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あなたの「無意識の当たり前」が、チームを救う
みんな、内面でいろんなことを考えて、行動している。
すごいなあって思う。
でも、本人にとっては「当たり前」なこと過ぎて、
その「すごさ」に気づけていないことも多い。
もったいない、もったいない。
本日は、そんな「もったいない」お話。
いつだって、地雷を踏まない彼女
何をするにも、ちょっとだけ立ち止まり考える。
そして、最悪の事態にならないように立居振る舞うのが彼女の特徴。
念のため、予備のバッテリー持っていくか
道に迷ったら困るから、少し早めに出発しておくか
そのまま伝えたら誤解されそうだから、言い回し変えておくか
本人は、無意識レベルでやっているわけなのだけど、これってすごいことだと思いませんか。
すごく慎重という訳ではなく、むしろフットワークは軽い方。
だけど必ず、「大きな失敗」を避けるための「小さな対策」を事前に投じている。
この失敗回避能力、個人に留めておくのはもったいない。
周囲の人を見て「自分だったら、もっと◯◯しておくのに」って思うことない?
ありますね
でも、敢えてその道を選んでるのかなって思ったりします
もしかしたら、最悪の事態に気がついていないのかも?
その先に地雷があると知ったら、行動が変わるかもしれないよ。
少なくとも、わたしは地雷に気づかないタイプだから、事前に教えてくれたら嬉しいなあ。
そんな願望を伝えてみたら、彼女も自分の特性に気がついた様子。
この癖が、人の役に立つなんて考えたことありませんでした
今後は、気がついたらお知らせするようにしてみます!
これは心強い。
その嗅覚で、周囲の人を地雷から救ってくださいな。
空気が読める、負けず嫌いの彼
サーカー部で優勝目指してがんばっていたスポーツマン。
そんな彼からキャリアの相談を受けた。
自分はどうやって生きていけばいいのでしょうか?
なんとなく、自信がなさげな印象。一体全体どうしたの。
話を聴いていくと、人のことをよく見ているし・相手の気持ちもよく理解できている。周囲の状況理解ができてしまうが故に、負けず嫌いな自分を出しきれずに悶々としているのが伝わった。
勝つために努力できるエネルギーに、自ら蓋をしているのはもったいない。
周囲の人と自分を比べたり、どう見えるかを気にしたりすると、
自然な自分でいるのって難しいね。
比べる相手は、「個人」でなくても良いんじゃないかしら。
え? ……チームでもいいんですか?!
いいですとも。
もともとサッカーチームとして、1番を目指していんだもの。
チームで勝利を目指すこと、好きなんじゃない?
サッカー以外で、チームで1番目指すなんて考えたことなかった
そんな話をしていたら、やりたいことが降ってきたようだ。
春学期に向けて準備しているプロジェクトで、歴代1番の成果を出したい
これまでの先輩たちに負けないように、いいものを作りたい
あら、いい目標。それ出来たら、かっこいいねぇ。
倒すべき相手が定まり、負けず嫌いスイッチがONになった彼。
きっと、持ち前の観察眼と共感性を活かして良いチームを作ってくれることでしょう。楽しみ楽しみ。
「当たり前」に気がつくのって難しい
地雷を踏まない彼女は、
普段「当たり前」にやっていたことの「価値」に気づかなかった。
負けず嫌いの彼は、
以前「当たり前」にやれていた、強みを活かす「スイッチの入れ方」に気づかなかった。
「当たり前」って無意識にやっていることが多いから、
・他人に提供した場合の価値
・別なシチュエーションでの応用
なんて発想は持ちづらい。
だけど、「当たり前」に続けていることには、何かしらのメリットがあるから続けているわけだから。そこには、他の人や別のシーンにも役立つだろう「価値」が潜んでいる可能性があるはずだ。
人間観察好きのあなたは、フィードバック上手になれるかもしれないし、
心配性のあなたは、リスクヘッジ策を投じられるかもしれない。
コツコツ続けた英語の勉強は、プログラミングの勉強に転用できるかもしれないし、テスト対策のノート整理術は、グラフィックレコードに役立つかもしれない。
一見仕事に結びつかなそうな、あなたの「当たり前」も、
見方を変えたらチームを救う「戦力」になり得るのかもしれない。
その可能性に気づかないのは、もったいない。
あなたの「当たり前」のポテンシャル、見つめみてはいかがでしょう。
= お わ り =
最後まで読んでいただき、ありがとうございました☺︎
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