ひょんなことで占い師になった①
わたしはひょんなことって言葉をよく使うんだけど、ひょんなことってなんやねんって自分でつっこみをいれて、でもやっぱりひょんなことなんだよなぁと思いながらブログを書いてる。
ひょんなことで結婚相手を見つけたし、ひょんなことで新しい仕事を見つけた。どちらも全く新しくて経験のないもの。
じゃあ私のひょんなことが起こるきっかけはなんだろう？何が繋がった時なんだろう？
たぶん、ピンときた時なんだろう。自分の中の蓄積された何かがこれだよ！って言ったときにスィーっと動いている感じ。
昨日占い師として活動していいですよと許可をもらったので占い師になるまでの経緯を残しておく。自己満足に過ぎないんだけど。
6000文字超えてしまったので半分に分けます。今日は5分ほどの大事なあなたの時間が欲しい。なかなかできない面白い体験だったの。
最近の私はというと
ライフコーチを名乗っている割に対話をしている回数が少ないような気がする。WEBから出会いたい気持ちはやまやまなのに"人と会わない仕事"になんとなく抵抗感があった。
個人でやるんなら誰かに許可を貰わなくても指示されなくても営業活動をしなきゃいけないんだけも私は自分から動くことにとても億劫で、自信もとにかくない。
自分が価値を与えられる人は絶対にいる。昔の私みたいに深い対話で変われる人は絶対にいるはずだ、って想いだけはある。けど、その気持ちを原動力にして自分で動くことができない。
妙に誰かに言い訳をしてる感じがするんだけど、いっそのことお金が無くなるまでちょっと生活してみるか・・と腹を括ってみたくなった。
学生時代からずっと一定の貯金がある生活をしていて、それが一つの安心だった。その安心が消えた時に自分はどんな行動を起こすんだろう？と気になった。
実験をすることにした。心を殺せば社会でも働ける丈夫な体なら持っている。
やっぱ就職した方がいいよね？落ち着かないな？？
社会で働かなくなって、とにかくもう落ち着かなくてとりあえずどこかに所属したくなる。
プログラミングを職業訓練で学んだこともあるし、WEBデザインなんてのも興味がある。なによりIT系にいる人たちの空気感が好きなのでその分野で新しい仕事を探そうかなぁと思った。
いや、何かを作ることはできるし最低限の成果は出せるだろうけどこれは私にとってベストな選択じゃない。
社会の目を気にして、乗り遅れないようにとそういう分野を選んでるだけでベターな選択だ。
きっと2年も経てば私は飽きる。
また新しい違う何かを求めてしまうだろう。
自分の気質が掴めてきたのでそんな風にどこからともなく声をかけてくる。私がやりたかった仕事は自分の時間を買ってもらうことだったはずだ、私の対話の価値を感じて欲しかったはずだ。
販売のお仕事もしたくなった。アパレルで働いていたくらいにやっぱり服がすき。自分に似合うを見つけた時のあのお客さんたちの顔を間近で見たい。
いや、次は化粧品がいいかな？似合うの角度を変えた分野での経験も面白そうだな。
けど、似合うに関してはそこそこで満足しちゃったんだよな。
先輩たちが季節ごとに変わるファッションをワクワクしながら眺めていたけど、私は自分の似合うが見つかればそれをベースに普通の服が着られればいい。
ずっと情報を追いたいほど熱意はない。
じゃあ私のずっと情報を追いたいほどの熱意ってなんだろう？どこからくるだろう？
前の職場で寝る間を惜しんだもの
そういえば、前の職場はとにかく学ぶことが多くて新人のうちは試験も多い仕事。教科書を頭に入れる作業にヒィヒィと騒いでた。
その時出会った占いが衝撃的すぎて教科書を読む時間を最低限にして深夜遅くなるまで占いについて検索しまくっていた。
そのきっかけが読めるブログはこちら ↓
一つ解釈を見つければ他の人の解釈が知りたくなってくる。本を買って、知識をつけたら他人の占いもしてみたくなって職場の先輩を捕まえて生年月日を聞いたりして楽しんでいた。
面白がってくれる人はいる。でもそれは全員ではない。新しい分野にワクワクして友人にも同じようなことをしたら「え、うん・・。結局それで質問に対しての答えって見つかってなくない？」と言われ玉砕した。
このとき"適職が知りたい"が質問だったんだけどその明確な答えが出せなくて詰められた。まじじゃん・・。と他人に占いをすることはそれでやめた。
占いって楽しいよなぁ、気になるんだよなぁ…仕事どうしようかなぁ…
占いが出来る子はお母さんが生き霊を飛ばしてくるタイプでおばさんが霊視してくるタイプらしかった。そういう家系。聞けば聞くほどに人生が面白い。住む世界が違う。
