「げんき」と「きげん」
言霊って同じ読み方の漢字で似たような意味を持っていたり、
文字を入れ替えても、同じような言霊を持つことがあります。
元気は「元からある気」
だから、「きげん(起源)」とも言えますよね。
さらに、「きげん」には以下のような漢字も並びます。
期限 = 前もって決められた一定の日時
機嫌 = 愉快か不愉快という気分
紀元 = 歴史上の出発点
一番下の「紀元」は「起源」と同じような意味でわかると思います。
ただ他の「期限」と「機嫌」はいまいちよくわかりませんよね?
簡単に解説します。
まず、「起源」というのは「起」という字があるように、
何かがスタートした地点を表しています。
何かがスタートしたということはゴール、つまり終わりがあります。
人間がこの世に生命を持ち誕生し、人生をスタートした時点から、
「死」というゴール(終わり)に向かって歩み始めています。
要するに、人生というのは永遠ではなく「期限」が決められています。
結婚で考えてもいいと思います。
結婚しなければ夫婦生活はスタートしません。
でも結婚したら死別や離別など、いずれにせよ必ず終わりが訪れます。
もう1つの「機嫌」については、
商売や人間関係に例えて考えるとわかりやすいです。
商いの原点はお客さまの「機嫌」を良くすること、
働いている人が機嫌よく振る舞うことが大切です。
人間関係も良好にしたければ、機嫌悪くしていたら難しいですよね?
このように「げんき」「きげん」共に同じような「言霊」を持っており、
全ては繋がっていることが感じ取れると思います。
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