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もう栗の甘露煮を普通には食べられなくなってしまった。
れいちゃんの野菜紹介シリーズ
長野県小布施の高級栗
人と会話をする中で”あ、自分って間違っていたんだと気づかされることって多々あります。れいちゃんの場合、”漢字読み方”で自分の誤りに気づくことが何度かありました。
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気づきました。
〇猛者(もさ)
”もさだよ”そう教えてくれたのは大学の友人でした。忘れもしない学食での出来事です。いかに単位をギリギリ取れるまで休むか、を考えている友人からの言葉を最初は信じられず。
なんだか、心にぽっかりと穴が開いたような気持ちになりました。
亡者という意味なのですね…。
〇肋骨(ろっこつ)
援助の”助”に似ている気がして。ついつい『じょこつ』とお呼びしてしまいましたとさ。
じょこつ…どこの骨なのだろうか。
一番恥ずかしいパターン
人間、誰にだって知らないことはあります。間違っていることはあります。気づいたその瞬間、教わったその瞬間に新たに学んで行けばよいのです。
しかし、世の中には”知らない方が良かった”というべき知識もございまして。れいちゃん、先日そうした知識と御対面してしまいました。”栗の下処理には相当手間がかかる”ということ。
あぁ知らなければよかった。知ってしまったからには”全栗取り扱い者”を尊敬の念を込めて本日の記事を入稿して参りたいと思います。では。
『目次』
○八百屋の小娘。大将から軽く高級栗を渡される。
○あまりにも軽い気持ちで下処理をしてみたら痛い目を見た。
〇もう栗の甘露煮を普通には食べられなくなってしまった。
燃えいる小娘です。
〇八百屋の小娘。大将から軽く高級栗を渡される。
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しっかり拭いてから店頭にお出しします。
こちら”長野県小布施の栗”でございます。れいちゃん今まで栗とは無縁の人生でしたから…小布施の栗が栗業界に置いてどれほどの権力を有するのか見当もつきませんでした。
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頼んでしまった過去があります。
栗きんとんよりも数の子。焼き栗?絶対に焼き芋。モンブランってだあれ?フルーツタルトでしょ。自分のポリシーを基に生きてきました。
なので栗業界には疎くてですね。八百屋の大将に
”小布施の栗は相当の高級品だよ”
と言われ食べてみよ、と手渡されたれいちゃん。今調べてみたら1kg4500円はくだらない高級品でした…。何たるや。しかし、それ以上に
”10月半ばにはもっと美味しい《貯蔵栗》が出てくるから”
と小布施の栗ちゃんをつなぎ的存在にしてしまう大将恐るべし。
兎にも角にも。れいちゃんはゲットした栗ちゃんを美味しく食べるべく下処理から調べ取り掛かることにしたのでした。
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〇あまりにも軽い気持ちで下処理をしてみたら痛い目を見た。
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少し緊張気味の栗
渋皮煮と甘露煮どちらも食べたことがないれいちゃんですので、栗の皮を何層分取り除けば良いのかすらチンプンカンプン。
ですので、これより披露する御手前はグーグル大先生の受け売りだ、という事を念頭に入れておいてくださいませ。
《ぼっちによる栗の皮むき発表会》
〇栗達をたっぷり水風呂で3時間放置。
〇よ~~~く洗い、洗いあがりbodyを拭き拭き。
〇密集体系集合!と袋に入れて冷蔵庫で一晩凍てつく寒さへ。
〇実は2晩冷凍しちゃった懺悔の熱湯タイム。
〇鬼から渋へのバトンタッチの瞬間を見届ける。
〇渋皮煮という選択肢を排除し、皮をムッキムキ。
〇栗達をたっぷり水風呂で3時間放置。
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心配しつつも水道水を。
たっぷりの御水に入れてあげることで皮が少しばかり柔らかくなるそうです。あんまり柔らかくなったなあ、と実感することはありませんでした。
個人差があるかと思いますが、どのサイトでも書いてあったのでマジョリティの意見なんだと思います。多分。
〇よ~~~く洗い、洗いあがりbodyを拭き拭き。
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左手でキッチンペーパー feat.栗
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整ったのか、整っていないのか。
水風呂後の栗に話しかけながら身体を拭き拭きしてあげます。
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〇密集体系集合!と袋に入れて冷蔵庫で一晩凍てつく寒さへ。
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懐かしい
![](https://assets.st-note.com/img/1665276108678-GZZ4Q8seJX.png?width=800)
このクマちゃん、水着だと思いますか?
それとも洋服だと思いますか?上下一体型すぎて判断が難しいものです。
まあ、あまり深くは考えず冷凍庫へ入れてみます。冷凍してから熱湯をかけると、鬼皮(外側の皮)だけではなく渋皮(内側の皮)まで剥きやすくなるそうです。
〇実は2晩冷凍しちゃった懺悔の熱湯タイム。
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栗用でした。
冷凍庫から出した栗ちゃんに熱湯をかけます。アチチッ。アチチ。
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熱湯をかけて皮達をふやかして剝きやすくしましょう。この後の向く工程でれいちゃんがヒーヒーいう事を栗達は知っていたのでしょうか。いや、知るまい。
〇鬼から渋へのバトンタッチの瞬間を見届ける。
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栗をまな板にセッツします。ズグダンズンブングン体操ではありませんよ?
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包丁で切り込みを入れたら、鬼皮を剥いてゆきます。冷凍してから熱湯をかけると剥きやすくなる、と描いてありましたがなんせ初めての経験ですので比較対象がありません。
剥きやすいのだ、これは。と言い聞かせます。
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中々地味な作業です。毎日モンブラン作っている人尊敬します。
〇渋皮煮という選択肢を排除し、皮をムッキムキ。
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あたくし必死です。
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形が崩れたり、半分に割れちゃったり。なかなか繊細なのね、貴方。
まあるい栗ちゃんのまま生き残れる子って結構少ないのか、としみじみ思い吟じたくなるれいちゃん芭蕉です。
〇もう栗の甘露煮を普通には食べられなくなってしまった。
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角度を探ります
水に漬けます。
冷凍します。
熱湯をかけて皮達をふやかします。
鬼皮を剥きます。
ここまでは順調だったんですよ。
イケイケどんどんでした。
しかし、渋皮剥きで心がポキッと折れてしまったれいちゃん。ポッキーです。トッポです。いや、れいちゃん的にはプリッツです。
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入れ物やな
結構型崩れしてしまったものが多かったので、甘露煮や栗おこわを作るのは少し諦めて。煮物にしました。シンプルにお醤油とみりん、それからお出汁で味付けしました。
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甘露煮を作る人を。栗をあんなに綺麗に剥ける人を。超尊敬することになった日です。
もうすぐクリスマスや年末年始(気が早い)で、モンブランや栗きんとんなどの栗勢を見かける機会が増えるでしょう。
いやあ、色々皮剥きの苦労を慮ってしまい目を背けてしまいそうです。
年末前、栗の甘露煮を普通には食べられなくなってしまいました。
それでは本日の野菜講義を終了いたします。出席カードは後ほど集めますね。
起立・れいちゃん・着席。
お読みいただきありがとうございました。
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