喉がカラカラになって目が覚めて、 さっきまでたしかに夢を見ていた気がするけれど、それがどんなものだったかは忘れてしまった。 そんなふうに、知りたい書きたい触れた…
なにかを言葉にしていないと、 わたしの一部がどんどんしんでしまいそうな気がするのに なかなか、その次の一言が出てこないでいます。 最近はそんな感じの毎日を、送って…
わたしは夜に恋をしている。 一行目から、ずいぶん大胆なことを書いてしまったけれど、気に入っているのでこのままにしようと思う(朝起きて見て、恥ずかしくなったら変え…
reina happa
2021年7月15日 08:01
喉がカラカラになって目が覚めて、さっきまでたしかに夢を見ていた気がするけれど、それがどんなものだったかは忘れてしまった。そんなふうに、知りたい書きたい触れたいと思ったことの大半を、わたしは気づかないうちに忘れてしまう。すべて覚えておけるなんて、もちろんそんなわけないのだけれど、1日を振り返って文字にしようとするたび、そんな 落っことしてしまった事実すら拾ってもらえないものたちのことを思っ
2020年8月5日 00:51
なにかを言葉にしていないと、わたしの一部がどんどんしんでしまいそうな気がするのになかなか、その次の一言が出てこないでいます。最近はそんな感じの毎日を、送っています。美味しく食べるために熟させようと置いておいた果物を、機会を逃して腐らせてしまったみたいな感じです。近頃、「わたしなんて」と「これじゃだめだ」がセットの口癖になっていることに気づきました。まあ、頭の中で唱えているだけなので、口
2020年4月29日 02:41
わたしは夜に恋をしている。一行目から、ずいぶん大胆なことを書いてしまったけれど、気に入っているのでこのままにしようと思う(朝起きて見て、恥ずかしくなったら変えてしまうかもしれない)。夜がすきになったのは、小学生のころ。親と別の部屋で眠るようになって、わたしは初めてひとりでいる空間の静けさを知った。自分の呼吸音以外、なんの音もしない部屋。息を止めてみると、そこにはただただ、「無」が存在