iDeCoで作った老後資金が退職時に暴落したら?③

こんばんは。
ショートスリーパーに憧れるレイです。

さて。
本日はiDeCo暴落シリーズ最終です。
昨日に引き続きアウトプットしていきたいと思います。


3. じゃあどうすればいいか?

対処法は2つあります。

▼対処法①
歳を取ったら、暴落の影響を大きく受けるようなポートフォリオにしてはいけません。
年齢が上がるごとに、債券やキャッシュの割合を増やすということです。

50歳を過ぎたぐらいから、配分変更スイッチングで債券の割合を増やしていきます。

配分変更とは、毎月購入する運用商品の種類や配分割合を変更していくことを指します。

例えば毎月株を100%で10万円ずっと積み立てていたのを、毎月7万円を債券にして、3万円を株を買う形態に変えることや、10万円を債券100%にするというようなイメージです。
→毎月株を買ってたのを債券を買う比率を増やしていくということです。

スイッチングとは、これまでに積み立ててきた資産の商品構成などを変更することを指します。
要はある年齢を機に株ばっかり買ってきていたのを株を売って、債券に変更するということです。


▼対処法②
運用しながら、「定率」で取り崩すことです。
→定額ではなく、定率です。

積立は定額です。
これはどういうメリットがあるかというと、相場が高いときには少なく買って、安い時は多く買えることです。

取り崩しは定率で行うということが大切とのことです。
なぜなら、相場が高い時に多く売って、安いときに少なく売るという効果があります。
例えば、持ってる部分の毎年4%ずつ取り崩すなど、ドルコスト平均法の逆のようなイメージです。

定率取り崩しは順序リスクを低減する効果があるようです。

4. まとめ

▼iDeCoは3つのリスクに備えて
シンプルで低リスクなポートフォリオを定率で取り崩していくことが大切です。

▼iDeCoは60歳以降も運用はできます。
60歳で株価が下がってたらそのまま持ち続けることはできます。
ただし70歳までに必ず申請が必要です。
ということは一生持ち続けれるわけではないです。
基本的に老後の資金です。使用用途も時期も決まってます。
70歳までに回復しなかったら結局は損してしまいます。
そのうち右肩上がりだからと悠長なことも言ってられません。

▼iDeCoの節税メリットだけを活かして老後資金以外を運用したらどうでしょうか?
節税メリットはありますが、資金拘束が微妙です。
いつ使うか分からないということであれば、積立NISAで十分です。

iDeCoだけで考えずに国民年金や老後の労働を組み合わせてバランスをとっていきましょう。

運用目的によって手法は変わります。
同じインデックス投資でもiDeCoは老後資金のための運用だから、特定(60歳)時点での明確な出口戦略が必要です。
→高配当投資や他の投資とは目的が違います。

使用時期、用途を定めない運用は株式長期投資が最適解と言われてました。
余剰資金を長期間運用するには米国株100%安心感があります。それがいわゆる積立NISAです。

こういうところが同じ投資でも人によって正解は違うということです。
そのため投資で何がオススメか?ではなく前提条件によっても異なりますし、自分で決めることです。

▼金の鶏を食べるのか卵を食べるのか?
*配当の出ない投資の場合
例えば楽天VTIやS&P500などだと、キャピタルゲイン(値上がり益)で利益を確定させるわけです。
つまり資産総額が減っていたらダメです。
どこかで売っていく戦略が必要です。
これは鶏をどこかの時点で美味しく食べるということです。

*高配当株投資の場合
例えばHVD,VYM等です。
高配当株投資はインカムゲインで利益確定させます。
つまり資産総額は気にしなくてよく、基本は持ち続ける戦略です。
鶏は持ち続けて卵を食べる戦略です。

どちらが良い、悪いではないですが、
高配当株ポートフォリオだと、長生きリスクに対応でき、投資判断をしないため思考力低下も関係ありません。
そして順序リスクもありません。
デメリットもあるようですが。

各自にあった投資方法を選択しましょう。

ではまた。

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