ひょんなことで占い師になった②

この記事の続きです。せっかくなので読み直してから読んで貰えたらうれしいです。

大緊張のオーディション当日

迎えてしまったオーディション当日。前日は息子を自宅保育してブログを深夜に書いた後はそわそわして落ち着かず眠れず、どうやって乗り切るんだろうな、私・・と他人事のように当日のことを考えていた。

相談の内容は仕事についてだった。恋愛がこないだと・・？！と焦る焦る。いや何がきてもおかしくないんだけど恋愛が多いもんだと思い込んでいた。

もう緊張がMAXだった。

そもそもどう鑑定していいのか分からない。素質しか見たことがない私は仕事での相談を占いを使ってどう・・？と固まってしまった。何をしに来たんだ私は・・？

見かねた面接官が緊張しなくていいですよと声をかけてくれ、そこにあるカード使ってみせて欲しいという。カード・・よく分からなかったカード・・これで何が出来るん・・？と思いながら手に取った。使い方だけは学んできていた。

今の相談についてカードを出してみた。相談に沿った内容でカードが何を伝えているのか、感覚で感じたものを伝わりそうな言葉にしてみる。

それがなんだか、感覚と言葉がしっくりきている。カードから会話の糸口が小さく見つかっていく。

自分1人でやった時はよく分からなかったカードの使い方が、相手が目の前にいる状況だとスラスラと言葉が出てきた。

相手と会話をしながら感覚でカードを出していく。

今、目の前の人に伝えたい気持ちは私の主観だろうか？と疑問に感じたことをカードが答え合わせしてくれるような不思議な感覚。

20分を予定していたオーディションは結局、1時間になった。

終わった後に面接官から「カード占い出来るじゃないですか」と言われたけど今日初めてやりましたなんて言えなく、あはは・・と受け流した。

説明書通りにカードを解釈しないのは上の世代では直感、若い方たちは霊感と呼ぶらしく、私のカードの読み方は霊感を使ったものらしかった。らしかったというほど実感がない。

直感は強い方だと思っている。人からそれを指摘されたことも何度かある。けどこれが霊感と呼ばれるものなのか。

緊張してしまうかもしれないけど自信を持てば君は大丈夫だね、と言ってもらえた。人からその言葉を貰うのは何回目だろう。

その緊張と自信のなさと、
これからも共に生きていく気がする。

オーディションは受かった。そのまま仕事になるね、と言われ来月から占い師になることが決定した。

この面接官は50代の男性だったんだけど「たくさんの占いを受けてますがあなたで2人目です、ここまで深く話ができたのは。目が潤んでしまう場面もありました。」とうれしいお言葉も頂いた。

正直、初対面でも相性が良かったのもあるだろうし（悩みに共感できたのは大きい）、コーチングセッションを長期間受けていた私はその技法を会話の中に入れていたから深い対話になったんだろうなと感じた。

やっぱり対話って楽しい。話すだけなのに心が震える瞬間がくる。

師匠とBさんを占ってみることに

オーディションが終わった後は元同僚、もとい師匠と会う約束をしていた。日程は偶然。元の職場で現役で働いているBさんも一緒。カードで占いがなんかできちゃった、と報告をした。

せっかくなので師匠とBさんも占う。オーディションと同じようにカードから何かを感じて言葉にするだけなのに会話が進む感覚がある。

師匠は私の様子を見て自分もカードを出して、Bさんを2人で占うシュールな時間ができたんだけど、70枚もあるデッキの中から同じタイミングで同じカードが出てきて本当に変な感じだった。

ちなみにBさんも師匠の影響で占いにハマり、カードを使ってみたこともあるという。

けど「なんかみえてるものが違う感じがする、やってみたけどそんな風にはならなかったもん。誰にでも出来るわけじゃないよ」と言ってくれて小さく自信になった。

師匠をみるのはカードの解釈が違うってｵｺﾗﾚﾅｲ･･?と緊張したけど私の占いで師匠の小さな悩みが解決したらしかった。そして「霊感使ってるわそれ」と言われた。霊感なのか。

同じ日に2人から霊感があるといわれ、少し実感した。

初めて使ったカードで3人を占った私はドッと疲れた。今日の私はノっていたんだと思う。

言葉と感覚が一致してこれが仕事になるんなら心を殺さなくて済むし、向いてると言えるんだろうな。

けどわたしは帰りがけに師匠に質問していた。"人間に波があるようにこの霊感やカードにも波があるよね？"。

「あるね。そうなったときは新しいデッキに取り替えたりするかな。」

この感覚と感情、どこかに形状記憶しておけたらいいのになぁ。悪いときに引き出せるようにさ。でも無理なんだよね。悔しいなぁ。

さっきまでノリノリで占いをしていたと思えばすぐ自信のない自分が出てくる。

うまくいきすぎでも怖いし、うまくいかないときはもちろん苦しい。私の気持ちはなんて取り扱うのがめんどくさいのだろう。

その生きづらさに向き合うしかない。そういう人間なんだから。

これからの私は

今日はうまくいきすぎた日だった。これから出会うお客さんはそんなにうまくいかないのかもされない。面接官にも「いろいろな人がいるからね」と含みを持たせた言い方で伝えられている。

自分の弱さと向き合いながらも、これからはもっと人とも向き合って対話をする。

心は開いたままにするから苦しくなる時もあるかもしれないけど、そうやって目を背けずに前に進む方が自分らしいから。

どんな経験積んでもいつまで経っても自信のなさがどこか消えないけど、その人間らしさとか自分らしさも愛してそのまま生きていこうと思うよ。

占い師として仕事をするし、元々のライフコーチとしても発信活動は続けるつもり。ただ占いの部分は言えないことが多いので気になる方は直接連絡を貰えたらと。もちろん心が通った対応をするので安心してね。

なんかなんか、今までで3回くらいはブログ全部読んじゃってるかも…？！って人も手間が面倒だろうけど声をかけて貰えたらうれしい。感想でも、相談でもなんでもLINEから。

臆病な私は人にがっついていけないので…首を長くして待っているので。

最後まで読めるってことはあなたと感覚が近いってことだと思うから。占い師としてでもライフコーチのれいことしてでもどちらでもいいので、話す日が来るといいな。

時間をくれてありがとう。私もたくさん時間をかけてこのブログを書いたので読んでもらえて喜んでいます。

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