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リージョナルスタイル設立記|第5話「起業」

リージョナルスタイル事務局の原田です。ついに『リージョナルスタイル』と社名が決まり、経営ビジョンがしっかりと定まった前回。加盟企業によってバラバラだったサービスの統一を進めながら、新たな仲間を探し始めることになり・・・リージョナルスタイル設立記、第5話です!

設立記概要

2009年のリージョナルスタイル設立から2016年までを、全20話にてお届けします。
※弊社取締役の植田が2016年12月~2017年1月に個人ブログにて執筆したものを再編集して掲載しています。
※植田プロフィール
https://www.regional.co.jp/consultant/ueda.html

第5話「起業」

これって運命?

『リージョナルスタイル』として本格始動し、取締役会が機能し始めた頃、いつものように東京で会議をした後、食事をしていました。すると高岡さんが「江口さんに連絡してみようか」と電話をとりました。

江口さんは高岡さんのリクルート時代の部下。私は当時拠点が違ったのであまり面識がなかったのですが、高岡さんは今でもたまにコンタクトをとっているとのことでした。普段は地方在住の彼に、「もしかしたら東京にいるかも」という軽いノリで連絡すると、まさかの予想的中!私たちが食事をしていたすぐ近くのホテルに宿泊していました。

電話をかけた私たちも、かけられた江口さんもビックリです(笑)。その場に合流してもらい、楽しく食べて飲んで歌って、「ほなまた!」とお別れしました。

ここで一つ補足になりますが、リージョナルスタイルが創業時から続けていることは、各地域のサービス拠点をすべて別法人にしていることです。リージョナルスタイルと各地域の法人に資本関係はなく、それぞれがリージョナルスタイルに加盟するという、いわばフランチャイズのような方式をとっています。

この方式をとっているのには、高岡さんがリクルート時代に経験したことが強く影響しています。

当時、高岡さんは全国20数拠点を展開する事業の部長だったのですが、それらの拠点を支店としてマネジメントするのは、個別のマーケット事情や拠点マネージャーの強みを活かすのに適さないと感じたそうです。

そんな背景もあった上に、リージョナルスタイルを設立したときには、すでにそれぞれが会社を設立していたものですから、今のような組織形態ができる下地があったのです。

5社目の加盟企業

この頃、リージョナルスタイル加盟企業による各地域のサービスは、「リージョンズキャリア」「ライフサイズキャリア」「パーソナルキャリア」と名称はバラバラで、ブランドカラーもオレンジ・赤・緑と、まったく統一感がありませんでした。

そこで、それらを『リージョナルキャリア○○(地域名)』として統一するべく、サービス設計やWebサイトづくり、システム導入などを進めていました。そして、間もなく完成というタイミングで、そろそろ新しい拠点を展開してくれる人を探そうということになりました。

その時に役員3人の頭に浮かんだのが江口さんでした。この間、一緒に食事をした時に気合いも入ってたしな、と。そして、あらためて彼に電話すると、またしても東京にいるというじゃありませんか!ここまで来ると、私たちの方は勝手に縁を感じていました(笑)。

後日、アポイントを取り、江口さんと再会。高岡さんが事業について説明し(そのあとすぐに別のアポで離席)、丸山さんが事業の背景にある志を語り(そのあとすぐに別のアポで離席)、まさかの私と江口さんが残りました。

植田「って感じなんだけど、どうする?」
江口「あ、はい。やります!」

このとき江口さんは会社員です。

植田「マジで?今勤めてる会社はどうするの??」
江口「辞めます。で、起業します!」

会社にも家族にもちゃんと説明をして、味方になってもらった上で起業すると。

植田「よし・・・じゃあ一緒に頑張ろう!」(おいおい、マジで大丈夫か~!?笑)

江口さんと別れたあと、丸山さんと高岡さんに電話し、「やるみたいです」と伝えると、さすがに彼が即決するとは思っていなかったのか、二人とも仰天していました(笑)。

かくして、リージョナル号という小さな舟は、それまで停泊していた港から、いよいよ外海にちょっとだけ出ることになるのでした。

つづく-

<ここまでのおさらい>
株式会社リージョナルスタイルと加盟企業
└リージョンズ株式会社(北海道:高岡さん)
└株式会社クライス&カンパニー(東京:丸山さん)
└株式会社ライフサイズ(広島:植田)
└株式会社パーソナル・マネジメント(熊本:桝永さん)
└これから起業(江口さん)NEW

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