そんなタイプ分けも聞いたことないし、デタラメに思いそうなんだけど彼女はなにかと当ててくる。霊感らしい。鑑定回数も多くイベントに出演したこともある。
ほへぇ、霊感ねぇ・・と口を開けて聞いていた。よく分からない。私にはない。
まぁ私は普通の人で霊感なんてないし占いの学問を深めるにしても誰を師匠に専門的に学んでいいのかも分からんし、好きな時に自分で本読んで学ぶだけでいいか・・。視れないし・・。
自分のことは理解しても誰かのことなんて分からんな。
でもやっぱ楽しいな、距離を置こうとしてもまたいつの間にかハマって戻ってきちゃうな、なんだろうな、これ。
それはライフコーチとして活動してからも、こうしてブログを書いている時も占いとは離れなかった。気になるものがあればすぐに調べた。
そうこうしているうちに貯金が減ってきた。減ったなぁ、そろそろ動くタイミングだけど何しようかな。バイトもしてみるけどなんかこれじゃないな。
働くって本当に大変だな？？？？みんなどうやって生きてるの？当たり前に働けてるの本当にすごくない？？やっぱり心殺すしかないかな？？？？
全然違う仕事をしながら少しずつ発信を重ねてWEBから仕事に繋がればいいかな、でも心を殺すのやっぱイヤだなぁ。
なんか知らんうちに動けなくなるくらいに頑張り過ぎちゃうんだもん…。
結局バイトをするんなら、心残りを消した方がいい気がした。私の心残りは占いを対話に使うこと。自分がたくさん救われたから誰かも救えるんじゃないかと。
けど、提供できるレベルなの…？友達のあの顔忘れられない…。
もう分からないから占い師になりたいです！と門を叩いてみることにした。
専門家が「君は占い師になれるよ！」といえば私は堂々と占い師になれるし「いや、まあ、ちょっとそういう世界では難しいね・・」となればスッキリ諦めて趣味にして次の戦略を考える。
まずは占い師のサイトから応募した。なんとなく変な感じがした。占い師になるのに業務的だなぁと。でも方法がそれ以外分からない。
いざ占い師の面接に挑む
オーディションと面接があり、まず面接から始まった。素直に誕生日からの占いだけやっていて、霊感とかありません、と打ち明けた。
すると「カード占いができた方がいい。相談者以外の誰かが出てきたとき、誕生日が分からないときに対応できないから」と告げられた。
面接は"素質がありそう"ということで通った。面接は別日で、オーディションまでにカードの占いを練習してみてほしいとのことだった。タロットカードとかそういうの。
練習…。オーディションが本番だな…。
とはいえ、どんなカードがいいんだろうか。
面接を受けてすぐに元同僚に連絡し、その日に会えることになったのでお昼代を奢る代わりに一緒にカードを選んでもらうことに。
丁度そのときの元同僚は仕事を探しているらしかった。私は占い師になろうよ！とワクワクして声をかけた。
そもそもこの人から占いを教わったのでこの人が師匠である。師匠を仕事に誘う不思議な構図ができていた。
「いや、でも私なんてまだまだだから・・おばさんとか本当すごいからさ、仕事になんてできないよ・・」という友人に私が無防備で面接に行ったことを伝えるとちょっと気持ちが揺れていた。
「仕事について相談したいから占い師さんのところ行きたいかも」ということだったので喜んでついて行くことにした。師匠も私も占いが好きなので気分が乗れば話を聞きにいく。
他人の占いも楽しい。聞いていていいのならわくわくしながら黙っている。
そして行った先で保育士か占い師がいいと告げられていた。保育には興味がないと伝えると、「一緒に働きませんか？」とスカウトを受け彼女はそこで働くことになった。
さっきまで仕事に悩んでいた人がその日に仕事が決まるなんて人生って面白いなと感じていた。働く場所は違うんだけどね。
私はというとカードを触ってみたけどよく分からない。
キレイな絵柄のカードが使いやすいよ！と教えてもらったのでそうしたんだけど、自分のことを占ってみてもほーん？としか思えない。
そうかもしれないよね、くらいの気持ち。ピンとこない。
オーディションまでに誰かを占おうかとおもったけど勇気が出なかった。トンチンカンなことを言って自信を無くすのが怖かったし、ちょうど予定が立て込んでいる時期でぶっつけ本番になってしまった。
続きます。
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