『精米店で修業して学んだ”おむすびの握り方”』
ヤッホーブルイーング皆さん。
水曜日のネコではなく、木曜日のれいちゃんがお送りしております。
よく小中学生の時って、冬休みに”書初め”の課題が出るじゃないですか?優秀者美文字の持ち主は休み明けのクラスの壁を占領し、クラスのみんなの視線を総なめ出来る。そんな特典てんこ盛りの課題そうそうないですよね。
まあ、そこまで目立つことも目指していなかったんですけど。綺麗な字を書いて、ちょっといい気分になりたかったれいちゃん。なんたるや。小悪知恵を働かせました。
その名も、”必殺:お手本写し”です。配られたお手本。本来は自分の半紙の左側に置くものですが、するりと半紙の下に忍ばせてその上をなぞっていくという上級テクです(どこがやねん)。早速書き始めたれいちゃん。
しかし、完成した”世にも美しい書初め課題”を見て震えました。なんと。
そうなんです。お手本の名前まで、写してしまうという大失態ハプニング発生。白バイ出動です。バチが当たったのでしょう。ズルはいけない、という事を嫌というほど痛感した苦い思い出です。
その後はしっかりと、何事もなかったかのようにお手本を半紙下から左へ人事異動させて、見ながら課題をやり終えました。
懐かしい学生時代の休みについて語り合ったところで、本日のテーマ発表へと半紙を大移動させましょう。
こちら、お手本も見ずに書けるようになった美文字をご覧くださいませ。そうです、
本日は皆様に”おむすびの握り方”についてご伝授して参ります。
実はれいちゃん、とある精米店でお米について学んだり。土鍋炊きを実践したりと”修行”を積んできたのですが...
修行の中に”おむすびの握り方相談会”もありました。つまりは、おむすびの握り方をしっぽりと学んだわけです。そんな【プロ直伝】とも名高い塩むすびの握り方を今回は米娘れいちゃんがリモート講義をしていきたいと思います。
大まかなステップは5段階。以下にダイジェストを載せて、ここについて写真付き解説していきますね。
〇炊かれたお米を愛でる(つや・香り・粘り気等)
※最重要※
もちろん今回も、れいちゃんをおむすび作りへといざなってくれたのは土鍋ごはんちゃんの存在です。炊きあがった土鍋ご飯の蓋を開けたら、その後、10分間はタイトル通り【御米を愛でるタイム】でございます。
今回おむすび作りを快く承諾してくれた品種は”新之助くん”ありがとナ。新之助。以前にも紹介した通り、炊きあがり時の香ばしい香りとしゃもじでほぐした時でも分かる粘り気が特徴です。
新之助についてもっと知りたくて仕方がなくなった猛者は、1日1回下記のnoteを読む習慣をつけてみてくださいね。
〇海苔や塩、具材等もろもろの準備合戦 feat.手袋
さあ早速おむすびを作るぜ!となりたいところですが、何事もまずは準備が大切です。用意周到、準備万端等々日本人は古来から”準備”の大切さを説いています。
ビニール手袋は「手にお米がつかないように」という意味ではすごく便利です。結構粘り気がある品種や、そうでなくともお米が手についちゃうとなんだかベタベタしちゃいますよね。れいちゃんぐらいの米仙人になると”おーベタベタ甘えたいのか”と愛おしくなってしまいますが。
そうしましたら、手袋しっかり装着です。
手袋をしたら少しだけ濡らしましょう。お米が乾燥しないように、と手袋に米粒がつかないようにという2重の意味を込めています。
そうしましたら、手の中心に小笠原の島塩(限定的)を適量乗せます。あまりにも塩分を気にする方は御塩つけなくても結構ですが、あれば美味しいぞ~と念を押しておきます。圧かけておきます。塩乗せた方がいいぞ~。
〇いざ、お米を手に乗せるぜよの段階
さあ、御塩の座布団を敷いてあげたら御米を呼びましょう。“御米ちゃ~ん!もういいよ~”と。いつの間にか、かくれんぼスタイルです。
御米の量はこれで約100gです。日々、八百屋で野菜ちゃんの体重を計ったり、自宅で禁断症状のようにせっせとおむすびを作っているので計量感覚については絶対量感があります。絶対音感は皆無です。
具を入れたいと熱望する方はくぼみを作り、その中に具を放り込みます。月のクレーターのようにくぼませることを意識しましょう。もんじゃで土手を作る担当になったことがある方は得意分野かもしれません。
ちなみにれいちゃんは”塩むすび”ですのでこの穴を静かに塞ぎました。
〇愛を込めてギュギュっとおむすびの巻
さあ、ついに”御米”の段階とはおさらばです。御米がおむすびに変身する瞬間がじりじりと近づいております。後悔のないように、御米との最後のひと時を満喫してくださいね。
満喫できましたか?そうですか、出来ましたか。
そうしましたら『必殺☆おむすびぎゅっぎゅタイム』へと移りましょう。
先に弁明しておきますが、”ぎゅっぎゅ”には両手を使う必要がありまして。
なかなか写真に収めることが困難だったので、過程が若干飛び飛びに思う方もいらっしゃるかもしれませんが…。腕は3本ありません。致し方無いと妥協してください。
⑴山の形にぎゅっぎゅと2回転。
こんな感じで御米粒同士が手を繋ぐ感じ。
⑵奥から手前に山をひっくり返して(説明困難)再度ぎゅっぎゅTIME
ここまで来たらつないだ手が一周し、米粒によるイッツアスモールワールドの大合唱が始まりそうです。
キラキラりん。艶感が…ま、眩しい…。
〇ノリノリ海苔タイム。お内裏様とお雛様スタイル
用意してあった海苔に必ず”お待たせ”と言いましょう。理由なしに、当たり前のように遅刻してくる人は金輪際会いたくなくなります。ちなみにれいちゃんはよく遅刻します。と言いかけて気づきました。
あんまり待ち合わせしない…。
そういえばあたくし。ぼっちだった、と。
”黒”というこれまで御米達とは無縁だった色味におどろくおむすび達に”大丈夫だよ”と安心させる言葉掛けをしましょう。おむすびだって不安なんです。
こんな焼きおにぎり男は無視しましょう。
まずはノリノリに海苔をセットします。
天女の羽衣のように後ろからカーディガンをかけてあげるイメージです。
左右どちらからでも構いません。カーディガンに腕を通してあげるかのように前に海苔海苔を持ってきます。
完成です☆
仲間たちも続々集結します。6人いて出来るスポーツの一例はアイスホッケいだそうです。6人家族になったら参考にしてみようと思います。
こうして見事におむすびが増産されたれいちゃん邸宅。
こんな感じで食べたよ~の時間です。
うーん、どう見ても絶品すぎる。(自画自賛)
あ、ちなみに今更ですが、
精米店の大将直伝過ぎる極秘情報ですのでこのnoteの存在はどうかご内密にお願いしますね?最後に、おむすび作りの5ステップを振り返ってお別れしましょう。
塩むすびは不在だし、海苔をつけている子は少ないですが…終わりよければ全てよし!ということで、本日もどうもありがとうございました♡
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