめぐらせていたので、書籍を読んでヒントを得たことを紹介しますね。
 
「なぜ、会社は存在するのか?なぜ、売上を作るのか?」
小さなスタートアップを経営していると、うまくいくことばかりではありません。壁にぶつかった時、私を信頼してくれているメンバーの顔や私に期待して投資をしてくれた株主の顔が思い浮かびます。
そして、とにかく売上を作らなきゃならない、という気持ちがむくむくと湧いてきます。経営者あるあるですね。
 
それが行き過ぎると、よくニュースで見る「不正会計」や自分のポケットマネーで売上を作ってしまうという行為につながってしまうことがあります。
石井さんが本書の中で、改めて問題提起しているのは、「本来、会社は競争するために生まれてきた訳ではない」、そもそも会社を起業した人間(代表)が夢や志を体現するために会社が作られるのだ、ということ。
だから、目的と結果が逆転していることは間違っているという指摘が、もの凄く私の心に刺さりました。
 
変化の激しいスタートアップの世界にいると、とにかく生き残らなければいけない、というプレッシャーから、「なぜ、この会社を立ち上げたのか」という思いよりも、「会社を成長させること」にフォーカスしてしまうこともあります。そして、あまりに売上至上主義になると、メンバーも数字だけを追うことになって、疲弊することもあるでしょう。
だからこそ、経営者が、経営者しかできない役割として、自分たちの会社が生み出そうとする「価値」を提示し、体現すること。
常に「ミッション・ビジョン」に立ち戻ることが大事だなと改めて気づきました。
 
経営者は、会社の規模や売上で評価されることもしばしば。
ただ、私たち起業家は他人に評価されるために起業した訳ではありません。
なぜ、この会社は存在しているのかという「存在意義」を考えながら、事業をメンバーと育てていきたいと思いました。
 
ポイント49:他人に評価されるために「会社経営」をしている訳ではない。起業家や経営者は、「他人軸」で会社を経営してはならない

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