自信をつけたければ、環境を変えるのもあり
ホーチミンに来てから、「お肌が白いね」と褒められることが増えました。でも日本にいた頃と比べれば格段に焼けているし、お化粧も薄くなったので、焼けたお肌はみんなに丸見えなはず。
生まれつきお肌は強く、これまで30年間、荒れることもニキビができることもほとんどありませんでした。特に何もしなくてもキメが整っているし、陶器みたいと言われたこともあります。
それでも、特に思春期は肌に対するコンプレックスは持っていました。
色が黒いんです。
小さい頃からずっと水泳をやっていたからか、灼熱のテキサスで育ったからかわかりませんが、陽を浴びると人よりずっと早く肌が茶色くなり、そして一度焼けたら何年も色が抜けません。
中・高・大学そして日本でOLをしていた頃は、周りの女子のお肌の白さに憧れて、美白化粧水や美白ファンデなどを片っ端から試したことも。
でもいくら努力しても色は白くなりません。そしてコンプレックスに囚われれば囚われるほど、自分の肌の良い点を忘れて自信を失っていきました。
そんな悩ましい時期を経て、20代後半になりました。
今では自分の褐色の肌色もチャームポイントとして受け入れられる心のゆとりを持てるようになりましたし、色ではなく質が大事だと納得できるようになったので、「白さ」にこだわることはなくなっています。
ここで皮肉なのが、「白さ」に対するこだわりを捨てた最近になって「白い」ことを褒められるようになったのです。
しかもこれは、私の努力が成果を結んだからではありません。
周りの環境が変わったからです。
南国のホーチミンの日差しは、日本とは比べ物にならないほど強いです。そんな中で生まれ育ったベトナム人の大半は、当然ながら私より肌の色が濃い。
当たり前といえば当たり前ですが、そんな人々から見たら私のお肌は「白い」のです。
今の私はもう、肌の白さを褒められて一喜一憂することはありません(嬉しいことは嬉しいですけどね)。
それでも、自分がいる環境を変えるだけで、こんなにも物事の受け止め方が変わるんだなという気づきを得ることができました。
何かの分野で秀でたい人、成功したい人、勝ちたい人たちへ。
今いる場所で努力し続けるのも大切だと思います。でもそれ以上に、あなたがいる環境を変えてみる、という視点も忘れないでほしい。
自信をつけたければ、成功したければ、戦う土俵を選ぶのも大切!!
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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