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哺乳瓶を洗った夫が褒められたのだけど

こんにちは、ホーチミンで1歳の娘と夫と暮らすれいこです。

去年の一時帰国の時、子育てに関してとても印象的な出来事がありました。

当時、娘はまだ生後5ヶ月。
まだまだ哺乳瓶を消毒してミルクを飲ませているタイミングでした。
我が家は共働きで、私も産後2ヶ月から仕事に復帰したので、育児も夫と協力して二人でやっていました。
夫も当然のようにオムツを変えたり、ミルクの準備から後片付けをしたり、沐浴したりと奮闘してくれていました。

ところが日本に帰って、夫が一人で哺乳瓶を煮沸する姿を見た私の義両親、そして私の両親が、示し合わせたわけでもないのに全く同じことを言ったんです。

「パパも哺乳瓶の煮沸までできるのね、えらいね」と。

この言葉に、私も夫も衝撃を受けました。
哺乳瓶を消毒するのはえらいことだったの?当たり前じゃないのか?
ママである私が消毒するのは特別えらくもないのか?

さまざまな疑問(やちょっとした不満)が私の脳内を駆け巡りました。
別に褒められたくて育児をしているわけではないけれども、性別が違うというだけで、夫だけ褒められるのはちょっと違う気がする。ダブルスタンダードにも程がある。

というかそれ以前に、パパだって親です。育児に参加することが当たり前だと、私は思っていました。

でも、私の母親世代ではそうではなかったんだなとハッとしました。

思い返せば私の家庭も、父親は平日はいつも日付が回るまで残業で不在、土日もゴルフに行ったりと、いない日が多かった気がします。
母親によるワンオペが当たり前だった時代に生きてきた私の両親、そして義両親にとっては、パパである私の夫が、私が何も指示していないのに哺乳瓶を自主的に消毒しているのがとっても新鮮な姿だったのかな。


ホーチミンでは、育休を取らないパパの方が珍しいくらいです。
日本も今では昔と比べて共働きの世帯も増えてきていますし、それに伴いパパ育休をとるパパさんも増えてきています。

今後は、ママが育児!パパが仕事!みたいなステレオタイプに縛られず、仕事も育児も家事も、より得意な人が得意な方を頑張れる世の中になってくれればいいなと思います。


今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
良い1日を!

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