強いチームを作るには、「感謝」を言い合うこと。
ある研修中の出来事。
と聞かれました。
当時の答えとしては
従業員やお客様や地域の為に何ができるかを考えながら運営するというものでした。
●従業員の誕生日を祝う
従業員との関りの中では「全従業員の誕生日を覚えることが大事」というアドバイスを受けました。
当時やってみようと思っていましたが、半年に一回お店を異動していたので、やりたくてもできませんでした。
独立後、この取り組みを意識して、全従業員の誕生会をやってみようと思いました。
独立当初はまだ従業員とはまだうまくいかず、自分が県外からきたのもあって最初は中々馴染めませんでした。
そしてお店を良くしようするあまり、指導することも多かったです。
そこで日頃の感謝を伝えようと思って、誕生会の企画をしたら、当時の副店長にものすごく反対されました。
当然の答え。
自分も初めてのことで、なんと説明していいかわからず、ひくにひけず、強引に実行しました。
当然アウエィな感じ。盛り上げるのは自分しかいなく、ピエロの恰好して、覚えたてのマジックをしながら、なんとかその場を盛り上げようと努めていました。
●従業員からの手紙
誕生日会の中盤。突然声があがりました。
驚きました。
なぜなら一番反対していた副店長だったからです。
彼女は手紙を読みあげました。
今回の誕生日を迎えたのは店長であり、副店長とは開店当初から一緒にいて苦楽を共にしてきた仲でした。
だから、日頃伝えきれていない感謝の言葉を伝えたかったということでした。
自分は泣いてしまいました。
もちろん反対していた人間が結果的に賛同して頂いたことに感動したこともあります。
日頃感謝は伝えていると思いますが、その人がいなければ感謝をする機会はないですよね。
当たり前のことですが
誕生会は感謝を述べる相手が生まれたことを祝う場です。
誕生日をお祝いされて当事者は当然嬉しいのですが、それ以上に感謝を伝える人の方が救われることをこの誕生会にて学び、そのことに感動しました。
●相手に向かい合い気持ちを確かめる
なぜならやっぱりこんな機会がない限り、きちんと相手と向き合うことはないと思います。
誕生会の終わった次の日のお店はやさしい雰囲気につつまれます。
それからは必ず誕生日を迎えた人に全員が感謝を述べる場を作り、言葉が色紙になり、最後は全員から当事者に手紙をおくる状況へと変わっていきました。
オーナーが従業員に感謝を述べる場ではなく、従業員が従業員に対して感謝を述べる場へと変わっていきました。
お陰様で当時チェーン店のお店として鹿児島に43店舗ありましたが、1番お客様が来られる繁盛店になりました。
感謝を伝えるということは自分の心の中をすっきりさせてくれます。
人間同士が感謝を言い合える場を作っていくと優しい雰囲気になり、円滑に事が運ぶようになります。
下記から申し込みできます。↓
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?